しょうふうさん
消風散
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消風散 (外科正宗)
当帰3.0 地黄3.0 石膏3.0
防風2.0 蒼朮2.0 木通2.0
牛蒡子2.0 知母1.5 胡麻1.5
蝉退1.0 苦参1.0 荊芥1.0
甘草1.0


(目標)
  • 分泌物が多く、かゆみが強い、以下の症状・疾患に用います

消風散の応用範囲

副作用
(注意)
  • (消化器)
    食欲不振・胃部不快感・吐き気・嘔吐・軟便・下痢


(解説)
  • 風湿血脈に浸淫し、瘡疥を致生して痒絶えざるを治す。及び大人小児風熱疹身に遍く、雲片斑点たちまち有り、たちまち無きに併せて効あり。
  • 此方は頑固なる皮膚病に屡々用いられる。
    風湿血脈に浸淫するとて、夏季暑熱の侯に毎年発する悪瘡に効を奏し、皮膚枯燥或いは時に分泌物あることあり、痒甚だしき皮膚病に用いる。又、慢性となれるジンマシンにも応用される。夏期には増悪する皮膚病、古方なれば白虎加人参湯などの症がある。本方は更に長引き毒深く血燥のものによい。《漢方後世要方解説》
    • 当帰、地黄=血燥を潤す。
      苦参=癰腫、瘡疥を治す
      牛蒡子=瘡毒、風熱を消す
      知母=熱渇を除く
      胡麻=血を涼し、毒を解す
      蝉退=風を消し、熱を除く
      荊芥、防風=風を去り、瘡を治す
  • 風湿、血脈に浸淫し、瘡疥を致生し、掻痒絶えざるを治す。及び大人小児、風熱、疹、身に遍く、雲片斑点、乍ち有り乍ち無きも、並びに効あり。
  • 此方は、風湿血脈に浸淫して瘡疥を発する者を治す。一婦人、年30代、年々夏になれば総身悪瘡を発し、肌膚木皮の如く痒搨、時に稀水淋漓、忍べからず。諸医手を束ねて癒えず。余、此の方を持ちゆること1ヶ月にして効あり、3ヶ月にして全く癒える。《勿誤薬室方函口訣》
  • 目標:《大塚敬節》
    <1>消風散の効く湿疹は、夏期に増悪する傾向があるが、1年中同じ状態の患者もいる。また、
    <2>口渇を訴える傾向があり、湯茶を好んで飲んでいる患者が多い。
    <3>分泌物が多いということも、消風散を用いる目標である。しかし、分泌物 のあまり無いものに用いて効いたこともある。


(鑑別)
  • 消風散(太陽病)
    • 口渇、内熱、分泌物多い、かゆみ<極甚>、あせも、ジンマシン、頑固な皮膚病
  • 葛根湯(太陽病)
    • 項背のこわばり、頭痛、発熱、無汗、脈浮緊・数
  • 十味敗毒湯(少陰病)
    • 過敏性体質、神経質、胸脇苦満、発熱悪寒、化膿
  • 温清飲(厥陰病)
    • 充血、皮膚黒(黄)褐色、皮膚掻痒、皮膚枯燥
  • 当帰飲子(厥陰病)
    • かゆみ、貧血気味、皮膚乾燥
  • 白虎加人参湯(陽明病)
    • 激しい口渇、口舌乾燥、尿利頻数、大便硬、煩躁