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ミツバチ







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ミツバチ
ミツバチの学名:アピス・メリフェラ

ミツバチの種類
  1. 「ヒメ(コ)ミツバチApis florea」・・・タイで食用
  2. 「アジアミツバチApis cerana」
  3. 「オオミツバチApis dorsata」
       ミツバチ属で最大種。強力な毒を持つ。
      インドのナパシー族は幼虫を食べる
  4. 「ヒマラヤオオミツバチApis laboriosa」
      ネパールのパクティという料理に使う


「ニホンミツバチ」・・・オオスズメバチが天敵。
  • オオスズメバチは、ニホンミツバチの巣を見つけると、仲間を呼ぶため、ミツバチの巣やその近辺にフェロモンで印をつける、しかし、これに気がついて怒ったニホンミツバチは、400〜500匹も集まってボール状の塊をつくり、、オオスズメバチを包み込んでしまう。このボールは、ゴルフボールより一回り大きく、ミツバチの発する熱により、中の温度は48℃にもなる。オオスズメバチは蒸し殺されてしまう。
    このときにニホンミツバチが集団化するためのフェロモンは『酢酸イソアミル』という物質で、バナナのように感じられる匂いの物質
    日本には、セイヨウミツバチとニホンミツバチがいる。





7つの抗菌物質
  1. ミツバチ自体の体表
  2. ハチミツ
  3. ローヤルゼリー
  4. ミツロウ
  5. 花粉
  6. プロポリス
  7. 蜂毒












ミツバチ毒
小型タンパク質(ペプチド)、アミン、毒性酵素からなっている。
  このうちアミンは、痛みの原因となる発痛物質である。
  小型タンパク毒には、
  • メリチン、アパミン、MCDペプチド
   などが主要成分である

アミン
  • 痛みの原因となる発痛物質である

メリチン
  • 強い溶血作用がある

アパミン
  • アミノ酸28個、分子量約2000のペプチド。作用は、カルシウムイオンの細胞内増加に伴って開くカリウムチャンネルを阻害し、中枢神経を麻痺させる

MCDペプチド
  • マスト細胞という特別な白血球を破壊するため、そこから多量のアミンが放出され、痛みと炎症を引き起こす




ゲノム解読
  • 理化学研究所や東京大学などが参加する国際研究チームは、ミツバチのゲノム(全遺伝情報)を解読した。ゲノムの大きさは2億1900万〜2億3600万塩基対でヒトの1/10以下。
    遺伝子の数は10157〜15500と推定されることが分かった。成果はネイチャー2006年最新号に掲載。





ミツバチの脳細胞は100万個しかない

  • [微小脳]といわれる小さな脳で複雑な行動をとる。
    たとえば蜜のありかが
    • 100m以内にあれば円のダンス、
    • 100m以上先にあれば8字ダンス。


  • 【微小脳】ほ乳類などの大きな脳に対して、昆虫などの小さい脳を指す言葉で、水波誠・東北大学助教授が提案した。

  • [8字ダンス]を踊るときには翅(はね)をふるわせて音を立て、花までの距離を示す。その音を聞いて出かける別のミツバチは最初に出かけるときはその距離に必要な量の3〜4倍の蜜を消費するエネルギーとして持って出かける。しかし、同じは花に3、4回目に出かけるときには、ちょうど必要となる蜜量を持って出かける。最初は迷い子になった時に備えて多めに蜜を持ち、なれてくると無駄のない量に修正するという。
    なぜ、小さな脳で?・・・役割ごとの脳の作り替え
    働きバチは成虫になっても当初は巣の中で掃除や女王バチの世話をし、年をへて外に出て蜜集めをするようになり、学習能力も高くなる。


  • それにつれて記憶や学習にかかわる脳の『キノコ体』という部分の特定個所の容積が約15%大きくなる。
    久保健雄東大教授らは蜜を集める働きバチのキノコ体で、幼虫から成虫に体を変化させる変態ホルモンが結合する受容体『HR38』という部分を見つけた。昆虫では卵巣などにある受容体だが、脳で見つかったのはミツバチが初めて。しかも若いうちは無く、蜜を集めるようになった働きバチで見つかったことから、“神経回路を作り替える仕組みの1つかもしれない”と久保教授は見る。
    また、記憶や神経回路の作り替えに重要な[
    カルシウム]が集まりやすくなり遺伝子が脳で強く働いていることも発見。







女王蜂を決める酵素
  • 「ミツバチの雌の幼虫は、ロイヤルゼリーを与えられて育つと女王蜂となり、蜂蜜や花粉で育つと働きバチになるが、この違いを引き起こす酵素がはじめて解明された。
    米アリゾナ州立大とパーデュー大学のチームが2007年6月解明し、米科学誌プロス・ワンに発表した。
    この酵素は『TORキナーゼ』と呼ばれ、最初は人間の手術に使われる免疫抑制剤『ラパマイシン』が作用する酵素として発見された。その後、栄養状態に応じて細胞の増殖・成長を制御する機能が明らかになっている。






はじめから六角形の巣を作る
  • 吉田忠晴・玉川大学ミツバチ科学研究センター教授によると、“はじめから六角形の巣を作る”という。働きバチは体内でロウを合成し、腹から出す。それを後ろ脚でこすり取って口に運び、巣の素材に利用する。
    このとき、ロウを円形に固めたりせず、2枚の板が山型に合わさった壁を作る。
    次に両脇の壁を築き、下側をつなぎ合わせて六角形にしていく。
    ミツバチは内径がほぼ5.3_bにそろっている。
    ちなみに、スズメバチやアシナガバチの巣穴も六角形だが、大きさはバラバラ。

  • では、どうやって正確にサイズを測っているのか?
    吉田教授は“胸と鼻の間にたくさん生えている『感覚毛』を使って判別している”と指摘する。作業中に上下左右に頭を動かし、感覚毛に触れたときが、巣穴に適切な大きさになるという。ドイツの研究者が感覚毛に松ヤニをつけたところ、巣穴の形や大きさはバラバラになったという。








ミツバチの観察記録があります。養蜂業者がいつもと場所を変えて、ハウス内のイチゴ畑の花から蜜を採らせようとしてミツバチを放したところ、多くのミツバチが早死にをしてしまいました。その原因を調べると、意外なことが分かったのです。イチゴ畑には蜜が少ないために、ミツバチはいつもの量の蜜を集めようとして倍以上の労力を使って飛び回る必要があったのです。そのために呼吸回数が急激に増えて、酸素を大量に体内の取り込んだ結果、体内に活性酸素が大量発生し、生体にダメージを与え、死が早まったというのです。」
(リチャード・G・カトラー博士監修「効き得、飲ん得」より)




ミツバチが消える・・・・
蜂群崩壊症候群
【CCD】(colony collapse disorder)

  • 米国などで2006年秋頃から、ミツバチが大量にいなくなるナゾの現象が報告されている。死骸は見つからない。
    働きバチの数が激減するのが特徴。
    全体の3割近くが秋から冬にかけて消える事態が続いた。

原因にはウイルス・寄生ダニ・農薬・栄養不足などの説がある。


  • 働きバチだけが短期間に消えて、巣には女王蜂とサナギだけが残される。

  • 農薬→ネオニコチコノイド系の農薬でカメムシの駆除に使われる

  • ダニ→ヘギイタダニ。ミツバチの体液を吸う。





ネオニコチノイド系農薬
  • 2012年、ネオニコチノイド系農薬にさらすと、群れの中での女王蜂の数が減ったり、帰巣能力を失って巣の外で死んだりする異常を確認したと、英国やフランスのチームが3/29のサイエンス(電子版)で発表。
    マルハナバチの群れを低濃度の農薬にさらす実験をすると、6週間後には正常な群れと比べて次世代を生み出す女王蜂の数が85%少なくなることが判明した。
  • ネオニコチノイド剤。2013年、EU内で規制の対象になった農薬は、トウモロコシコムギなどの畑で使うネオニコチノイド剤3種類。2008年頃からミツバチが失踪したり大量死する事件が欧米で頻発。その原因物質として名前が挙がったのが2000年ごろから販売されていたネオニコチノイド剤。
  • 2013年、愛媛大学の河野公栄教授のグループは、愛媛県内でネオニコチノイド系農薬が、水田や河川から検出された発表。2010年〜2012年の3年間、愛媛県内の3地域13地点の水田や河川の水に含まれる、ジボテフランやニテンピラムなどのネオニコチノイド系農薬5種類をを分析した。




ネオニコチネイド系農薬
  • タバコに含まれるニコチンに似た物質を主要成分とする農薬の総称。
  • 1990年頃から殺虫剤などの用途で使われてきた。神経の働きを阻害して昆虫を殺す。ミツバチの大量死や消滅との関連が指摘されている。
  • 2013年EUの欧州委員会は
    1. クロチアニジン
    2. イミダクロプリド
    3. チアメトキサム
    の3種類の農薬を当面、2年間使用禁止にした。
  • 2015年、ハーバード大学などの研究チームは、ネオニコチノイド系農薬をミツバチに与えると、CCDによく似た現象が起きることを突き止めた。
  • チームは「与えた量は致死量より遙かに低く、実際の農場で確認されるレベル」
  • 2012年7月〜12年4月まで、米マサチューセッツ州の3カ所で計18の群れを飼育。ネオネコとノイド系の農薬のイミダクロプリドをESAの砂糖水に混ぜて与えた群れ、同系農薬のクロチアニジンを与えた群れ、農薬を与えない群れの3グループに分けて、冬越しの状況を調べた。
  • 農薬を与えた群れは気温が低くなる10月後半からハチが減少し始め、翌年4月にはほとんどいなくなり、12群中6群が消失した。
  • 周囲には死骸がほとんど見つからない。また、近くまでも来ても巣に戻れなにハチが観察された。
  • 農薬を与えない群れも10月から減り始めたが、12月末から増加に転じ、翌年4月には前年10月に近いレベルまで回復した。
  • 群れの消失は6群中、ダニの感染が広がった1群だけだった。この群れは巣の中に大量のハチの死骸が確認された。




イネに散布する農薬かも?
  • 2014年、農業・食品産業技術総合研究機構と農業環境技術研究所は、水田周辺に設置した巣箱でミツバチが大量に死ぬ原因はイネに散布する農薬の可能性が高いと発表した。
  • この農薬はイネにつくカメムシなどの防除に使っている。
  • 研究グループは2012年夏、巣箱が設置された北日本の水田周辺8カ所で調べた。
  • 巣箱の前で山のように積み重なった死骸が5カ所の巣箱で見つかった。いずれも稲の開花時期よりも後だったことから、カメムシを防除するためにまく殺虫剤が疑われた。
  • 死んだミツバチを調べると、ネオニコチノイド系など2種類以上の殺虫剤成分が検出された。
  • ミツバチが集めてきた団子状の花粉からも殺虫剤成分が見つかった。




オスバチの生殖能力が低下
  • 2016年、スイス・ベルン大学などの国際研究チームが報告。
  • ネオネコチノイド系の農薬をミツバチに与えると、雄バチがつくる元気な精子の量が4割減少する実験結果。

  • 研究チームは、クロチアニジンとチアメトキサムという2種類のネオニコチノイド系農薬を微量に混ぜた花粉などのエサを与えたミツバチの群れを半年間飼育。
  • 雄バチの生殖能力を、農薬を与えないグループと比較した。
  • 雄バチの体長やつくった精子の総量には大きな差は無かった。
  • 農薬を与えた与えた群れでは動きの鈍い精子が増え、活発な精子の数が農薬を与えない群れに比べて39%少なかった。

  • また成熟するまでの雄バチの死亡率は、農薬を与えたグループで約50%高く、平均寿命も約7日短かった。



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