内軟骨腫


情報TOP








内軟骨腫
◇どんな病気ですか?
  • 主に手足の指の骨に出来る良性の腫瘍で、本来は硬い骨で出来ている骨髄で軟骨組織が増殖し、その部分が軟骨に置き換わった状態です。
  • 指が全体的に膨らむこともあります。

  • レントゲン写真を撮ると、骨の内部の様子が他と違って見えます。軟骨が膨らみ、骨の外側を筒状に間込んでいる骨皮質が薄くなっていることが分かります。
  • このため、骨にヒビが入って腫れたり、骨折したりしやすくなり、ひどいと、握手も出来ないほど骨がもろくなる人もいます。
  • 骨の良性腫瘍の中では、外骨腫に次いで2番目に多く見られる病気で、指先には出来にくいのが特徴です。


◇原因は何ですか?
  • 胎児のときに最初に出来る骨は全部軟骨で、そこから次第に硬い骨が出来ていきます。一部が軟骨のまま残り、それが成長に従って大きくなることによって、内軟骨腫が起きるのではないかと考えられていますが、証明されている訳ではありません。この病気で受診する患者は10代〜30代までの若い人が多い。高齢になってから見つかるのは、若い頃に内軟骨腫が出来ていながら症状が無く、別の理由でレントゲン検査をしたようなケースです。


◇良性といっても、腫瘍と聞くと心配になりますが?
  • 腫瘍という言葉に不安を覚えるかもしれませんが、中高年になってから進行することはありません。ほとんどの人は手や足の1カ所だけに出来、悪性の腫瘍に変化する可能性はありません。注意しなければいけないのは、大腿骨など指以外の部分に出来る多発性の内軟骨腫です。これは将来悪性の軟骨肉腫になりやすく、区別して考える必要があります。


◇手術を受けなければならないのでしょうか?
  • 手術をするのは、内軟骨腫があるために骨折やヒビが繰り返し起こり、生活が不自由になる場合に限られます。進行しない病気なので、相談の方のよういに程度が軽く、偶然見つかった様な場合は手術はしなくていい。骨折やヒビで受診した人は、3ヶ月から6ヶ月に1回、ヒビが入るなどの変化がないか経過を見る。問題なければ無理に手術を受ける必要はありません。ヒビが痛むだけなら、アルミの板を包帯で固定していれば3〜4週間で治ります。


◇手術となるとどんなことをするのですか?
  • 骨折を治してから手術をします。手の甲側から軟骨を掻き出し、代わりに骨と同じカルシウムとリンの化合物で出来た人工骨で空洞を埋めます。粒状の人工骨は、1ヶ月ほどでその周囲に骨が出来てつながり、3〜6ヶ月で完全に固まります。以前は骨盤から骨を取って移植する手術が主流でしたが、人工骨なら骨盤を傷つけなくても済み、機能的にも良好なので、最近はこちらが一般的です。」




解説TOP通販TOP広告TOP病院ランキング血液検査