(参考)
- 《金匱要略》では「瀉心湯」、後世方では「三黄瀉心湯」と呼ぶ。
心煩し、心下痞に、之を按んじて濡なる者を治す。《吉益東洞》
- 《金匱要略》・・・瀉心湯の条に心気不足、吐血、衂血、瀉心湯之を主ると曰う。即ち不足と云い、又瀉心と云う。是れ後世の論説に由って起こる所なり。為則按ずるに《千金方》の不足を不定に作る是れ仲景の古なり。蓋し心気不定は煩悸の謂なり。故に心中煩悸し心下痞して諸証を発する者に此湯を用うれば皆治す。啻に吐血衂血のみならざらんや、是に因って之を観れば不定の煩悸たるや明らかなり。《重校薬徴》
- 心気不定、心下痞し、之を按ずるに濡なる者を治す《方極》
- 吐血、衂血、諸血症にして、その人心下痞硬し、欝欝として熱煩し、大便硬く、劇しき者は舌黄にして、面目赤し。瀉心湯之を主どる。《医聖方格》
- 此方は上焦瀉下の剤にして、その用尤も広し。《和剤局方》「三黄湯」の主治熟読すべし。但し気痞と云うが目的なり。《勿誤薬室方函口訣》
- 心気不足:は《備急千金要方》では「心気不定」となっている、いずれにしても、気分が不安でイライラして落ち着かないのを云ったものである。興奮したり、気分がイライラしたり、落ち着きを失ったり、狂躁という状態がよく見られる。又、幻覚を訴える者もある。《大塚敬節》
◎のぼせを引き下げ、気分を落ち着かせ、興奮を静め、便通をつけ、炎症を去り、出血を止め、食を進める効があるので、応用範囲が広い。《大塚敬節》
- 宋板の傷寒論や成本傷寒論では大黄と黄連の2味であるが、康平傷寒論では、これに黄芩が配剤されている。《大塚敬節》
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