ナイアシン naicin
ニコチン酸の別名
  • ビタミンB
    トリプトファンというアミノ酸とビタミンB26から作られます。
  • ビタミンB群の1つ。生体内でトリプトファンから生合成される
        ニコチン酸=ナイアシン
        ニコチン酸アミド=ニコチナミド
  • ニコチン酸とニコチンアミドという2つの水溶性成分の総称。
    1. 補酵素の成分
      アミド誘導体のニコチンアミドは、生体内で多数の酵素反応を触媒する酸化還元酵素のNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)、 NADP(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という2つの酵素の構成成分です
    2. 熱・酸・アルカリ・酸化に対し極めて安定
    3. 光にも安定だが、還元されると失活する
  • ニコチン酸は、多くの代謝反応において水素の受容体として作用する


ナイアシンの生合成
  • ヒトやラットでは、ナイアシンは必須アミノ酸の1つであるトリプトファンの代謝過程の副産物としてキノリン酸を経て、少量が生合成される


ナイアシンの効能効果
  • 血行改善
    脳神経の働きを高める
    心筋梗塞の再発を防ぐ







ナイアシンが欠乏すると
  1. ペラグラや手足の発赤や浮腫、皮膚炎、下痢や知覚異常などを伴う全身性疾患。
    1. 皮膚がザラザラに荒れて紅色の発疹ができ、色素沈着を引き起こす
    2. トウモロコシとソルガムを主食としている地域で発生しやすい
    3. イヌやサルに高ロイシン含有のトウモロコシ・ソルガムを与えるとペラグラが発生し、同じナイシン含有のコメでは起きない事が分かった。 ロイシンを食事に添加することでもペラグラが発生
  2. 胃痛
  3. 食欲不振
  4. 下痢
  5. 神経痛
  6. 不眠症
  7. 無気力





ナイアシンの吸収を阻害するもの
  • アルコール、コーヒー砂糖、抗生物質などはナイアシンの吸収を妨げます。
  • トウモロコシにはナイアシンの働きを失わせる物質が含まれています。

セラミド合成を促進するのはナイアシンBというビタミンの一種。
  • セラミドを作る機能を持つ皮膚の表皮細胞に与えたところ、セラミドの生産量は約4倍に高まった。1リットルに1mgという極めて低い濃度でも効果がある。ナイアシンBは細胞がセラミドをつくる時に必要な酵素の働きを強める作用があると考えられるという。
     ネズミの荒れた皮膚にナイアシンBを薄く塗ると肌荒れを改善する効果があることも確認した。
     セラミドは皮膚表面の角質層に含まれる物質で、水の蒸発を防いだり、外敵の侵入を防ぐなど重要な機能を持つ。




ナイアシン
  • 大量に含有する食品
    • ・レバー
    • ・落花生
    • ・ヒマワリの種
      前駆体であるトリプトファンを含むタンパク質を摂取すればその代わりになる
  • 食品
    • カツオ
      サバ
      レバー
      酵母
      コムギ胚芽
      米糠(こめぬか)
      緑黄色野菜
      豆類
      穀類




薬との併用で問題(相互作用)
  • HMG-CoA還元酵素阻害薬
    • 副作用が増強
    • (急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症)




ナイアシンの食事摂取基準  (mgNE/日)
年齢




















18 〜29(歳) 13 15 300
(100)
10 12 300
(100)
30 〜49(歳)
50 〜69(歳) 12 14 9 11
70以上(歳) 9 11 7 9
妊娠初期(付加量) +0 +0
妊娠中期(付加量) +1 +1
妊娠末期(付加量) +2 +3
授乳婦(付加量) +2 +2
NE=ナイアシン当量。身体活動レベルUの推定エネルギー必要量を用いて算定した。
上限量:ニコチンアミドのmg量,( )内はニコチン酸のmg量。








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