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| 制吐薬 | 一般名:塩酸トロピセトロン [5-HT3受容体拮抗薬] |
| 作用機序 | 求心性迷走神経終末部の5-HT3受容体でセロトニンと競合的に働いて悪心・嘔吐を抑える。 |
| 効能・用途 |
抗ガン剤(シスプラチンなど)投与に伴う悪心。嘔吐に用いる。 |
| 使ってはダメな者 禁忌 |
・妊娠又は妊娠している可能性がある者。 ・本剤の成分に過敏歴ある者。 |
| 慎重な投与 が必要 |
・肝機能障害(重篤)の者 ・薬剤の過敏歴ある者 ・高齢者には慎重に |
| 相互作用 | 以下の薬剤との併用は血中濃度が低下する。 [リファンピシン][フェノバルビタール] |
| 副作用 (五十音順) |
LDH値上昇 虚脱・・・・・中止 下痢 GOT値上昇 GPT値上昇 失神・・・・・中止 ショック・・・・・中止 心停止・・・・・中止 頭痛 発熱 ビリルビン値上昇 洞ブロック 便秘 発疹・・・・・中止 |
| 妊婦への影響 | 投与しない |
| 参考 | 2006年4月、統合失調症の認知機能障害を改善する効果があることを橋本謙二・千葉大学教授らが確認。橋本教授らは塩酸トロピセトロンが、脳の神経表面にあって統合失調症に関係する『α7ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)』というタンパク質にくっつくことに着目。この受容体は「認知」や「記憶学習」で働くアセチルコリンをとらえる受容体。統合失調症では機能が低下して認知障害に及んでいると考えられるそこで、脳波を測定して統合失調症患者の脳の情報処理異常を判定する『p5O』という試験で効果を調べた。塩酸トロピセトロンを飲んだ患者22人で、成績が改善した。 |