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めまい






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めまいに用いる漢方薬
真性めまい
メニエール

良性発作性頭位めまい
眩暈
立ちくらみ
ふらつく
心身症
耳管開放症
起立性調節障害
自律神経失調症
前庭神経炎
高Ca血症
低血圧
ヒポコンドリー








めまいの分類
真性めまい vertigo
  • “外界がグルグル回る”
    “世界が沈む”
仮性めまい pseudovertigo
めまい感 dizziness
  • “フーとする”
    “フラッとする”






(vertigo)
定型的めまい
回転感又はいずれか一方への運動感あるもの

(原因)
  1. 第8聴脳神経、
  2. 脳幹の前庭核
  3. およびこれと密接な関係にある小脳の障害で起こることが多い
(dizziness)
非定型的めまい
運動の感覚がないか、あっても極めて少ないもの

(原因)・・・不特定









めまいを引き起こす2大疾患といえば
メニエール病
  • メニエール病は元来、営業マンなど激務をこなす20~30歳代に多い病気だった。
    最近は70歳くらいでも元気に働く人が増えたため、高齢者も珍しくないという。


良性発作性頭位めまい
  • 良性発作性頭位めまい症は中高年層に多い。
    過去にひどい
    中耳炎にかかったり、頭部を打撲した人がなりやすい。
    強いめまいを伴う病気は内耳に何らかの問題が起きていることが多い。
  • 内耳には三半規管や耳石、前庭神経など平衡感覚に関連する器官がそろっている。
    メニエール病は内耳に水が溜まることが原因で、強いストレスや睡眠不足、喫煙や塩分の取りすぎなどが重なると発症するとされている。
    良性発作性頭位めまい症は耳石が正しく働かないために起きる。
    気を付けなければならないのは、
    1. 手足がしびれる
    2. 言葉がもつれる
    3. ものがダブッて見える
    といった症状が重なる場合だ。
  • 脳梗塞や脳出血などが起きている可能性がある。→「動脈硬化」
  • メニエール病と同じように、耳の器官異常によりめまいを引き起こす疾患が「良性発作性頭位めまい」。めまいの4割を占めるとされる。
  • 内耳の中で平衡感覚を担うセンサー役をする耳石器の一部が代謝ではがれ、三半規管に紛れ込んで神経を刺激するために起きる。
  • めまいが数十秒と短時間
  • 「エプリー法」・・・頭の位置を動かして耳石を三半規管から出す理学療法が有効。

その他の原因
  • ・脳幹と小脳への血流に関与する椎骨動脈の流れが悪い
  • ・頸椎の形が異常。正常なら前方に向かって軽く湾曲している。






食後のめまい
食事性低血圧
  • 「食後にめまいがして、立ち上がるとふらつく・・・。
    こんな症状が続く人は食事性低血圧を疑った方が良い。
    立ちくらみと同様、血圧が一時的に低下して脳の貧血が起きる症状で、高血圧の人でも要注意。
    低血圧には普段から血圧が低い持続性のものと、何かのキッカケで血が下がる一過性のものに分けられる。
    食事性低血圧は立ちくらみを起こす『起立性低血圧』と同様、一過性のタイプ。
    加齢で起きやすく、高齢者の1/3人といわれている。

  • 食後は食べ物を消化吸収するため、血液が胃や腸に集まる。そのため、脳など体のほかの部分に回る血液量は減る。健康な人では無意識のうちに体内の自律神経が働いて、血圧や心拍数を上げて血液の循環量不足を補っている。だが、この調節機構がうまく働かない人は血圧が低下し、食事性低血圧が起きる。

  • 食後2時間程度まで血圧がジワジワ下がり続けるのが特徴で、最終的に最高血圧が20~40mmHgも下がり、顔から血の気が引いて冷や汗をかく。
  • ひどい場合はめまいを起こして失神してしまう。
    「食卓から急に立ち上がると、起立性低血圧を併発して特に失神しやすくなる」という。

  • 普段の血圧と関係なく起きるので、高血圧の人でも安心できない。
  • また、貧血と違い、一過性なので、おさまっているときに検査をしても分からない。
    • 糖尿病やパーキンソン病などの神経障害があれば、食後性低血圧になりやすい



(対策)
  • ・食事中に食休みをとる(ゆっくり食べる)
    ・一度にたくさん食べない
    ・1回の食事量を減らし、回数を増やす。
    ・食後に濃い緑茶やコーヒーを飲む。
    ・歩くことで足の裏の自律神経が鍛えられる。
    • さらに、脚に筋肉がつけば血液が下半身にたまりにくくなり、脳貧血を予防できる。
    ・血管のしなやかさを回復させるために、野菜、果物、脂肪にドコサヘキサエン酸が含まれる魚などを食べることで、しなやかさを回復できる。





メニエール病の主な原因は
  • 「耳鼻咽喉科領域の疾患の中で、難聴と共に訴えが目立つのがめまい(平衡障害)である。特に40~60歳代の働き盛りの世代ではメニエール病が原因と成ることが多い。
    この病気は激しい回転性のめまいを引き起こすのが特徴だ。めまいは30分~3時間ぐらい続くのが普通で、耳鳴りや耳が詰まった感じ、或いは難聴を伴う。
    めまいは何時襲ってくるか分からな上に、何度も繰り返すので、「めまいが怖くて外を出歩けない」という患者も少なくない。発作を繰り返しているうちに、だんだん聴力も回復しにくくなってくる。
    原因は、内耳の奥にある内リンパ腔の水ぶくれ(内リンパ水腫)と考えられているが、なぜ内リンパ腔に水がたまるかは分かっていない。
    メニエール病は原因不明のため、決め手となる治療法はいまだ見いだされていない。通常は、内耳の腫れをとる利尿薬や血液の循環を良くする循環改善薬、さらには抗めまい薬などが用いられる。
    こうした治療でめまいはかなり抑えられるが、日常的な予防策としては最も効果があるのは、食事中の塩分を減らす減塩療法だ。摂取塩分量を少なくすることで、体の中に水分が溜まらなくなり、内耳の水ぶくれを軽減できる。禁煙、適度な運動も有効で、高血圧など成人病の治療メニューがそのままメニエール病の予防にも通じる。
    メニエール病は、職業としてはホワイトカラー、性格的にはものごとを1人で思い悩むタイプの人に多い。精神的ストレスが発症の誘因になっている可能性もあるので、ストレスをためない工夫も大切だ


まずは安静シビレ注意
  • 「都内に住む60代のAさんは、勤務先の会社を定年退職したばかり、趣味の音楽鑑賞をじっくり楽しむつもりだった。ところが、鑑賞中に“どうも低音の聞こえが悪いな”と感じるようになった。続いて、目の前がグルグル回りだしたようなめまいと吐き気に見舞われた。
    立っていられないほどのめまいの場合、耳の奥にある[内耳]に何らかの問題が起きていることが多い。
    内耳は音を伝えるだけでなく、体の平衡感覚を保つ働きも担っている。
    東京大学病院耳鼻咽喉科の室伏利久講師によると、めまいの原因として最も多いとされるのは、頭の向きを変えた時などに起こる『良性発作性頭位めまい症』。たいていは2~3分で症状が収まる。一方、続いて多い『メニエール病』は起きあがれない状態が数時間続き、音が聞こえにくくなったり、耳鳴りがしたりする。どちらも症状は繰り返し起こる。Aさんはメニエール病だった。
    激しいめまいに襲われたら、吐いた物がのどに引っかからないように体を横たえ、衣服をゆるめて症状が弱まるのを静かに待つのが基本。問題のある側の耳を下向きにすると気持ちが悪くなることがあり、この時は逆っ向きに寝る。乗り物酔いの薬が効果を示すこともあるが、なるべく早めに専門医の診察を受けた方がいい。放っておくと、聴力の低下を招くこともある。
    最も危険なのは、めまいに加えて
    1. 手足がシビレる、
    2. 物がだぶって見える、
    といった状態が重なる場合だ。脳のどこかで障害が起きている可能性がある。この時は一刻も早く病院へ。処置が遅れると、命に関わることもある。
    “強いめまいが起きたら、ろれつが回るかしゃべってみたり、体をつねってみたりしてください”と室伏講師は話す。
    メニエール病の原因ははっきりしていないが、強いストレスや睡眠不足、喫煙や塩分の取りすぎなどがあると起きる可能性が高まるとされている





(重い病気が隠れているかも? )
    • 周囲がぐるぐる回る
    • 宙に浮いた感じ
    • 体がふらつく
    • 目の前が暗くなる
    など、症状やその程度は千差万別だ。

  • めまいを引き起こす病気は内耳に問題があることが多いが、めまいの他に手足のシビレなどがある場合は脳障害の可能性がある。

  • 7月に月間最優秀選手に選ばれるなど好調だった阪神タイガースの桧山進次郎選手は8月半ば、強いめまいに襲われた。
    目が回り激しい吐き気で起きあがるのも困難。病院に緊急入院した。
    診断は「前庭神経炎」。
    平衡感覚を保つ前庭神経がウイルスにより炎症を起こしたのが原因とみられる。
    前庭神経炎は珍しい病気だが、めまいで病院を訪れる人が増えている。
    軽症も含めると30歳以下の人の10人に1人がめまいやふらつきに悩んでいるという。


Wallenberg症候群
  • =同側の小脳症状、顔面の温痛覚障害、角膜反射消失、声帯及び軟口蓋麻痺と反体側体部の温痛覚障害を示す症候群。
    ◎後下小脳動脈の閉塞時に見られる。
    ◎めまい・眼振を伴うことが多い





脳が必要とする血液量は一定しています
  • 「全力で体を動かしている時でも、安静にしている時でも、脳は毎分750ccの新鮮な血が必要です。脳への血液供給を維持することが、血圧の調節メカニズムの最も重要は機能の1つです。血圧が低下して脳に届く血液が少なくなりすぎると、めまいがし、意識を失うことがあります。」→高山病






めまい症
前庭神経炎や良性発作性頭位めまい症という病気があります
  • これらの病気の名はあまりなじみがないかもしれませんが、メニエール病よりはるかにポピュラーな病気です。
    半規管や耳石器からの情報を中枢に伝える前庭神経の障害で、めまいが起きる病気が前庭神経炎です。風邪などの急性上気道炎に引き続き、突然激しいめまいが起こります。このめまいは普通は1回のみで、その後は体を動かした時のふらつきが数週間から数ヶ月続きます。

  • 一方、良性発作性頭位めまい症は、
  • 半規管の一部の異常が原因と考えられています。寝返りしたときなど、頭をある特定の位置(めまい頭位)に急に変えた場合、回転性のめまいが起こりますが、1分以内に治まります。めまいはめまい頭位をとるたびに繰り返しますが、やがて治ります。
    これらのめまいは、慢性的には積極的に運動することが大切です。逆説的な言い方ですが、一般的にめまいをたくさん経験するほど、早く治ります。
    実際のめまい患者では、必ずしも典型的な経過をとらず、様々な検査をしても診断がつかないことも少なくありません。その理由の1つとして、心理的な影響が考えられます。例えば、地震をたびたび体験すると、実際には地面は揺れていなくても、揺れて感じることがあります。めまいも同様で、めまいの原因が治っても、長期間めまいを訴えることは少なくありません。これらの例も含めて、めまいの治療には心理的側面への配慮が大切で、心と体のリラックスが、めまいの予防や治療に大切です






抗結核剤の後遺症でめまい
  • 「めまいと訴える患者の4割は原因不明だが、その1割近くを抗結核剤ストレプトマイシンなどの後遺症が占めていることを、さく病院(福岡市)の調希久子・耳鼻咽喉科部長らが調査で明らかにした。
    調さんは前任の福岡大筑紫病院勤務のとき、周りが回転しているように感じるめまいの患者で、2、30代に結核を患い、硫酸ストレプトマイシンや複合ストレプトマイシン、カナマイシンなどの注射を受けていた人が予想以上に多いと気付いた。1991年以来、すでに50人。骨折や風邪などが引き金で始まることが多い。
    坂田英治・埼玉医大教授(平衡神経科)によると、これらの抗生物質は結核治療に不可欠だった半面、「難聴」を招くなど平衡神経系への副作用が強かった。改良された製剤も、15~30年後にめまいを起こすことがあることを知っていたのは、ごく一分の年配専門医だけだ。「今の医療現場ではすっかり忘れられており、指摘は大変重要」という




西洋医学
(1)前庭性めまい
  1. 「循環改善剤」「鎮暈剤」が用いられる
    • 循環改善剤
      • 1.Hexancit 600~1200mg 分3。
          or Juvela nicotinate 300~600mg 分3。
          or Ronicol timespan 150~300mg 分2。
          or Colexamin 600mg 分3。
        2.Capilan 600mg 分3。
          or Aplactan 75mg 分3。
        3.Brendill 3T 分3。
        4.Kallikren 3T 分3。
          or Carnaculin 3T 分3食前
    • 鎮暈剤
      • 1.Travelmin 3T、分3。
          or Dramamine 3T 分3。
        2.Merislon 3T、分3。
          or Cephadol 3T 分3。
        3.Triomin 3T、分3。
          or PZC 3T 分3。
        4.Isomenyl 3Cap、分3

  2. 抹消性めまい
    抹消性めまい(抹消前庭系の障害)
    メニエール病
    突発性難聴
    良性発作性頭位眩暈症
    (BPPV)
    上向きに横になって寝返りすることで治る。
    1. 右を向いて1~10まで数を数える
    2. 上を向いて1~10まで数える
    3. 左を向いて1~10まで数える。
    すると耳石が破壊されて治る。耳石はもともと粉状のもの。寝返りで粉砕される。
    寝相が悪い人の方が耳石を壊しているので目まいしにくい。
    枕を高くすることで、三半規管の位置が高くなり、耳石が元の位置に戻り治る
    前庭神経炎
    内耳梅毒
    内耳炎
    薬物中毒

  3. 中枢性めまい
    1. 脳腫瘍
    2. 脳循環障害
    3. 頭部外傷後遺症


(2)非前庭性めまい
  1. 眼科疾患
  2. 婦人科疾患





抗めまい薬
抗ヒスタミン薬
  1. ジメンヒドリナート合剤
    • [ドラマミン]
      [トラベルミン]
脳血管拡張薬
  1. 塩酸イソプレナリン(塩酸イソプロテレノール)
    • [イソメニール]
  2. 塩酸ジフェニドール
    • [セファドール]
  3. メシル酸ベタヒステン
    • [メリスロン]
自律神経調整薬
  1. トフィソパム
    • [グランダキシン]
脳循環改善薬
  1. イブジラスト
    • [ケタス]
  2. 塩酸ファスジル
    • [エリル]
  3. 酒石酸イフェンプロジル
    • [アポノール]
      [セロクラール]
  4. ニセルゴリン
    • [サアミオン]
  5. フマル酸ニゾフェノン
    • [エコナール]
  6. メシル酸ジヒドロエルゴトキシン
    • [エポス]
      [ヒデルギン]







<1>緑色
<2>紫色



○アマ・イブキボウフウ・ウド・ウマノスズクサ・オケラ・カギカズラ・カノコソウ・キク・キリ・コブシ・サジオモダカ・サフラン・サンシュユ・シャクヤク・セミ・センキュウ・トウキ・ハッカ・番茶・ヒオウギ・ホオズキ・メハジキ・ユキノシタ

コウジン(紅参)」「イソフラボン」
アミノ酸「コエンザイムQ10」
「ニンジン」「胎盤エキス」


針灸のつぼ (めまい感)・・・
  • [][完骨][頭竅陰][風池][肩井][内関]

(気血両虚のめまい)
・・・
  • [百会][脾兪][膈兪][足三里][三陰交][気海]

(肝陽亢進のめまい)
・・・
  • [風池][][陽輔][太衝][太谿][肝兪][腎兪]





(げんき)
眩暈と心悸亢進。
動悸とめまいが同時にある時は「眩悸」ともいい、
「頭に何かかぶっているようで重くて、めまいするのを「冒悸」という。」《大塚敬節》



(だくいんじょうぎゃく)
=胃部に停留する水毒のために起こる頭痛、めまい、嘔吐など。

(ずげん)
=めまい。

=「冒眩」
頭に何か重いものをかぶっているようで、めまいすること。





漢方療法
貧血がひどくて
めまい
[四君子湯]
[連珠飲]
加味逍遥散四物湯
逆上して
めまい
[桂枝加竜骨牡蛎湯]
[加味逍遥散]
[女神散]
[麦門冬湯]
動悸が激しくて
めまい
[炙甘草湯]
[半夏厚朴湯桂枝加竜骨牡蛎湯]





めまいの漢方薬
黄連解毒湯
  1. 体質中等度以上
  2. 高血圧、のぼせ、興奮。
  3. 脳血管障害(慢性期)のめまい


加味逍遥散
  1. 虚実中間証
  2. 肩こり、疲れやすい、精神不安
  3. 更年期、軽いめまい感


  1. <起立性>


桂枝茯苓丸
  1. 虚実中間証
  2. 冷え症、のぼせてめまい。



桂枝加竜骨牡蛎湯


五苓散
  1. (水毒)
  2. 口渇、尿量少ない
  3. 動揺感、車酔い


柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. 肥満して、上腹部が膨満し、胸脇苦満があり、臍部で動悸が亢進し、興奮しやすく、驚きやすく、動悸、息切れなどを訴える者のめまいに用いる。《大塚敬節》
  2. 45歳男性。数年前から軽いめまいを訴える。眼のせいかも知れないと眼鏡をいろいろ変えてみたが良くならない。原因が分からない から、治療法がないと云われたこともある。
    腹診すると、胸脇苦満があり、大便が快通しないという。詳しくいろいろ尋ねると、この患者は外観によらず神経質で、つまらないことを気にするたちで、夜は安眠出来ないという。血圧は最高160最低94であった。
    私はこれに柴胡加竜骨牡蠣湯を用いたが、徐々にめまいが遠のき、不安感が去り、安眠出来るようになった。
    《大塚敬節》

柴胡桂枝湯

柴胡桂枝乾姜湯

柴苓湯


三黄瀉心湯
  1. 主婦。年末に多忙を極め、数日間、十分に睡眠をとらなかったためか大晦日の夜からひどいめまい困っていると云う。この女性は、平素から勝ち気で、あまり病気をしたことがない。
    往診すると、氷嚢をあてて寝ている。のぼせてたまらない、脳充血らしいという。顔面は紅潮している。脈は浮いて大きく力がある。血圧は高くない。
    こんな状態では、沢瀉や朮の入った処方が効くとな思われない。黄連の入った処方を用いる必要があると考えた。《原南陽》という大家の著した《叢桂亭医事小言》という書物には、めまいには、黄連や石膏を用いるとあったのを思いだした。そこで私は黄連・・大黄の3味から出来ている三黄瀉心湯を、煎じないで振り出しにして飲ませた。この処方を振り出しにするには、沸騰している湯の中に、2、3分間、以上の3味を浸して、その汁を飲ますのである。この際、この患者は便秘の傾向があったので、1回の分量を次のようにした。黄連1.01.0大黄1.0を熱湯100‹に浸出せしめる。
    この処方は、急激にきた病気に頓服的に用いるには、振り出しにして用いた方が良く効く。
    さて、この患者は、これを飲んで30分ほどたつと、気分が良くなったと言った。めまいも軽くなったので、そのうち眠ってしまったので、家族の者も安心した。3日間の服用で家事を手伝えるようになった。《大塚敬節》

七物降下湯


小柴胡湯


真武湯
  1. 虚証
  2. 目の前が暗くなるめまい。
  3. グラッとくるめまい(動揺感)
  4. 顔面蒼白、冷え症、虚弱体質
  5. やせ型、低血圧、下痢傾向
  6. 最高血圧が90内外というような、低血圧症の患者のめまいの用いる機会がある。しかし血圧が低いというだけで、これを用いるわけではなくて、次のような目標によって用いる。
    疲れやすく、血色が悪い。脈は遅で弱い。手足が冷える・下痢しやすい。便秘しているような場合でも、時々下痢する。下剤に敏感で、大黄の入った処方を用いると、腹痛を起こし、快通しない。腹部にも弾力が乏しく、振水音を証明出来る場合が多い。しかし、腹直筋が強直していることもある。《大塚敬節》
  7. 36歳男性。背が高く、中肉、血色も悪くない。風に向かって歩くと、めまいがする。ひどく疲れる。仕事をする気力がない。脈は弱い。腹部には振水音を証明し、臍部で動悸を触れる。夏は足がだるく、冬は手足が冷える。血圧は92-56。
    私は半夏白朮天麻湯にしようか、真武湯にしようかと迷った。もしこの患者が頭痛を訴えたとすれば、半夏白朮天麻湯を与えたであろうが、めまいと疲労感が甚だしいので、真武湯にした。これを1ヶ月ほど呑むと、何となく気力が出て、疲れが減じ、めまいも滅多にしなくなった。それに、いままで熟睡することが出来なかったが、この頃は安眠が出来て、朝起きるときのだるさをなくなった。《大塚敬節》


大柴胡湯


釣藤散
  1. 虚実中間証
  2. 頭痛、肩こり、のぼせ、耳鳴り、不眠
  3. 起床時から慢性的に続く、頭痛・めまい。
  4. 頭重、高血圧傾向、高齢者

通導散
  1. 実証
  2. 下腹部に圧痛、便秘気味で、血圧高く、めまい。


当帰芍薬散
  1. 妊娠中のめまい、産後のめまいなどに用いる機会がある。腎炎にくるめまいにも用いる。頭に何かかぶっているように重くてめまいを訴えるものを目標とする。患者は冷え症で、血色のすぐれないものが多い(漢方診療医典)
  2. 頭重頭冒感とともにめまいが有る者に用いる《大塚敬節》
  3. 当帰芍薬散証のめまいは、激しいものではなく、半夏厚朴湯のときのような不安感を伴うこともない。《大塚敬節》


女神散
  1. 実証
  2. 産前産後のめまい
  3. 血の道症でめまい



半夏厚朴湯
  1. 虚実中間証
  2. 神経症の患者のめまいに用いることが多い《大塚敬節》
  3. めまいは軽いが不安感の方が強い傾向がある。大塚敬節》
  4. 発作性に心悸亢進のくることがある。又、のどに何かつまっているような感じを訴えることがある《大塚敬節》
  5. 27歳女性。
    結婚してから5年になるが、妊娠したことなはい。今度の病気は、1年ほど前から起こり、2、3の医者の治療を受けたが良くならない。主訴はめまいで、不安感が強くて歩行が出来ない。人手を借りてやっと立ち上がるという状態である。その他に、のどに何かひっかかっている感じと、発作性にくる動悸と、下肢に
    シビレがあり、立ち上がろうとすると足がブルブルと震える。脈は沈微で、心下部で振水音を証明するが、腹は軟弱無力というほどではない。そこで半夏厚朴湯を与えたところ、1ヶ月ほどで、便所にまで歩けるようになり、3ヶ月後には外来患者として、来院出来るようになった。《大塚敬節》 
  6. 不安神経症の患者にくるめまいに用いる機会がある、めまいのほか、発作性に心悸亢進を訴えたり、ノドに何か詰まっているように感じたりすることがある(漢方診療医典)


半夏白朮天麻湯
  1. 虚証
  2. (回転性・常習性)
  3. 胃腸虚弱、冷え症の人のめまい、頭重
  4. 虚弱体質の起立性調節障害
  5. 食後手足がだるく眠い
  6. FD(機能性ディスペプシア)
  7. 気温の急激な変動や雨の降る前に増悪する。
  8. 62歳男性。
    めまいが主訴。この患者は痩せていて血色が悪い。血圧は平素150内外であるが、気温が低くなると190内外となり、冷え症で、胃腸が弱く、いつも軟便である。脈は浮大弱で、腹部に弾力が乏しく、振水音を証明する。
    私はこれに半夏白朮天麻湯を与えたが、10日ほど呑むと、めまいが軽くなった。そこで約8ヶ月間、これを飲み続けたところ、めまいが取れたばかりでなく、血色も肉づきもよくなり、翌年の1、2月の寒冷の時期にも、血圧は170を越すことはなかった。
    《大塚敬節》
  9. めまいが主訴で、これに頭痛を伴う場合が多い。それに冷え性で、血色赤味が少なく、蒼い。腹力もない者が多い《大塚敬節》
  10. 目がくらむ、甚だしければ回転性のめまい発作で立っていられない《中医処方解説》
  11. 眩暈、胃腸虚弱の者《矢数道明》
  12. 半夏白朮天麻湯証では、めまいするときは、頭痛を伴うことが多く、半夏厚朴湯証では、めまいに不安感を伴う事が多い。《大塚敬節》
  13. 胃下垂症・胃アトニー症の患者にみられるめまいの用いることが多い。同時に頭痛を伴うことがある。半夏厚朴湯証の患者のような不安感を伴うことはなく、腹証では半夏厚朴湯証のそれより虚証で弾力の乏しい、半夏厚朴湯証では比較的弾力があって、軟弱無力というほどではない(漢方診療医典)


補中益気湯
  1. 気虚の眩暈を治す:「附子」《方読便覧》


抑肝散加陳皮半夏
  1. (立ちくらみ、疲れやすい)
  2. 動揺感、抑うつ気分、動悸
  3. 26歳女性。めまいと不安感のため、一人で外出できないので、母親に付き添われて来院した。こんな患者はたいてい半夏厚朴湯で良くなるので、これを与えたが治せず、2、3の処方に転方したが、いずれも効無く、最後に抑肝散加陳皮半夏湯を用いて、めまいも不安感も去って、ひとりで来院出来るようになった。《大塚敬節》


苓桂朮甘湯(水毒)
  1. 虚証
  2. (起立性調節障害)
  3. 良性発作性頭位性眩暈
  4. メニエール病
  5. 立ちくらみ
  6. 息切れ・動悸・頭痛・のぼせ・尿量減少してめまい。
  7. めまいは回転性と動揺性。
  8. 眩暈に2道有り、<1>水飲に因って昏倒する者は「苓桂朮甘湯」、「奔気湯茯苓」の類に擬し。蓋し、「奔気湯茯苓」は降下を主とし、更に附子を加え、推下の力反って優る。<2>気虚に因って眩暈するは「補中益気湯附子」に宜し。《先哲医話》
  9. 本方は心下部に停水があって、この部が膨満し、尿利の減少があり、めまいを訴える者を治す。めまいとともに動悸を訴えるものもある。俗に言う立ちくらみによい(漢方診療医典)
  10. 起則頭眩と云うが大法なれども、臥して居て眩暈する者にも、心下逆満さへあれば用ゆるなり。それにて治せざる者は沢瀉湯なり。《勿誤薬室方函口訣》
  11. めまいがひどくて歩けない者を治した《大塚敬節》
  12. 苓桂朮甘湯コエンザイムQ10



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