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| ナルコレプシーの症状 | |
| 居眠り | ※反復する日中の居眠り: ・「毎日のように強い眠気に襲われ眠り込んでしまう」 ・「目が覚めた後はサッパリする」 ・「こうした状態が3ヶ月以上続く」 |
| 情動脱力発作 | ・「強い陽性感情(笑い・驚きなど)で姿勢を保つ筋肉が突然抜けてしまう」 ・「全身の力が抜ける」 ・「倒れ込んでしまうこともある」 |
| 入眠時幻覚 | ・「睡眠と覚醒の移行時期に金縛りが起きる」 ・「眠りにつくときに生々しい夢を見る。寝入りばなに夢を見る『レム睡眠』と呼ぶ状態にいきなりなるため、現実との区別が分からず生々しい悪夢に悩まされることになる。」 ・「入眠時幻覚と同時に生じることがある」 |
| 自動症 | ・「日中、普通に仕事をしたり人と会話などをしていても、その間の記憶が無くなる」 ・「眠たさをガマンしているため、居眠り中にも直前の行動を続ける」 |
| 不眠 | ※夜間熟睡困難: ・「夜間に睡眠と覚醒を繰り返し、浅い眠りが続くため熟睡できない」 ・「夜中に何度も目を覚まし、熟睡感がない」 ・「寝言(ねごと)を言うこともある」 |
| ナルコレプシー | =「睡眠発作」。 ●ナルコはギリシャ語で「麻痺」、レプシーは「発作」を意味している。 ●「過眠症」の一種。 周囲からは“眠気に負ける根性のない怠け者”と誤解されやすい。 ●600人に1人の割合で患者がいるとされる。 ●睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。 |
| ナルコレプシーでは正常な人と違って、ノンレム睡眠から入眠するのではなく、いきなりレム睡眠に入ります。このためレム睡眠時にみられる金縛り(睡眠麻痺)や幻覚がしばしば現れます。 | |
| 特徴 | ◆家系性があり、 ◆笑った時や緊張した時に脱力発作を起こす、 ◆日中眠くて仕方がない。連日、10〜20分間の耐え難い睡魔に、数分おきに襲われる。 ◆寝言(ねごと)を伴う。 ◆その他: 「寝入りばなに恐ろしい夢を見る。」 「全身が金縛り(かなしばり)にあう」 |
| 過眠症 | 40歳代のAさんは高校時代、授業中に激しい眠気を感じ、居眠りをするようになった。そのころから、懐かしい友人に会った時など感激するとへたり込んでしまう不思議な症状も出始めた。大事な就職試験の時も試験中に眠り込んだ。なんとか就職したものの居眠りは続き、職場の会議はつまらなく思え、耐えられずその場で眠り込んでしまう始末。心配した家族の勧めで病院に行ったところ「ナルコレプシー」と診断された。治療を受けた結果、およそ30年来の居眠りがほぼ解消した。 ナルコレプシーは居眠り病とも呼ばれる代表的な過眠症だ。 症状の特徴として ※日中の居眠りがほとんど毎日起こり、3ヶ月以上続く。 ※夜に十分な睡眠をとっても昼間に眠くなる。 ※30分以内に居眠りから目が覚めてその後はスッキリと爽快になる。 ※大笑いしたときや感激した時など興奮するとヒザや首・腰などの筋肉が突然ゆるみ、力が抜ける発作が起きるのも特徴。 ※寝入りばなに怪物が襲ってくるような恐ろしい幻覚を見ることもあるという。 睡眠障害に詳しい財団法人神経研究所付属晴和病院(東京・新宿)の本多裕院長は「ナルコレプシーの国内患者数は推定で20万人程度に達するだろう。実際には病気と気付かない人も多く、治療を受けているのは3000人に過ぎない」と話す。 ナルコレプシーは遺伝性の体質が関係していると考えられている。最近では白血球の血液型を示すHLAがカギを握っていることが分かってきたが、原因は完全には解明されていない。ただ専門医の治療を受ければ症状は改善する。 本多院長によると、治療の第1はまず睡眠を規則的にとる習慣をつけて夜間に熟睡し、昼間に計画的に昼寝をすること。その上で、覚醒効果を持つ精神刺激剤を適度に服用することで日常生活はほぼ支障が無くなる程度に改善する。 ナルコレプシー以外の過眠症には、<睡眠時無呼吸症>がある。寝ている間に無意識に息が止まり、夜間に熟睡できないために昼間に居眠りしがちになる病気だ。首の部分に肉がつき過ぎている人などに多く、患者は国内に150万人いると言われる。 また、日中に原因不明の居眠りを繰り返すが、ナルコレプシーのような脱力発作のない過眠症もある。同じ過眠症でもそれぞれ治療法が違うので専門医(精神科医)に相談することが必要だ。 |
| 不眠 と 居眠り |
「不眠の苦しみの訴えがある一方で、過眠の悩みも深刻だ。『ナルコレプシー』という病気にかかると、昼間に居眠りをしてしまう。 首都圏の大学2年生、A君(22)。中学2年でその症状が出始めてから7年になる。最初は「日中の強い眠気」だった。 授業中、ふと気付くと、ノートの文字がミミズのようになっている。級友に起こしてもらって、数秒後にはまた寝てしまう。「もっとまじめにやれ」「怠けるな」・・・・・・・教師や親の言葉が胸を刺す。 「さぼってるつもりはないのに・・・」。成績がどんどん下がった。 高校では新たな症状が出た。楽しくて大笑いしたりすると全身の力が抜ける「情動脱力発作」。自宅前で倒れ、家族に運び込まれたこともある。寝入りばなに怖い“夢”を見る。「入眠時幻覚」も加わった。 大学受験では、受けた3校とも試験中に眠ってしまい失敗。浪人中に「おかしい」と思って病院をいくつも回り、ようやく自分の症状がナルコレプシーによるものと判明。「もやもやが晴れたようでうれしかった」と振り返る。 2年前から神経研究所晴和病院(東京都新宿区)で薬物療法を受け、症状は軽減したが、今でも生活が不規則になると眠気に襲われる。「症状がいつ出るか・・・」。そんな不安で、どうしても消極的になってしまう。 ナルコレプシーの発病率は日本人の約600人に1人。10代で発病するケースが多い。A君は比較的速く治療を受けるようになったが、周囲から「怠け者」とみられる為、受診せず、放置したままになりがちという。 東京都内の自営業、Bさん(68)のように、50年以上も病名が分からず、先月、ようやく同病院に通院し始めた人もいる。居眠りで失敗を繰り返すうちに、自身を失い、内向的であきらめやすい性格になっていく」 |
| 治療薬 | リタリン |
| 関連情報 |
「傾眠症」 「ねむい」 「寝言」 「悪夢」 「睡眠時無呼吸症候群」 「睡眠障害」 「体内時計」 |