鉛(なまり)
  • 血液中に、常に20マイクロcl含まれている

(分布)
<1>すべての生細胞に作用する
<2>分布・・・体内の鉛の90%が骨に分布する
<3>体外への排出・・・
  • 腎から排出(80%)
    糞便から (15%)
    残り・・・汗・毛髪・爪から排泄される



【毒性】
<1>ローマ帝国滅亡の原因は、鉛の水道管を使っていたため、ローマ市民が鉛中毒になったためという説がある。

<2>鉛の体内への取り込みは・・・・
  • 職業上の暴露で吸入によりフームの形で体内に入る(50%)

<3>一般人では消化管からの吸収で、10%が体内に入る







容器から基準超す
「北海道の地域農協の連合体「ホクレン」(札幌市)は15日、北海道産米の運搬に使った容器の一部に食品衛生法の基準を超える鉛が含まれていたとして、保有する道産米の流通を一部停止させたことを明らかにした。米国からの輸入米を梱包していた運搬用の袋から食品衛生法上の基準を超える鉛が見つかったため、今年1月中旬、食糧庁が卸売り業者に対して、安全性確認後の流通を要請していた」



外国産の鉛・・・骨に蓄積
「現代日本人の骨には外国産の鉛が蓄積している。環境庁国立環境研究所の吉永研究員は、縄文・江戸・現代の3つの時代の人骨の調査をもとにこんな分析結果をまとめた。
外国産鉛は大気汚染が深刻になる1970年代までガソリンに含まれており、同研究員は「無塩ガソリンが使われるまで、大気中に浮遊した鉛が蓄積したのではないか」としている。
調べたのは北海道と長野の縄文時代の遺跡から発掘した5体の腕・足、江戸時代の東京から出土した6体の肋骨、現代人は88年に東京で病死した老人15人の骨。

鉛は埋蔵地域によって同位体とよばれる質量の異なる成分の割合が異なる為、骨に含まれる鉛を抽出して各時代の同位体比率を調べた。
その結果、縄文と江戸は日本産とみられる鉛だけを検出したが、現代人は外国産の鉛も確認できたという。江戸と現代人の人骨に蓄積された鉛の総量は縄文人に比べて、10倍の濃度だった。江戸時代の高濃度はおしろいの影響とみられる。

鉛は血液中の濃度が高くなると消化器や脳などに障害が発生する。
血中の鉛濃度の高い人には血圧が多いという結果もある。ただ、今回蓄積していた鉛の濃度は「体に悪影響が出るほどの濃度ではない」




鉛で内分泌腺が影響を受ける
  1. 妊娠過程が乱れる
  2. 不妊症
  3. 異常妊娠
  4. ビタミン類の代謝が異常を起こす
  5. 心臓痛・不整脈
  6. アテローム性動脈硬化症が異常に進行する。





鉛の中毒症状
  • 中毒症状
    1. 頭痛
    2. めまい
    3. 不眠
    4. イライラ
    5. 記憶力減退
    6. テンカン性発作
    7. 発話障害
    8. 視力障害
    9. 幻覚
    10. 髄膜炎
    11. 運動障害(手の指、手首の麻痺)
    12. 赤血球 の安定性及び寿命が低下し、ヘモグロビン 合成が乱れる
    13. コリンエステラーゼ・デヒドラダーゼ・デカルボキシラーゼ・アルドラーゼなどの酵素、特にチオール基を含むものの機能が影響を受ける

  • 鉛の含有量
    1. 50μg/dl前後
      • [頭痛][便秘][全身倦怠感]
    2. 80μg/dl前後
      • [貧血]
    3. 150μg/dl前後
      • [末梢神経障害]
    4. 200μg/dl前後
      • [便秘][下痢][腹痛]
        [垂れ手(wrist drop)]伸筋症状
        [垂れ足(foot drop)]伸筋症状
        [脳症]
        [腎障害]
        [歯肉の鉛状線]

  • 四アルキル鉛中毒(有機鉛中毒)
    • 事故などで急性中毒
      腸溶性・・・血液脳関門通過・・・
    • 中枢神経系にダメージ・・・
      • [精神錯乱][幻覚]
      • [ケイレン][昏睡]

      大量の暴露では・・・死に至る(数時間)



チェック
めまい」「記憶力減退」「幻覚」「不整脈」「アテローム性動脈硬化症」「髄膜炎」「水銀







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