(解説)
- 風湿血脈に浸淫し、瘡疥を致生して痒絶えざるを治す。及び大人小児風熱疹身に遍く、雲片斑点たちまち有り、たちまち無きに併せて効あり。
- 此方は頑固なる皮膚病に屡々用いられる。
風湿血脈に浸淫するとて、夏季暑熱の侯に毎年発する悪瘡に効を奏し、皮膚枯燥或いは時に分泌物あることあり、痒甚だしき皮膚病に用いる。又、慢性となれるジンマシンにも応用される。夏期には増悪する皮膚病、古方なれば白虎加人参湯などの症がある。本方は更に長引き毒深く血燥のものによい。《漢方後世要方解説》
- 当帰、地黄=血燥を潤す。
苦参=癰腫、瘡疥を治す
牛蒡子=瘡毒、風熱を消す
知母=熱渇を除く
胡麻=血を涼し、毒を解す
蝉退=風を消し、熱を除く 荊芥、防風=風を去り、瘡を治す
- 風湿、血脈に浸淫し、瘡疥を致生し、掻痒絶えざるを治す。及び大人小児、風熱、疹、身に遍く、雲片斑点、乍ち有り乍ち無きも、並びに効あり。
- 此方は、風湿血脈に浸淫して瘡疥を発する者を治す。一婦人、年30代、年々夏になれば総身悪瘡を発し、肌膚木皮の如く痒搨、時に稀水淋漓、忍べからず。諸医手を束ねて癒えず。余、此の方を持ちゆること1ヶ月にして効あり、3ヶ月にして全く癒える。《勿誤薬室方函口訣》
- 目標:《大塚敬節》
<1>消風散の効く湿疹は、夏期に増悪する傾向があるが、1年中同じ状態の患者もいる。また、
<2>口渇を訴える傾向があり、湯茶を好んで飲んでいる患者が多い。
<3>分泌物が多いということも、消風散を用いる目標である。しかし、分泌物
のあまり無いものに用いて効いたこともある。
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