寝ぼける
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「短い方が効果的と言われる日中の仮眠だが、新幹線の車内なら1時間半と長くとっても『寝ぼけ状態』にならず作業能力が上がることが、国立精神・神経センターなどの実験で確かめられた。車内の場合だと振動や音で適度な睡眠を保てるという。12日から広島市内で開かれる日本睡眠学会で発表する。
東海道新幹線東京ー大阪間の「ひかり」車内でJR東海と共同で昨年9月に実験した。30代、40代の男性会社員24人を乗車約1時間後から下車30分まで1時間半の仮眠を取るグループと、起きたままのグループに分け、計算力など3種類のテストを下車3時間後まで計5回やって成績の変化を比較した。」
計算テストでみると、下車1時間後の場合、3分間に二桁の足し算を解いた数の平均は仮眠グループが78.6問(うち計算ミス2.1問)、起きたままのグループは70.4問(同2.6問)と差が出た。
乗車直後と比べた成績の上昇率も、仮眠グループが15.4%で起きたままのグループの3.4%に比べ12ポイント高かった。差は下車後3時間後も続き、論理テストと記録力テストも似た傾向だったという。
同センターの白川修一郎・老人精神保健研究室長によると、横になっての仮眠は通常だと15分程度が効果的。30分以上は眠りが深くなり、起きても約2時間は「軽く寝ぼけた」状態になる。しかし、新幹線車内で脳波を測ったところ睡眠の深さは30分以上でも4段階中2段階と浅いままだった。座ったままで、しかも振動や周囲の音もあるため眠りが深くなりにくいのではないかという。
白川室長は、「新幹線の車内でなら長く仮眠を取ってもいいことを実験結果は示している。他の乗り物でも同じ効果が期待できそうだ」と話している
。」
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