ようこそ!!     ドクトルアウンの気になる情報 へ     シッカリ食べて  ・・・  バリバリ働き  ・・・  グッスリ休んで ・・・ ドッサリうんちをする。     そんな私に・・・・・なりたい。    
情報TOP



(あんちゅうさん)
安中散


HOME ブログ 通 販 通販カタログ 病名(症状) 漢方薬 医薬品(一般名・商品名)



漢方薬(選び方)

漢方薬(臨床応用)

漢方の証


病位

病質

熱証・寒証


実証・虚証

生薬



安中散の目標


安中散
方剤分類 理気剤
八綱弁証 裏寒虚
六淫
四傷
六経弁証 太陰病
衛気営血弁証 気分
三焦 中焦
方剤帰経 胃・小腸・三焦・大腸
臓腑弁証 胃寒痛
効能 温中散寒・止痛・制酸
適応 胃アトニー
胃十二指腸潰瘍
慢性胃炎
慢性膵炎
冷飲食による急性胃炎




安中散
安中散の応用

胃アトニー

胃炎(急性・慢性)

胃下垂
  • およそ胃下垂症・胃アトニー症などの患者には、甘味を好む者が多い《大塚敬節》


胃潰瘍
  • 本患者は3年前にもしばしば胃痙攣を繰り返し、毎月1回1週間ぐらい臥床することが半年ほど続いた。右臍傍に拇指頭大の硬結様抵抗を触れ、家族歴に胃ガンや子宮ガンが数人出ているので3回レ線検査を受け、わずかに幽門部の通過障害があり、胃液検査の結果、酸欠乏症を起こしているので充分癌腫の疑いがあるので、試験開腹を勧められていた。当時私は五積散や香砂六君子湯などを与え、服薬3月ほどで痙攣もなくなる。体重が10kgも減少したのを完全に取り戻し得た。このたびの初診時の訴えは約10日ほど前から再び心下部疼痛が始まったが、以前のように七転八倒する痛みではない。朝起きる頃や、食後1時間ぐらいに痛むという。疼痛は左臍傍に、絞め付けられるように痛み、30分ぐらいジットして耐えて寝ていると解消する。
    診候、体格は普通。栄養はやや衰え、顔色はそれほど悪くはないが元気なく、顔貌苦悶状である。皮膚筋肉弛緩し軟弱、心下水分の辺りから左臍傍天枢穴の辺りにかけて著明な動悸を触れ、左臍傍において動悸の処を按すと痛む。疼痛もこの場所に起こるという。疼痛が起こると左の背及び腰にも波及する。食欲は悪くはないが、食後の苦しみが予想され、恐ろしくて摂れない。大便1行で、嘔吐もそうざつもない。胃内停水を認める。
    経過、脈状や腹候によれば脾胃の虚、停痰の症である。現代病名では慢性胃炎か胃潰瘍であろう。小野寺氏圧痛点は陽性で膝の下まで放散する。前回にならって五積散や加味平胃散、次いで香砂六君子湯を与えたが効果がない。このような虚証の慢性胃潰瘍の痛みに苓桂甘棗湯の有効だったことを思い出してこの方に変えたところ、やや好転したが、即効とまではゆかない。そこで安中散茯苓に転方すると10日の服薬で痛みの大半が消失した。引き続き1ヶ月の服薬でほとんど全治廃薬した。《矢数道明》
    【小野寺氏圧痛点】
    「実施法は、患者を横臥させ、股および膝で脚を曲げさせ、腸骨稜から約3~4cm距った個所を検者がその指先で強く腸骨面に向かって垂直に圧迫して検する。腸骨稜の全長を3分し前部・中部・後部圧痛点に分けると、それぞれ食道・噴門部・胃全部および幽門十二指腸部の病変を示す関係にあるとされる。


胃痛
  • 胃酸過多症による疼痛
  • 腰背へ痛みが放散することあり
  • 虚証の胃痛
  • 本症は慢性に経過した胃疾患であって、急性炎症のいわゆる実熱の痛みでは無いことが、第1の条件であると思われる。次に酸水を吐すとあるが、多かれ少なかれ、胃酸過多症を起こしていることが、本方の第2の条件である。しかし私は検査の結果、酸欠乏症と云われた潰瘍性の疼痛に用いて効果があったこともあるから、酸過剰は絶対的条件ではないと思われる。第3の条件は寒邪の気溜滞ということである。たいていの場合、胃内停水を認め、虚寒の症であって、実熱の疼痛では決してない。面黄肌痩・四肢倦怠の文字は、栄養の虚えた虚証を表現している。《矢数道明》
  • 胃の疼痛を主症状とする。胸やけを伴う事が多い。《矢野敏夫》
  • 腰背部に牽引痛を訴えることあり。その際、腹直筋攣急する者は芍薬甘草湯を、下腹の表層圧痛の強い者は当帰芍薬湯を合方する《矢野敏夫》


胃内停水


嘔吐(おうと)
  • 朝食暮吐する者は、古の胃反なり。へきのうは水飲胃中に停蓄し、痛強く、水を吐す。胃反は脈虚数、飲食化せずして吐す。へきのうより重し。治方は同じからざれども、何れも減飲減食にあり。へきいんの痛みは「苓桂甘棗湯」あるいは「安中散」に宜し。《通俗医法捷径》
  • この方は水をひどく吐く者には効無く、腹痛の有る者を目的として用いる《福井楓亭》
  • 嘔吐を伴うこともあるが、吐水があれば、安中散ではないことが多い。《矢野敏夫》


顔色が悪い


過敏性腸症候群


十二指腸潰瘍


神経性胃炎


心下痞


舌苔
  • 薄い白苔《矢野敏夫》


膵臓炎


動悸(どうき)
  • プラス茯苓5.0《柴田》
  • 腹中動悸


呑酸


貧血


腹痛
  • 上腹部痛
  • 痛みが激しい:「プラス芍薬甘草湯」
  • 生理痛もある便秘なし、色白の人:「プラス当帰芍薬散」
  • 生理痛もある:「プラス桂枝茯苓丸」
  • 腹直筋攣急する:「プラス芍薬甘草湯」
  • 遠年、腹痛を患う者:「プラス姜黄」《先哲医話》
  • 原因不明の腹痛にも応用
  • 腹で動悸する部分が痛いというのは、安中散を用いる目標である《木村長久》


腹部軟弱


腹満
  • 腹が張って腹痛する


婦人血気刺痛
  • この場合は、必ずしも胃痛とは限定されず、下腹部より腰に連なって牽引痛を発する場合である。血気刺痛という文字は血滞気滞によるものと解され、腹中の血行障害とそれに伴う神経性疼痛という意味にとってよいと思う《矢数道明》


閉経
  • 逐の諸剤を与え治せざる者は、「安中散」「抑肝散」などを与える。是れみな、南風を得んと欲すれば北を開くの理なり《先哲医話》
  • 《和田東郭》曰く、婦人経閉などに桃仁・紅花・虎杖・蘇木などを用ゆるは素人療法なり。安中散にて経を通ずることあり。その経閉は何故ぞと工夫して対症の薬を用ゆれば、必ずしも血薬を用いずとも通経すべし《勿誤堂一夕話》


反胃
  • 反胃に用いるにも腹痛を目的とすべし。《勿誤薬室方函口訣》
  • 反胃やで甘味を好む者に著効がある《福井楓亭》


慢性胃炎
  • みずおち(鳩尾)にケイレン性の疼痛があり、皮膚や筋肉が弛緩して脈・腹部軟弱な者。へその横に動悸があり胃内停水を認める者。


慢性胃拡張
  • 《矢数道明》


慢性膵炎


脈(弦弱)


幽門狭窄


胸やけ
  • そうざつ


腰背への放散痛
  • 痛みの範囲が広い:「プラス柴胡桂枝湯」


  • 弦弱









(目標)

  • やせ気味で比較的体力が低下した者の慢性に経過する胃痛や胸やけに用いる
    • 腹部軟弱で心窩部の振水音を認めるとき。
    • 消化不良気味で心下部に膨満感、悪心、嘔吐があるとき。

痩せ型で腹部膨満感が弛緩する傾向にあり、胃痛または腹痛があって、時に胸やけ、ゲップ、食欲不振、吐き気などを伴う次の諸症状:
  • 神経性胃炎
  • 慢性胃炎
  • 胃アトニー

痩せ型で比較的体力の低下した人の慢性に経過する胃痛や胸やけのある場合に用いる
  • ①食物の消化が悪く、心窩部膨満感、悪心・嘔吐などを訴える場合
  • ②腹部は軟弱で、心窩部の振水音を認める場合。





(副作用)
  • 偽アルドステロン症
  • ミオパシー


(注意)
  • 薬剤過敏症(発疹・発赤・かゆみ)







安中散 (和剤局方)
桂枝4.0 縮砂1.0 延胡索3.0
良姜0.5 牡蛎3.0 甘草1.0
茴香1.5
    






(鑑別)
安中散 体力虚弱、やせ・貧血性・腹部軟弱・胃内停水・臍傍動悸・心下痛・悪心・嘔吐
太陰病
黄連湯 体力中等度以上、上腹部痛、悪心・嘔吐、顔面紅潮、下肢の冷え
陽明病
柴胡桂枝湯 体力中等度、胸脇苦満、心窩部痛、口苦、発汗傾向、易怒性、肩こり
少陽病
四逆散 心下部疼痛・心下急
陽明病
四君子湯 体力低下、全身倦怠、易疲労、胃部不快感、下痢
大柴胡湯 心下部疼痛・胸脇苦満・体力充実
少陽病
人参湯 体力低下、唾液分泌過多、易疲労、冷え、顔色不良、下痢
太陰病
半夏瀉心湯 体力中等度、腹中雷鳴、軟便、下痢
陽明病
茯苓飲 体力中等度以下、胃部振水音、動悸、尿量減少
平胃散 体力中等度、心窩部痛(軽)。
太陰病
六君子湯 体力中等度以下、易疲労、ヤセ、全身倦怠感、顔色不良。
(太陰病)






(原典)《和剤局方》
「肉桂2.5g(きょくふく)、延胡索・小茴香・高良姜各9g、か牡蛎18g(先煎)、縮砂6g、茯苓15g、白芍(酒炒)9g、甘草6g」水煎服。

延胡索・良姜・乾姜・小茴香・桂枝各5、牡蛎8、甘草10」を作末し、1日量5.0を3回に分服。

「桂枝4、延胡索・牡蠣各3、茴香1.5、縮砂・甘草(炒)各1、良姜0.5」


(一方、+乾姜(炮)1)七味作末し、毎服二、熱酒調下す。婦人は淡酢湯にて調服す。もし酒を飲まざる者は塩湯を用う。



チェック
関連情報
漢方薬(ツムラ)

漢方薬(症候別)

漢方薬(50音順)

漢方薬(3000処方)

古方の漢方処方

漢方の証


病位
病質

熱証・寒証

実証・虚証

漢方書籍









HOME通販TOP広告TOP病院ランキング血液検査