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麻疹 「はしか」
⇒急性伝染病。届出伝染病。
◎麻疹ウイルスの感染によって、発熱・咳・目の充血・全身性の発疹を起こす。
◎飛沫感染する。
◎好発年齢:2年以上〜就学年齢。
◎好発時期:春秋
病態 麻疹ウイルス感染による主に小児の発疹性疾患
検査 Koplik斑・・・上気道炎症状に続いて出現する口腔頬粘膜の小白斑
発疹・・・・・・耳後部、頸部から始まり全身に広がる紅色の斑状丘診状皮疹、融合傾向を示し、色素沈着を残す。
抗体価・・・・・高値(1〜2週間で)
白血球・・・・・基準値〜基準値以下
症状 (1)発熱:高熱         
(2)発疹: →「発疹
(3)リンパ節腫張:
(4)その他:
  1.粘膜カタル、
  2.粘膜疹、
  3.リンパ腫、
  4.気管支炎、
  5.肺炎
発疹 <1>部位:
「頚、耳介後部より始まり、全身に拡大する。」
「耳後部・頚部・顔面・上肢・体幹・下肢の順に出現。」
<2>性状:
「不規則な丘疹、米粒大。」
「一部は融合し大小不同の斑紋となるが、健康皮膚面を残す落屑は軽度で、色素沈着が残る。」
<3>発疹の出現:
「初めに軽度に発熱、次いで一旦下がり、高熱とともに発疹する。
<4>コプリック斑(Koplik斑):(カタル期)
血液像 白血球:減少
好中球:初め増加し後減少。
好酸球:消失
リンパ球:相対的リンパ球増加
検査項目 <1>WBC(↓)
<2>尿ジアゾ反応(+)
<3>麻疹抗体価(↑)
麻疹ウイルス 麻疹ウイルス・・・パラミクソウイルス科に属し、RNAウイルスである。
・飛沫感染で、感染力強い。
基準値:
4倍未満(CF法)(NT法)
8倍未満(HI法)
合併症
が怖い
7歳頃から時々物忘れをするようになり、それまで上手だった字が下手になってきた。1ヶ月ぐらいして手足が無意識的に動くことに気づき来院した。検査により、血液や髄液の中の麻疹の抗体が高いこと、脳波の異常などから『亜急性硬化性全脳炎(SSPE)』と診断された。
麻疹にかかった(1歳未満が多い)あと、数年の潜伏期間を経て発病する極めてまれな中枢神経の病気で、麻疹ウイルスによる遅発性ウイルス感染症と呼ばれている。決定的な治療法はなく。最近特定疾患に指定された。
発病を予防するには麻疹にかかることを防ぐことである。麻疹ワクチンを徹底し、子供(特に1歳未満)を麻疹から守ることである。実際ワクチンの接種が行き届いている先進国ではこの病気は最近ほとんどみられない。
麻疹はこの他にも、『肺炎』や『脳炎』といった重篤な合併症が知られており後遺症を残すことが多く、今でも軽んじてはいけない重要な子供の病気の1つである。麻疹のワクチンもやらない人が多くなったが、自分の子供を麻疹から守るためにも、1歳未満のワクチンを接種してほしい。
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