脳動脈瘤

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関連情報
くも膜下出血」「脳梗塞」「モヤモヤ病」「脳卒中「脳血栓」「脳腫瘍

血管内治療
病院名 所在地 患者数
藤田保健衛生大病院 愛知 154
琉球大病院 沖縄 152
名古屋大病院 愛知 145
順天堂大順天堂病院 東京 144
慈恵医大病院 東京 131
富永病院 大阪 120
神戸市立中央市民病院 兵庫 114
国立循環器病センター 大阪 111
立川総合病院 新潟 84
新潟大病院 新潟 80
広南病院 宮城 78
虎ノ門病院 東京 76
大田記念病院 広島 73
岡山大病院 岡山 59
老年病研究所付属病院 群馬 58
広島大病院 広島 56
市立広島市民病院 広島 51
九州医療センター 福岡 50
【血管内治療】
足の付け根の血管からカテーテル(細い管)を挿入してコブの内側にコイルを詰める治療法。

海外では未破裂脳動脈瘤の治療では血管内治療が主流になっている
テルモのコイルは、動脈瘤に詰めると表面の高分子が水分を吸って倍近くに膨らむ。欧米では1万人以上の実績がある。

巨大脳動脈瘤(直径25mm以上)は破裂するリスクと手術リスクがともに高く、3年間で10人以上の治療経験がある施設は5カ所にとどまった。
2007年1/21《日本経済新聞》より

クリッピング術
病院名 所在地 患者数
富永病院 大阪 622
済生会熊本病院 熊本 358
北斗病院 北海道 293
国立循環器病センター 大阪 238
十和田市立中央病院 青森 211
新潟脳外科病院 新潟 209
江南病院 宮城 208
札幌麻生脳神経外科病院 北海道 193
岡山旭東病院 岡山 184
東京女子医大病院 東京 162
網走脳神経外科・リハビリテーション病院 北海道 154
都立府中病院 東京 143
横浜医療センター 神奈川 135
中村記念病院 北海道 133
大西脳神経外科病院 兵庫 130
日本医大千葉北総病院 千葉 126
獨協医科大学病院 栃木 124
九州医療センター 福岡 122
岩手医大病院 岩手 120
NTT東日本関東病院 東京 116
済生会八幡総合病院 福岡 114
秋田県立脳血管研究センター 秋田 112
青森県立脳血管研究センター 青森 111
函館脳神経外科病院 北海道 108
岡山東部脳神経外科 岡山 103
慶応大病院 東京 101
馬場記念病院 大阪 96
福岡徳州会病院 福岡 91
新潟労災病院 新潟
社会保険中京病院 愛知
倉敷中央病院 岡山 88
厚地脳神経外科病院 鹿児島 87
中国労災病院 広島 81
瀬口脳神経外科病院 長野 79
柏葉脳神経外科病院 北海道 78
仙台医療センター 宮城 77
神戸市立中央市民病院 兵庫 76
東朋香芝病院 奈良
福島県立医大病院 福島
岡山大病院 岡山 75
順天堂大静岡病院 静岡
【クリッピング術】
頭部を切開して脳動脈瘤ができた場所や形に応じて、コブの根元をクリップという特殊な器具で固定する技術。
2007年1/21《日本経済新聞》より

手術
「脳の動脈に出来た膨らみを脳動脈瘤という。動脈の3つの層のうち、最も厚い中膜という筋肉層が欠けたところが動脈の枝分かれ部分にあると、圧力で徐々に外側に押されて膨らみ、最悪の場合破裂して脳卒中の一種、クモ膜下出血を起こす。
日本人は年間13000人がクモ膜下出血で死亡する(全脳卒中死亡の1/10)。人工10万人あたり40歳代で5〜10人、60歳代だと20人程度。一見健康な人のうち、磁気共鳴装置(MRI)検査で約2%〜7%に脳動脈瘤が発見される。発見された人は、計算上、年間0.1%〜1%程度にクモ膜下出血を起こす。
脳動脈瘤を発見したら原則として手術を勧める脳外科医は多い。
しかし「脳ドックは安全か」の著書、山口研一郎によれば、手術自体で死亡が1%程度まで生じうるし、脳梗塞で半身不随などが発生する確率が5%〜10数%あるという。しゅじゅつの危険の方が大きいくらいだ。
このため手術は、放置すれば極めて危険の高い場合(急速に脳動脈瘤が増大したり、クモ膜下出血の前兆の小出血がある場合)に限るべきだとする脳外科医も少なくない。
ストレスを減らして十分な睡眠をとる。
太っている人は減量に努め、血圧が高い人は適切な血圧に下げるようにする。
これで脳動脈瘤の進行はかなり止まるはずだ
脳ドック 「脳の状態をチェックする目的で、主として磁気共鳴画像装置(MRI)によって検査・診断する。1988年に日本で始められ、97年の時点で、他の国では実施されていない。
脳ドックの主な目的は3つ。
  1. くも膜下出血つながる脳動脈瘤や脳動静脈奇形(いわゆるモヤモヤ病)の発見
  2. 小さな梗塞や詰まりそうな血管を見つけること
  3. 脳血管障害による痴呆やその可能性の早期発見。
MRIの解像度は高いので極めて小さな変化が発見される。
健康そうに見える人でも、脳ドックでは、見方によっては8割に何らかの異常が見つかるほどだ。
小さな脳梗塞や大きな脳梗塞の予兆が発見されても、脳梗塞の予防効果や治療効果のはっきりしている薬は今のところ無いのが現状だ。
痴呆症が発見されても現状では有効な薬はない。
検診は予防や治療に結びつく病気が早期発見されて初めて意味がある。脳ドックは検査の感度が高すぎて、異常と言えない変化が発見され、利用者の混乱を招いている面がある

血管内治療で
  • 左手にカテーテル、右手にワイヤ
    • 2010年、NTNと名古屋大学、名古屋工業大学は、カテーテルの挿入操作が1人でできる装置を開発。これまでは2人で操作していた。
      血管内治療では、太ももの付け根から動脈にカテーテルを挿入し、頚動脈を経て脳血管まで通す。同時に、先端に白金製のコイルがついたワイヤをカテーテルを通じてコブ(瘤)に近づけ、コイルをコブの中に詰め込む。するとコブに血液が流れなくなり、コブの破裂を防げる。
      新しい装置では1人の医師が左手でカテーテルを挿入しながら、右手でワイヤをカテーテルに送り込む。医師はCTで脳内画像を確認しながらカテーテルを左手で操作。足元のスイッチを踏みながら、モーター駆動でワイヤを自動的に送り出す装置を動かす。右手でワイヤの細かい動きを制御する。
      従来は、カテーテルをコブの入り口まで挿入する医師と、ワイヤをコブ内部に送り込む医師が共同で施術していた。2人の呼吸が合わないとワイヤを送り出すタイミングがずれて、コブが破裂する恐れがあった。
  • 膨張するコイル
    • 2010年、テルモは脳動脈瘤の治療用コイルを発売。
    • 脳動脈瘤が破裂しないように、コブの部分に詰めるために使うコイルで、プラチナと、水分を吸収して膨らむ「ハイドロゲル」を組み合わせた。
    • 脳動脈瘤の部分にコイルを留置すると血液中の水分をハイドロゲル部分が吸収して膨張。コブの中に血液が流れ込まないようにすき間無くコイルを詰めやすくなる。
  • 術後の患者が観察
    • 2011年、カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究チームは、手術で微小な治療器具を埋め込んだ脳動脈瘤の状態を、術後の患者が自宅で簡単に観察できる手法を開発した。
    • 治療器具を体内に埋め込む際に白金を使ったコイルがアンテナとして使えることを基礎実験で確認した。
  • ステントに高分子被膜を
    • 2012年、国立循環器病センターの中山泰秀研究所室長らは、網目状の筒であるステントの表面に高分子のフィルムを張った、新た医療器具を開発した。
    • 動物実験で効果を確認。
      • 人為的に脳動脈瘤にしたウサギを使い、新ステントを移植すると、動脈瘤に血が流れこまくなり、コブの血が固まった。破裂する危険性がなくなり、数ヶ月後の経過も順調だった。
      2015年の臨床試験を目指す。
    • 新ステントは膨らました状態で直径3〜6_b、長さ2〜3ab。
    • 網の目はコバルトやクロムの合金などでつくり、表面を厚さ20〜30マイクロbのポリウレタンフィルムで覆った。
    • フィルム表面には約300マイクロbの大きさの穴を開けた。
    • 血液の流れを抑えながら血管の壁を作る血管内皮細胞の増殖を促せる。
    • 治療は、足のつけ根などの血管からカテーテルを使って患部に運び、そこで膨らませて使う。

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