むかつき
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むかつき 吐き気、胃部不快感、ムカムカする











「2ヶ月前に50歳のサラリーマンMさんが“最近空腹時にむかつくようになった”と言って外来を訪れた。他に目立った症状はなかったが、胃を内視鏡で検査したところ、早期の胃ガンが見つかった。胃の切除手術を行い、現在では勤務に復帰している。
むかつきは決して珍しいことではない。誰もが一度は経験する不快な感覚である。
アルコールを飲み過ぎた翌朝にみられることもあれば、妊娠に伴うつわりや乗り物酔いでも起きる。
食道や胃・十二指腸などに何からの病変がある場合や食中毒、
急性肝炎膵炎でも見られる。
まれに、虫垂炎の初期やメニエール病のような耳鼻科領域の疾患や脳の病気でも起こりうる。

もともとむかつきは、脳にある嘔吐中枢という部位が腹部の臓器や内耳からの刺激を受けて発生する。また脳腫瘍などでも嘔吐中枢に直接刺激が加わる場合もある。嘔吐の際、顔色が悪く、冷や汗や低血圧などの症状を伴うのは、嘔吐中枢と近い距離にある自律神経中枢が同時に刺激されるからである。
嘔吐という現象は、胃の出口が閉まり、胃の入り口が緩み、腹筋が急に膨張したときに起こり、胃の内容物が食道へ逆流し、吐き出されることになる。
そこで、むかつきには何か思い当たる誘因があるのか、食事との関係、他の症状があるのかなどが診断のポイントとなる。[胃や十二指腸の炎症]、[潰瘍]や[早期がん]では、その初期症状としてむかつきがしばしば現れるので重要な徴候の1つである。[
虫垂炎の場合]、まずむかつきが生じ、次いで右下腹部痛が現れる。[メニエール病では]むかつきの他にめまい、[脳の病気では]頭痛など特徴的な症状が現れる。
明らかな誘因がなく、むかつきを自覚したときには消化器外科に相談するのがよい。
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半夏厚朴湯
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