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十味敗毒湯



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十味敗毒湯の適応


十味敗毒湯
(応用)

アトピー性皮膚炎


アレルギー性皮膚炎
  • 65歳女性。本患者は特異体質で、新薬に対して非常な過敏症である。4年前に腎臓炎と言われたことがある。ちょうど3年前に高熱を出したときに使用したペニシリンに反応を起こし、全身に発疹を起こし、3日後に全身は黒くなってしまった。しばらくの間は、すれ違う人々が不審に思い立ち止まって振り返るほどであったという。恥ずかしいので大学病院に入院し、特別の高価な治療をしてもらった。しかし、その折も度々薬の反応を起こし、アメリカから輸入したという、1本4000円という注射をしてもらった時は、口中はもちろん、鼻粘膜、胃腸粘膜と全粘膜が発赤腫脹し、その後ひどい。T大病院の○内科では証明書を書いて渡し、以後診察を受けるときは、必ずこの証明書をみると、“本患者は化学薬品に極めて過敏なり、注意を要す”という文面であった。皮膚の色は未だ元通りとまではゆかなかったが、他に治療法がないというので、証明書をもらって退院したのであった。
    現症は3日前に眩暈を起こしたので、内科医の診察を受けたところ、血圧が160あるというので化学剤でないという粉薬をもらって飲んだ。ところがまもなく38℃の熱が出たので驚いて訴えたところ、今度は何か注射してくれた。するとたちまち顔面と両手が真っ赤に腫れ上がってチクチク刺激感が起こり、動くと動悸がして苦しい。今日は顔も手の甲も赤黒くなって来たので、3年前のことを思いだして、またあのような苦しい恥ずかしい思いをするのかと、すっかり悲観してしまった。しかし病院に行けば必ず何か注射されるし、何か薬を飲むと必ず反応を起こすので、もうこれ以上診察を受ける気持にもなれないというので、悶々として家人に訴えて騒ぐばかりであった。
    夫れを聞いて、近所の人がそれなら漢方薬を飲みなさいといって紹介してくれた。神経質になっている患者は、不平と不安を綿々と繰り返し訴える。私は内心困った難症に遭遇したと思ったが、十味敗毒湯プラス連翹ヨクイニンを10日分与え、無理に診察室を出てもらったほどである。幾度が電話が来ることを覚悟していたが、一向に電話はかかってこなかった。
    服薬10日後、」患者は非常に喜んで再来した。この薬を2日分飲むと腫脹が引き、赤黒い色も引き始め、薄皮が剥けて、こんなに綺麗になったというのである。引き続き服薬していると食欲も進み、いままで白内障があって視力が弱っていたのが、その方も大変良くなったとのことで前後50日の服薬で廃止した《矢数道明 》


陰嚢湿疹 (いんのうしっしん)


外耳炎 (がいじえん)
  • 湿疹などのために炎症が外耳道に拡がり、外耳道の内壁全体が腫脹しているような時に用いる。《大塚敬節》
  • 炎症が激しい時:「プラス石膏」《大塚敬節》


かぶれ
  • 白髪染めによるかぶれに良く効く《大塚敬節》


かゆみ


化膿性皮膚疾患 (かこうせいひふしっかん)


汗疱状白癬 (かんぽうじょうはくせん)
  • この患者は1年前から左右の掌の皮が脱落するようになった。ちょっと見ると汗疱状白癬の様にも見えるが、2、3の病院で、白癬菌はないと云われた。カユミはほとんど無いが、やや発赤し、次から次へと皮がこぼれる。その他には口渇が強く、舌に白苔がある。大便は1日1行である。
    患者は1年間、いろいろの手当をしているが、どうしても治らないという。そこで十味敗毒湯を与えたところ、10日間の服用で、著効があり、40日の服薬で全治した。《大塚敬節》


胸脇苦満 (きょうきょうくまん)


肛門周囲膿瘍 (こうもんしゅうのうよう)


湿疹 (しっしん)
  1. 発疹は小さく赤みを帯び、分泌物少なく、かゆみが激しい。
  2. 浸出液が多くて痂皮を作るようなものには、向かない。《大塚敬節》
  3. 湿疹・皮膚炎にフマル酸クレマスチンと同等の効果を示した(EBM)
  4. 40才余りの体格のよい小太りの男性。発疹はマッチの実ぐらいの大きさで、少し赤味を帯びて隆起し、上下肢と下腹部から腰のまわりがひどい。かゆいのをガマンしていると身震いする。大小便や食欲に異常なし。私はかってこんな患者に葛根湯を与えて、かえって病勢が増悪したことがあるので、十味敗毒湯を与えた。これは良く効いて、かゆみがどんどん去り、2ヶ月ほどで全治した。《大塚敬節》
  5. 59歳の体格、栄養共によい男子、手掌と足の裏に、大豆大の粒状のものが、時々出来、それが出来ると1ヶ月は治らない。自発痛は無いが正痛がある。化膿することはなく、いつともなく消える。これも十味敗毒湯を用いて、2ヶ月足らずで全治した。《大塚敬節》


腫脹 (しゅちょう)


小児ストロフルス


掌蹠膿疱症 (しょうせきのうほうしょう)


ジンマシン
  • 太く、皮膚面に赤く隆起しているジンマシンに効く。
  • 小さくて、色が皮膚面と同じであるか、それより蒼く見えるようなものには効がない。こんなジンマシンには、真武湯が効く場合がある《大塚敬節》


神経質 (しんけいしつ)


心下痞 (しんかひこう)



進行性手掌角化症 (しんこうせいしゅしょうかくかしょう)


全身性エリテマトーデス
  • 十味敗毒湯を用いることもある。小柴胡湯の適応する体質傾向を有するもので、胸脇苦満があり、発赤や浸出液などのある皮膚症状が強いものによい。(漢方診療医典)


乳腺炎 (にゅうせんえん)


中耳炎 (ちゅうじえん)


にきび


麦粒腫 (ばくりゅうしゅ)


鼻炎 (びえん)
  • 粘液性または膿性の分泌物が多量にでるものによい。急性に用いると慢性に移行することを予防できる。慢性の鼻炎には長期間連用するとよい。(漢方診療医典)


フルンケル
  • 36歳女性。1年中顔面、項部などにフルンケルが出来ている。1つ治ると又出来るので、いろいろ抗生物質やペニシリンなども用いているが良くならないと言う。患者は中肉中背で、血色はあまり良くない。糖尿病はない。商売柄、毎夜酒を少しずつ飲むという。
    私はこれに十味敗毒湯を与えたが、1ヶ月ほど飲むとフルンメルの出るのが止んだ。そこで休薬していたところ、1ヶ月ほどたつとまた出始めたので、さらに3ヶ月ほど服薬を続けて全治した。《大塚敬節》


皮膚炎 (ひふえん)
  • プラス連翹」《大塚敬節》


皮膚枯燥 (ひふこそう)


発赤 (ほっせき)


水虫 (みずむし)


面疔 (めんちょう)


面疱(めんほう)=にきび


Karbunkel (よう/カルブンケル)


リンパ腺炎
  • 32歳の女性。左の拇指にケガをしたところ化膿し、そのため腋下のリンパ腺が腫れて痛み、悪寒、発熱を訴える。そこで拇指に紫雲膏を塗って、十味敗毒湯を与えたところ、翌日は悪寒も発熱もとれ、2、3日でリンパ腺の腫脹はそのまま消散した。










十味敗毒湯の目標
  • 体力中程度、皮膚疾患に用いる。
  • 患部は発散性orびまん性の発疹で浸出液が少ない。
    化膿していたり、化膿を繰り返す疾患に。


十味敗毒湯の適応
  • やせ型でおなかの筋肉が軟らかい人の、以下の症状や疾患に用います。
    1. 「胃痛や腹痛があって、ときにゲップ・胸やけ・吐き気・食欲不振などある人」。
    2. 「神経性胃炎」
    3. 「慢性胃炎」
    4. 「胃酸過多」
      などに用います





副作用
  • ・偽アルドステロン症
  • ・ミオパシー


(注意)
  • (消化器)食欲不振・胃部不快感・吐き気・下痢
  • ・体力のない虚弱な者




十味敗毒湯 (日本験方)
柴胡3.0 生姜1.0 独活2.0
防風2.0 茯苓3.0 桔梗3.0
センキュウ3.0 荊芥1.0 桜皮3.0
甘草1.0




(鑑別)
十味敗毒湯(少陰病)
  • 皮膚掻痒、過敏性体質、神経質、胸脇苦満、発熱悪寒、化膿


温清飲(厥陰病)
  • 皮膚掻痒、充血、皮膚枯燥。体力中程度、乾燥した皮疹、皮膚浅黒い


当帰飲子(厥陰病)
  • 皮膚掻痒、血虚、風熱、血燥


加味逍遥散(厥陰病)
  • 体力中程度以下、ほてり、顔面紅潮(発作性)



黄連解毒湯(陽明病)
  • 皮膚掻痒、充血、実熱、炎症


荊芥連翹湯(陽明病)
  • 体力中程度、上半身の炎症、皮膚の色素沈着、手掌の発汗


白虎加人参湯(陽明病)
  • 皮膚掻痒、乾燥性、煩渇


葛根湯(太陽病)
  • 体力中程度以上、上半身の炎症


消風散(太陽病)
  • 体力中程度以上、湿潤した皮疹、かゆみが強い





(参考)
  • 十味敗毒湯は《華岡青洲方》です
  • 《龍野ー漢方処方集》
    1. 「柴胡・桔梗・防風・・桜皮・茯苓各3.5g、独活・荊芥・甘草各2.0g、干姜1.0g」
    2. 化膿症の初期で発熱悪寒疼痛ある者。
  • 《大塚敬節》
    1. 十味敗毒湯=荊防敗毒散マイナス活・前胡・連翹・枳殻・金銀花・薄荷プラス桜笳
    2. 桜笳とは、桜の幹のあま肌の部分を削ったものである。《本間棗軒》はこの十味敗毒剤を十味敗毒散と呼び、浅田宗伯は桜笳を撲に代えて、十味敗毒湯と呼んでいる。撲というのは、土根皮のことである。
    3. ・癰・リンパ腺炎・乳房炎、その他の炎症性の瘡腫の発病初期で、悪寒、発熱があって、腫れ痛むものに用いる。
  • 《有持桂里》
    • 癰疽、疔腫、一切の瘡毒、痛、寒熱、脈緊の者を治す。



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