妊娠クレームの漢方薬
加味逍遥散
  1. 産前産後に口内・舌にビランを生じ痛む。《中医処方解説》
  2. 産前後、口舌赤爛し纈ノする者
    • 「実証」:「麦門冬湯+石膏」「三黄石膏湯」
      「虚実の間」:加味逍遥散
      「虚証」:「附子湯+当帰」
      《先哲医話》
  3. 産前後の口赤爛する者に効あるは、虚火上炎を治すればなり《勿誤薬室方函口訣》
  4. 産前産後の舌が荒れる:「連翹桔梗」《目黒道》
  5. 産後の便秘
  6. 産後ごとに乳裂を患う者:茄子の裂けたものを焼いて灰にし、(研末) 水調して乳首に塗布する。そして加味逍遥散を内服する。《方読便覧》


  1. 妊娠二三月より上七八月に至り、その人、頓仆(突然倒れる)、失踞(座ったまま倒れる)し、胎動不安、傷損止、腰腹痛し、絶えんと欲する者、所見の胎に及ぶあり。奔上して搶心、短気するを治す《雑病翼方》
  2. 妊婦顛躓し、胎動いて心に冲し、腹痛して腰股に引き、或いは胎萎縮の状覚え、或いは血を下して止まざる者は、此方を用う可し。胎殞ちざる者は即ち安く、若し胎殞つる者は即ち産す、《類聚方広義》


桂枝茯苓丸
  1. 悪露残留:産後、悪露尽きざれば則ち諸患錯出し、その窮、浮モ可らざるに至らん。故にその治はを逐ふを以て至要とす、《類聚方広義》
  2. 産後悪露尽きず、或いは経後、痛を作し、漸く内癰と成らんとするを治す。《本朝経験》
  3. 25歳の婦人。お産の後で左下肢が大きくなった。それに左の足は重くて、長く座っていられない。もう半年以上になるが、少しも良くならないという。桂枝茯苓丸料を与えた。腫脹がすっかりとれるまでに半年あまりかかったが、それと同時に、顔のニキビもきれいによくなった。《大塚敬節》
  4. 産後、眼疾患を患うものに、出血がひどくて、視力の弱ったものがあり、悪露が残って、が攻めのぼって種々の険悪な症を呈するものがある。之には桃核承気湯、、桂枝茯苓丸、、八味地黄丸の類を選用するのがよい”《眼科一家言》
  5. 毒物を食し、或いは誤って毒薬を服し、胎気を傷動し、下血止まず、胎いまだ損ぜざれば此れを服して安かる可し。已に死せば之を服して下るべし。《雑病翼方》
  6. 婦人小産、下血至多、子腹中に死し、その人憎寒、手指口唇爪甲青白、面色黄黒、或いは胎は上心を搶けば悶絶死せんと欲し、冷汗自ら出で、喘満食せざるを治す。《雑病翼方》
  7. 妊婦、顛仆して子腹中に死し、下血止まず、少腹攣痛する者に之を用いれば胎即ち下る。《類聚方広義》
  8. 妊娠臨盆に之を用いれば催生に尤も効有り《類聚方広義》
  9. 産後已に数十日を過ぎて它異症無く、但だ時時臍を遶りて刺痛し、或いは痛腰腿に延く者、経閉、上衝、頭痛し、眼中に翳を生じ、赤脈縦横、疼痛、羞明し、腹中拘攣する者を治す《類聚方広義》


香蘇散
  1. 妊娠中毒:孕婦六七ヶ月以来、両足腫大し、行歩困難、脚指間に黄水出るを治す。これ子気と名づく。:「茯苓・白朮・烏薬・木瓜」《方読便覧》
  2. 妊娠気満、飲食消化する能わず、或いは胎気不和(妊娠のよる体調不良)なる者を治す:「四物湯地黄大腹皮」= 紫蘇和気飲《済生全書》


五積散
  1. 催生剤:予定日より早く産ませたい時用いる《矢数道明》
  2. 死胎を下す:「麻黄、附子、肉桂倍加」《矢数道明》


三黄瀉心湯
  1. 立ちくらみ:産前後、血暈、欝冒する者《類聚方広義》


当帰芍薬散
  1. 妊娠するたびに、腎臓炎を起こす患者に、妊娠と判明すると同時に、この方を内服せしめて腎臓炎を予防して分娩を終わった例がある《大塚敬節》
  2. 妊娠中の下痢
  3. 妊娠中の咳。子嗽なる者は、胎気生長し、水心下に停るに因ってゥを為なり。当帰芍薬散に宜し。《先哲医話》
  4. 妊娠、腹中E痛し、心下急満及び下利尿渋る者を治す。《女科堤要》
  5. 婦人、懐妊し、腹中E痛し、その人心下に支飲ありて小便少なく、或いは冒する者は、当帰芍薬散之を主どる《医聖方格》
  6. 妊婦の腹痛等にして、下腹部攣急し、尿利減少する証《奥田謙蔵》
  7. ☆婦人妊娠7ヶ月以上は当に当帰芍薬散を与え、水を逐い血を理むべし。しからざれば則ち分娩後多く下利を患う。《先哲医話》
  8. 妊娠中毒症の後遺症にも。


麦門冬湯
  1. 妊娠咳には麦門冬湯の証が多く、これで強い頑固な妊娠咳を治したことが数例ある。《有持桂里》は妊娠咳に当帰散が効ありと述べているが、私の経験では麦門冬湯の証が多いように思う。《大塚敬節》
  2. 麦門冬湯で効がなければ当帰散を用いてみるとよい《大塚敬節》
  3. 27歳の女性。昨年、流産ののち、膀胱炎を起こし、竜胆瀉肝湯で治ったことがある。今度は、目下、妊娠4ヶ月目であるが、咳がひどく出て、お腹にひびくから、、あす流産しても困るといって来院した。その咳は、こみ上げてくるような強い咳で、それが後から後から頻発する。痰はほとんど出ない。のどの奥が乾いている感じだという。私はこれに麦門冬湯を与えたが、10日分の服薬で軽快し20日分ですっかりよくなり、無事に分娩した。《大塚敬節》


八味丸
  1. 妊娠末期の尿閉《大塚敬節》
  2. 妊娠中の子宮の位置異常(前屈・後屈)
  3. 妊娠中の排尿障害


平胃散
  1. 胎盤残留また死胎下らない者:「芒硝」《矢数道明》
  2. へそに異常:  
    臍中腐水して水が出る者は脾胃の湿熱:「大黄」《矢数道明》
    臍中腐爛し、水を出す:「大黄」を与え、「赤烏散」or「奇良末」を臍中に貼る。
    《先哲医話》


補中益気湯
  1. 胎動不安
  2. 切迫流産
  3. 陣痛促進
  4. 子宮脱
  5. 産後の子宮不全
  6. 産後の(過労の)脱肛
  7. 尿閉:老人、虚人、妊娠中、産後の小便の通じない者に用いることがある。みな気虚を目標とする。《矢数道明》
  8. 妊娠中毒症


  1. 妊娠腎:浮腫喘促する者
  2. 妊婦、浮腫し、喘咳、息迫し、或いは身体麻痺し、或いは疼痛する者を治す。《類聚方広義》








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