MRSAメチシリン耐性黄色ブドウ球菌
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MRSA =メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
◎遺伝子診断・・・・-保健適用あり
病態 多剤耐性ブドウ球菌(MRSA)は院内感染症の起炎菌。
賠償命令 交通事故の治療中のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染し骨髄炎になったのは病院側に過失があったとして、東京都内の自営業の男性(43)が日本医大に1億3700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10/31、東京地裁であった。井上哲男裁判長は「細菌感染を未然に防止する注意義務を怠った」などとして、日医大側に約6000万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は1991年6月、交通事故で日医大のい救命救急センターに搬送された。細菌に感染している可能性があるのもかかわらず、1週間後に右足の骨折について内側から固定する手術法を採用。右足に障害が残った
院内感染
MRSA
殺す
タンパク質
農水省蚕糸・昆虫農業技術研究所はカブトムシの体内から、抗生物質が効かず深刻な社会問題となっているメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を殺す新しいタンパク質を発見した。カブトムシが雑菌の攻撃から自らの身を守る生体防御の一種。MRSAの細胞膜に穴を開ける働きがあり、殺菌効果が高い。
このタンパク質は生体防研究室の山川稔室長らが、日本在来のカブトムシの幼虫の血液から分離した。43個のアミノ酸で出来ている。耐熱性があり、100℃でも機能を失わない。
 アミノ酸が43個のままでは大きすぎて、人間の体内に投与すると異物として認識されるが、研究グループはこのうち12個のアミノ酸だけでも殺菌効果があると推定している。
 順天堂大学・平松啓一教授「MRSAの台頭は抗生物質の乱用や、新しい抗生物質の開発を怠ってきたことが大きい。ただMRSAに効く物質はたくさんある。それが利用出来ないのは人の細胞に対する毒性やアレルギー反応などの問題があるからだ」
 「この抗菌タンパク質は、菌の体に穴(細胞膜)を開け攻撃する。通常の抗生物質は細菌が体を構成するタンパク質を作るのを邪魔することで菌を殺す。研究グループによると、菌の細胞膜に穴を開けるという作用はこれまでの抗生物質には無く、耐性菌が出来にくいと考えられる。
市中獲得菌 1999年。米ミネソタ州・ノースダコダ州で、小児4人が劇症肺炎で死亡した。セフェム系抗生物質で治療していたが全く効かなかった。ところが、全員から院内感染の主犯とな異なる構造のMRSAが検出された。病院内のMRSAは1回の分裂に20〜28分かかるのに対し、この市中獲得菌は13.9分に1回と増殖のスピードが極めて速かった
市中型 1歳児死亡
院内感染ではなく、地域や学校での広がりを懸念されている市中型のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)のうち、強毒性の菌に感染した1歳男児が2006年、重症肺炎を起こして死亡していたことが2007年4/1分かった。
市中型MRSAは欧米などで問題化しているが、日本で死亡例が確認されたのは初めて。
男児の治療に当たった北里大病院によると、男児は発熱・咳などの症状で別の総合病院を最初に受診、「肺炎」と診断された。その後北里大病院に入院し、抗生物質の投与を受けたが、入院から約10日後に死亡、血液からMRSAが検出された。
男児はそれまで入院の経験が無く、菌の遺伝子構造も病院外で感染を広げる市中型と一致。さらに、白血球を壊す毒素をつくる強毒菌だった。
坂東由起・北里大小児科講師は「MRSAに市中型があることは知られてるが、今回のような強毒菌に遭遇したのは初めて。注意喚起していきたい」と語る。
世界的には強毒菌が流行の中心で、米国やフランスなどでは1990年代後半に死亡例が相次いでいる20074/2日本経済新聞より
アメーバ 英国のバス大学の研究グループは、院内感染などの病原体であるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が、ある単細胞アメーバの体内に取り込まれると約1000倍に増殖することを突き止めた。
このアメーバは様々な細菌を取り込む性質があり、その体内で増殖したレジオネラ菌は抗菌剤が効きにくくなることが知られている。
この単細胞アメーバは風などに乗って散らばりやすい。細菌が拡散するときの「移動手段」の1つになっている可能性がある。
新、抗生物質 米メルクの研究チームは、体の弱った人に感染すると死亡の恐れがある「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」に有効な新しい抗生物質を発見した。
南アフリカの土壌中に住む菌の一種が作る化学物質『プラテンシマイシン』。
これまでの抗生物質とは作用の仕組みが異なるので耐性が生まれにくい。
肺炎球菌やバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)にも効果があった。
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