ミツバチ

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関連情報
プロポリス」「ローヤルゼリー」「スズメバチ」「アシナガバチ」「サソリ

ミツバチ毒
小型タンパク質(ペプチド)、アミン、毒性酵素からなっている。
このうちアミンは、痛みの原因となる発痛物質である。
小型タンパク毒には、メリチン、アパミン、MCDペプチドなどが主要成分である
アミン
痛みの原因となる発痛物質である
メリチン
強い溶血作用がある
アパミン
アミノ酸28個、分子量約2000のペプチド。作用は、カルシウムイオンの細胞内増加に伴って開くカリウムチャンネルを阻害し、中枢神経を麻痺させる
MCDペプチド
マスト細胞という特別な白血球を破壊するため、そこから多量のアミンが放出され、痛みと炎症を引き起こす

学名 アピス・メリフェラ
種類 「ヒメ(コ)ミツバチApis florea」・・・タイで食用
「アジアミツバチApis cerana」
「オオミツバチApis dorsata」
   ミツバチ属で最大種。強力な毒を持つ。
  インドのナパシー族は幼虫を食べる
「ヒマラヤオオミツバチApis laboriosa」
  ネパールのパクティという料理に使う
「ニホンミツバチ」オオスズメバチが天敵。
オオスズメバチは、ニホンミツバチの巣を見つけると、仲間を呼ぶため、ミツバチの巣やその近辺にフェロモンで印をつける、しかし、これに気がついて怒ったニホンミツバチは、400〜500匹も集まってボール状の塊をつくり、、オオスズメバチを包み込んでしまう。このボールは、ゴルフボールより一回り大きく、ミツバチの発する熱により、中の温度は48℃にもなる。オオスズメバチは蒸し殺されてしまう。
このときにニホンミツバチが集団化するためのフェロモンは『酢酸イソアミル』という物質で、バナナのように感じられる匂いの物質
日本には、セイヨウミツバチとニホンミツバチがいる
7つの
抗菌物質
@ミツバチ自体の体表
Aハチミツ
Bローヤルゼリー
Cミツロウ
D花粉
Eプロポリス
F蜂毒
ゲノム解読 理化学研究所や東京大学などが参加する国際研究チームは、ミツバチのゲノム(全遺伝情報)を解読した。ゲノムの大きさは2億1900万〜2億3600万塩基対でヒトの1/10以下。
遺伝子の数は10157〜15500と推定されることが分かった。成果はネイチャー2006年最新号に掲載。
働きバチ ミツバチの脳細胞は100万個しかない。
[微小脳]といわれる小さな脳で複雑な行動をとる。
たとえば蜜のありかが100m以内にあれば円のダンス、100m以上先にあれば8字ダンス。
【微小脳】ほ乳類などの大きな脳に対して、昆虫などの小さい脳を指す言葉で、水波誠・東北大学助教授が提案した。
[8字ダンス]を踊るときには翅(はね)をふるわせて音を立て、花までの距離を示す。その音を聞いて出かける別のミツバチは最初に出かけるときはその距離に必要な量の3〜4倍の蜜を消費するエネルギーとして持って出かける。しかし、同じは花に3、4回目に出かけるときには、ちょうど必要となる蜜量を持って出かける。最初は迷い子になった時に備えて多めに蜜を持ち、なれてくると無駄のない量に修正するという。
なぜ、小さな脳で?・・・役割ごとの脳の作り替え
働きバチは成虫になっても当初は巣の中で掃除や女王バチの世話をし、年をへて外に出て蜜集めをするようになり、学習能力も高くなる。それにつれて記憶や学習にかかわる脳の『キノコ体』という部分の特定個所の容積が約15%大きくなる。
久保健雄東大教授らは蜜を集める働きバチのキノコ体で、幼虫から成虫に体を変化させる変態ホルモンが結合する受容体『HR38』という部分を見つけた。昆虫では卵巣などにある受容体だが、脳で見つかったのはミツバチが初めて。しかも若いうちは無く、蜜を集めるようになった働きバチで見つかったことから、“神経回路を作り替える仕組みの1つかもしれない”と久保教授は見る。
また、記憶や神経回路の作り替えに重要な[カルシウム]が集まりやすくなり遺伝子が脳で強く働いていることも発見。
酵素 女王蜂を決める酵素
「ミツバチの雌の幼虫は、ロイヤルゼリーを与えられて育つと女王蜂となり、蜂蜜や花粉で育つと働きバチになるが、この違いを引き起こす酵素がはじめて解明された。
米アリゾナ州立大とパーデュー大学のチームが2007年6月解明し、米科学誌プロス・ワンに発表した。
この酵素は『TORキナーゼ』と呼ばれ、最初は人間の手術に使われる免疫抑制剤『ラパマイシン』が作用する酵素として発見された。その後、栄養状態に応じて細胞の増殖・成長を制御する機能が明らかになっている。
六角形 吉田忠晴・玉川大学ミツバチ科学研究センター教授によると、“はじめから六角形の巣を作る”という。働きバチは体内でロウを合成し、腹から出す。それを後ろ脚でこすり取って口に運び、巣の素材に利用する。
このとき、ロウを円形に固めたりせず、2枚の板が山型に合わさった壁を作る。
次に両脇の壁を築き、下側をつなぎ合わせて六角形にしていく。
ミツバチは内径がほぼ5.3_bにそろっている。
ちなみに、スズメバチやアシナガバチの巣穴も六角形だが、大きさはバラバラ。
では、どうやって正確にサイズを測っているのか?
吉田教授は“胸犢鼻の間にたくさん生えている『感覚毛』を使って判別している”と指摘する。作業中に上下左右に頭を動かし、感覚毛に触れたときが、巣穴に適切な大きさになるという。ドイツの研究者が感覚毛に松ヤニをつけたところ、巣穴の形や大きさはバラバラになったという。
消えた 蜂群崩壊症候群(colony collapse disorder)【CCD】
米国などで2006年秋頃から、ミツバチが大量にいなくなるナゾの現象が報告されている。死骸は見つからない。
働きバチの数が激減するのが特徴。
全体の3割近くが秋から冬にかけて消える事態が続いた。
原因にはウイルス・寄生ダニ・農薬・栄養不足などの説がある。
働きバチだけが短期間に消えて、巣には女王蜂とサナギだけが残される。
農薬→ネオニコチコノイド系の農薬でカメムシの駆除に使われる
ダニ→ヘギイタダニ。ミツバチの体液を吸う。

2012年、ネオニコチノイド系農薬にさらすと、群れの中での女王蜂の数が減ったり、帰巣能力を失って巣の外で死んだりする異常を確認したと、英国やフランスのチームが3/29のサイエンス(電子版)で発表。
マルハナバチの群れを低濃度の農薬にさらす実験をすると、6週間後には正常な群れと比べて次世代を生み出す女王蜂の数が85%少なくなることが判明した。
内臓異常
2009年、米イリノイ大の研究グループは、ミツバチが突然になくなる「群れ崩壊症候群(CCD)」のミツバチは、生物が生きるのに不可欠な細胞内のリボソームというタンパク質合成器官に異常が起きている可能性が高いとする報告を米科学アカデミー紀要に発表。
遺伝子がどのように働いているのかを調べる「DNAチップ」を用い、CCDとされたミツバチ群と健康なミツバチ群の内臓の遺伝子発現状況を比較。CCDのミツバチに高い割合でリボソームの遺伝子の働きに異常が起きていることを発見した。
これらのハチの多くが、ウイルスに感染していることも分かった。


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