水虫 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 関連情報 |
「ツメ水虫」「カンジダ症」「ただれ」「掌蹠膿疱症」「真菌」 |
| 白癬 (はくせん) |
とは、皮膚糸状菌によって生じる皮膚感染症の1つである |
| 水虫 | =athlete's foot 白癬菌の一種が寄生して起きる皮膚病。 日本人の4~5人に1人が悩んでいるようだ。 水虫の原因は白癬菌というカビの一種だ。これが足の角質層に入り込むと発症する。水虫の人が部屋を裸足で歩くと、床に菌が付着し他の人に移すこともある。だが、家族の誰かが水虫にかかっているからと避ける必要はない。白癬菌が足に付着してもすぐに発病するわけではないからだ。 足の角質層に菌が入り込むには通常1~2日かかる。普通に入浴して足を清潔にしていれば菌が付着しても水虫にはならない。それでも気になる人は足や指の間を弱酸性の石けんで洗っていれば確実に予防できる。旅館やホテル・サウナで備え付けのスリッパなどをはいた時も同じだ。 白癬菌は高温多湿が大好き。 |
| 白癬菌はカビの一種。 カビ(真菌)は 『酵母』 『糸状菌』 『キノコ』 の3群に分けられます。 |
|
| 糖尿病 | 糖尿病が原因で治りにくいことがあります。 |
| なおり | にくいのはなぜ? 水虫菌ほど長年人類を悩ませているカビはない。 何故治りにくいのか? 動物が死ぬと、死体は他の生物によってすぐに食べられる。 ただ、皮膚の最も外側にあって体を保護する角質層や、髪の毛、爪などは食べ残される。自然は良くできたもので、土の中にはこうした物質を好む「角質分解菌」が300種類以上いて、せっせと食べて分解している。 その中のある種の菌は死体ではなく、生きている動物にも取り憑いて角質を食べ始めた。 この新天地の開拓に成功したのが水虫菌で、正式には白癬菌、または皮膚糸状菌と呼ばれる。カユイ病気として知られるインキン・タムシ・シラムモは、いずれも白癬菌の仕業。 インキンは内股の付け根、タムシは顔や胴・手足に、シラクモは頭髪に感染したものだ。 皮膚の中では常に新しい細胞が生まれ、それが皮膚表面の方へ次第に押し上げられていく。硬いタンパク質からなる角質層を作り、アカとなる。 水虫菌はエサとなる角質層にのみ侵入し、その下に生きている細胞層には入り込めない。 角質層には生きた細胞がいないので、異物や侵入者を攻撃する免疫機構も働かない。水虫菌は菌糸を伸ばし活発に角質を食べて繁殖する。しかし、菌糸が広がるにつれ、菌が持つ酵素や老廃物が角質層の下の生きた細胞を刺激する。すると体の免疫が活発に働き始めて、はびこえる菌糸を攻撃する。炎症反応が起きてかゆくなり、小さな水疱・ただれなどおなじみの水虫の症状が起きる。 菌は殺されるが、生き残るために逃げを打つ。菌糸は細切れになり、それぞれが丸く膨らんで数珠玉のようになる。その正体は休眠状態に入った水虫菌の細胞だ。菌糸の状態よりも生体側の攻撃に強く、数が多いので生き残る細胞も出てくる。 休眠中の菌はジットして死んだように見えるので、生体側は攻撃の手を緩め炎症も鎮まる。 すると、菌は休眠から目覚めて芽を出し、再び菌糸を張り巡らせる。 現在では良い薬が多数あり、きちんとぬれば菌はいなくなる。 ただ、タタミやジュウタン・風呂場の足ふきマットなどには、水虫菌の休眠細胞や菌糸の断片が、アカと一緒に多数落ちている。 再感染は簡単に起きる。(宮治誠・千葉大学教授) |
| 1/5人 | 乾燥と通気 専門医の調査によると水虫患者は日本人の5人に1人に上る。 かゆい症状のものばかりでなく、爪に感染した爪水虫がじわじわ進行し、自覚症状が無いために一緒に住む家族への感染源になる例も多いという。 全国の皮膚科の専門医1000人に呼びかけ、1999年と2000年の5月に患者を無作為に抽出して足疾患の実態について調べたジャパン・フット・ウィーク(JFW)研究会の報告によると、日本の水虫患者数は約5人に1人、推定で2500万人に上ることが分かった。 水虫の菌は私たちの回りにあふれており、適度な温度と湿り気が続けば繁殖する。 ▽年齢が高い ▽男性 ▽平均気温が高い地域で生活している ▽靴を1日8時間以上履いている。 ▽同居家族に水虫の人がいる。 ▽汗をかきやすい。 ▽足以来にも真菌症がある ▽ゴルフをする ▽骨・関節の病気がある。 水虫の予防には、どんなことに気をつければよいか? 「風呂で足や指の間をせっけんで洗ったら、水分や汗をふき取り、良く乾燥させる。軽石などでゴシゴシみがくのは皮膚を傷つけ、かえって水虫を繁殖しやすくしてしまうから避ける。」 「ぬれた足のまま靴下を履くのでは、いくらきれいにしてもダメ。家族に水虫の人がいれば、風呂場の足ふきマットやスリッパなどに残った菌が必ずついてしまうから」、そのためサウナに通う人に患者が多い。 |
| 感染源 | 風呂場の足ふきマット・・・こまめに洗いましょう じゅうたん・・・こまめに掃除機をかけましょう。 スリッパ・・・・共有は止めましょう。 |
| 白癬(はくせん) | ||
| =表在性の皮膚真菌症・・・かゆいとは限らない | ||
| カビの仲間である白癬菌によって起こるのが水虫。 白癬菌の種類によっては、最初からかゆくなりにくい水虫もあります。 水虫は皮膚の一番外側にある角質層に侵入し、その構成成分であるケラチンを栄養源として(食べて)、ジワジワと広がります。 ときにはツメや体まで進み。家族にまで感染します。 何らかの原因で水虫が足につくと、まず最初に足の裏又は足の指の間(特に第4趾間)にすみつきます。 数年を経て、角質層の厚いかかとやタコ、またツメに入り込みます。 さらに進行すると・・・手や体にまで及びます。 頭にできる[頭部白癬](しらくも)、股にできる[股部白癬](インキンタムシ)も同じように白癬菌に感染して起きます。 |
||
| かゆみが無くなった=治った!・・・のではありません 水虫を引き起こす白癬菌が、角質層に入り込んだだけではかゆくありません。白癬菌によって角質層の下にある顆粒層以下に炎症が引き起こされたときに非常にかゆくなります。 また薬を塗り続けている間でも、白癬菌は薬の届きにくい角質層の下部に潜んで耐えています。そのため、治療を中断したり、暖かくなると活動を再開し始めます。 |
||
| 頭部白癬 | ||
| =境界明瞭。毛が折れやすく、抜けやすい。 | ||
| 1.[脂漏]・・・境界不明確、毛髪正常。 | ||
| 2.[乾癬]・・・銀白色の厚い鱗屑、毛髪正常。 | ||
| 3.[しらくも]・・・脂漏or頭部単純性粃糠疹 | ||
| 体部白癬 | ||
| =俗称「ぜにたむし」=斑状小水疱白癬。 (タムシ、ゼニタムシ)・・・環状の紅斑になる。境界がハッキリしていることが多い。 |
||
| 1.[ジベルばら色粃糠疹]:紅斑and鱗屑縁・対側性に多発 | ||
| 2.[乾癬]:中心治癒傾向なし | ||
| 3.[環状丘疹性梅毒]:かゆみなし | ||
| 4.[貨幣状湿疹]:四肢に好発 | ||
| 股部白癬 | ||
| =俗称「いんきんたむし」=頑癬(輪郭性湿疹様白癬) | ||
| 陰股部・臀部・体幹・顔面に。 | ||
| 1.[慢性湿疹]:湿潤苔癬化 |
||
| 2.[ヘイリー・ヘイリー病]:家族内発生 | ||
| 3.[皮膚疣状結核]:かゆみなし | ||
| 4.[紅色陰癬]:辺縁隆起なし | ||
| 陰嚢白癬tinea scroti | ||
| 陰嚢は通常、白癬菌に侵されることは少ないが、まれにある。 | ||
| 足白癬 | ||
| [小水疱鱗屑型]・・・足のうらにプツプツと水ぶくれします。 | ||
| [趾間型]・・・足の指の間にできる水虫 | ||
| [角化型]・・・足の裏のかかとが厚くなり、ときにひび割れする(角質増殖型) | ||
| 手白癬tinea manus | ||
| 爪白癬tinea unguium | ||
| =ツメ水虫 爪に白癬が入り込んで、ツメが肥厚し、にごり、もろくなる |
||
| 【民間療法】 | ○あせび・キハダ・クララ・サイカチ・サンショウ・スギ・ドクダミ・松ヤニ・ムクゲ・ムラサキ。 |
| 【芳香療法】 | <1>ラベンダー+没薬 <2>ティートリ <3>マリーゴールド:ひび割れしているとき |
![]() |
越婢加朮湯 加味逍遥散 十味敗毒湯 消風散 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 当帰芍薬散 防風通聖散 麻杏甘湯 苓桂朮甘湯 |
| 治験 | ||
| 葛根湯 | ||
| 72歳の婦人。 毎年夏になると足に水虫が出来るのだが、今年はことにひどくて、10日ほど前から歩くこともできない。 往ってみると、あまりのひどさに驚いてしまった。両足の足底は全体がグシャグシャになって皮が剥けかかり、黄色の浸出液がジクジク出て、しかもそれが細菌感染を起こして、臭い膿臭を漂わせている。 2日前からは悪寒と頭痛がするので、寝込んでしまったという。口渇があり、お茶をよく飲む。便通は快通しない。足は前から非常に痒かったが、ここ数日は痛くで仕方がないという。 体格中等大、肉付き普通、脈はやや浮、腹は心下部がやや堅く張っている。頭痛・悪寒があり、表証の存在は確実である。とすれば薬方は何かということで迷ってしまった。葛根湯を先ず使いたいところだが、口渇、煩躁により白虎加人参湯も考えられる。また局所の状態から考えれば排膿散や十味敗毒湯なども考えられる。合方という手もあるが、それでは反って効果が無いこともあるし、また効果があっても、後々のためにならない。そこで十味敗毒湯石膏を煎剤で与え、葛根湯のエキスを兼用することにした。これならば表証の除去にも、局所の病変の根本的治療にもよいと考えたのである。 1週間分の薬を与えたら、“薬を飲んだら、見る見るうちに良くなった、5日目ぐらい後にはほとんど普通と同じくらいきれいになった”と報告があった。1週間後、家人が薬を取りに来て“もう外見上は何ともない。皆不思議に思っている”とのことであった。 そこで今度は十味敗毒湯だけを1週間分与えた。この時、私は水虫そのものの治療は十味敗毒湯の薬効だとうと考えていた。ところが、4、5日すると電話がかかってきて“煎じ薬を飲んでいるが、また足が痒くなってきて、病人が心配して粉末も飲みたがっているがら至急送って下さい”とのことである。 これはこれはと思って、私はいささか驚いてしまった。ことによると、これは葛根湯が効いたのではないかと気づいたのである。早速葛根湯エキスを1週間分送っておいた。そして7日後、家人がやってきて、“粉薬を飲んだらカユミが止まりました。もう少し薬は続けます”というので、葛根湯が効いたらしいことは、先ず間違いなさそうである。そこで今度は、家人が両方の薬を下さいというのを、強いて説得して、葛根湯エキス剤だけ1週間分与えた。そして、その後は全く順調である。《大塚敬節》 |
||