メッケル憩室
トップへ戻る病名・症状>メッケル憩室Meckel diverticulm

Meckel diverticulm ⇒胎生時の臍腸管が、生後完全に閉鎖しないために生じる腸の憩室。
◎内腔臓器の限局性拡張を「憩室diverticulum」といい、一般的には先天的に形成されたものを指すが、まれに後天的なものにも使う。
◎本来は病的な構造という意味合いを含まない概念。
(南山堂ー医学大辞典)
メッケル憩室 胎生時の臍腸管が、生後完全に閉鎖しないために生じる腸の憩室。妊娠初期にはヘソと腸管は臍腸管という管でつながっているが、妊娠8週頃にはこの管は自然に閉じて無くなってしまう。この一部が閉じずに腸管側に残ったものがメッケル憩室だ。通常、小腸末端から約100cm手前の小腸にできる。たいていは無症状で偶然見つかることが多い。メッケル憩室内には胃の粘膜が入り込むことがあり、周りの小腸粘膜に潰瘍ができる。そうすると出血が起きる。また、腸重積や腸閉塞を合併することもある。
診断 診断は、放射性同位元素を使ったシンチグラフィーにより、胃以外の場所に胃粘膜が存在することを確認することで確定できる。
鑑別 憩室に炎症が起きると、虫垂炎に似た腹痛を訴えることが多く、虫垂炎として手術されることもある。結腸のポリープの場合もメッケル憩室と似た出血を起こすので鑑別が必要。
治療 治療は手術により憩室を切除する。

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