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(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散 |

目標
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色白で、貧血・冷え症気味の人の、以下の症状・疾患に用います。
・「月経不順」
・「月経痛」
・「更年期障害」
・「痔」
・「貧血症」
など広範囲に応用されてきました。 |
| 注意 |
薬剤過敏症(発疹・かゆみ) |
GOT上昇
GPT上昇 |
(消化器)
食欲不振・胃部不快感・吐き気・嘔吐・腹痛・下痢 |
| 当帰芍薬散の構成生薬 |
| 当帰・川・芍薬・茯苓・白朮・沢瀉 |
| 【原典】 |
「当帰3両、芍薬1斤、茯苓4両、白朮4両、沢瀉半斤、半斤」
右六味、杵為散、取方寸匕、酒和、日三服。
◎婦人懐妊腹中痛、当帰芍薬散主之。
《金匱要略》婦人妊娠病脉證治第二十。 |
| 【参考】 |
◎此方は《吉益南涯》得意にて諸病に活用す。その治験《続建殊録》に悉し。
◎全体は婦人の腹中痛を治するが本なれども、和血に利水を兼ねたる方故、建中湯の症に水気を兼ねる者か、逍遥散の症に痛を帯ぶる者か、何れにも広く用いるべし。《勿誤薬室方函口訣》
◎《三因極一病証方論》に曰く、妊娠、腹中絞痛、心下急満、及び産後の血暈、内虚気乏、崩中、久痢を治す。常服すれば血脈を通暢し、癰瘍を生せず、痰を消し、胃を養い、目を明らかに、津を益すと。能く此方を運用すと謂うべし。《雑病論識》
◎貧血冷え性、疲れやすく。或いは、月経不順或いは神経症状、或いは腹痛腰痛する者。《龍野ー漢方処方集》
◎常に服すれば 血脈を通暢し、癰瘍を生せず、痰を消し、胃を養い、津を益す《三因極一病証方論》
◎《湯本求真》は総ての慢性病には、必ず桂枝茯苓丸か当帰芍薬散を用いた。慢性病は総て血に関係があるから、これを治するには血を治する方剤を必ず用いなければならないとした。
◎目標:《大塚敬節》
「当帰芍薬散の目標は、男女老弱を問わず、貧血の傾向があり、腰脚が冷え易く、頭冒・頭重、小便頻数を訴え、時にめまい・肩凝り・耳鳴り・動悸のあることがある。筋肉は一体に軟弱で、女性的であり、疲労しやすく、腹痛は下腹部に起こり、腰部或いは心下に波及することがあるが、腹痛がなくても本方を用いて良い。」 |

| 鑑別 |
| 当帰芍薬散 |
貧血、冷え性、疲れやすい、月経不順、神経症状 |
厥陰病 |
| 加味逍遥散 |
顔面紅潮、四肢倦怠、疲労、不定期な熱感、月経異常 |
| 五積散 |
顔面貧血性、頭痛身痛、上半身熱感、下半身冷感 |
| 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 |
手足厥冷<紫色>、腹激痛、胸中煩満、冷汗、頭痛 |
| 桂枝茯苓丸 |
顔面・口唇が鬱血、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ |
太陰病 |
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