脳波
意識脳と潜在脳は通常、遮断されています。
  • どうしたら潜在脳の情報を引き出すことができるか。それを可能にするのがα波なのです。


  • α波の中でも
  • ミッドα波(9~12Hz)の状態が一番重要で、脳波がミッドα波の状態の時、意識脳と潜在脳を遮断している扉が開かれます
  • そして、
  • 潜在脳の中にある必要な情報を意識脳に取り込みます。
    • 能力を十分に発揮できる人
    • いつも活き活きしている人
  • は、ミッドα波を無意識のうちに発生させ、意識脳と潜在脳の遮断された扉を開いているわけです


  • 脳波がα波の状態になると、β-エンドルフィンというホルモンが分泌されます。

  • このベータエンドルフィン(ホルモン)は体に絶大な効力を持つ物質で、次の効能があります。 
    1. ストレスを低減、解消する
    2. 脳を活性化させる
    3. 体の免疫力を高め、様々な病気を予防する
    このような効能から、α波は、意識障害・認知症・精神疾患・睡眠障害などの診断補助・状態把握や、生理学・心理学などの研究目的で用いられることもあります。

まん中のα波をミッドαと呼び
  • この脳波になった時は誰でもリラックスしながら超集中状態にあり最高の実力を発揮できるのです。禅の世界で、悟りを開いた状態を言うのでしょうか。ヨガや禅の瞑想状態の時、すなわち精神状態が、雑念や不安から解放され、安定した心理状態になったときは、血圧や呼吸数、心拍等も下がり、非常にリラックスした状態になる。
  • 脳波で言う、いわゆるα(アルファ)波が出ている状態になるのです。

    この時は、記憶力、集中力も増し、ストレス、イライラを取り、リラックスできる。

  • 例えば受験時のアガリ性、スポーツのプレッシャー、赤面、対人恐怖等の除去や、寝付きが良くなる等の状態になるのです。

  • 「精神一到、何事か成らざらん」、朱子語類に出てくる有名な句です。精神を集中して事に当たれば、いかなる難事でも成し遂げられないことはないと言った意味です。また、心頭を滅却すれば、火もまた涼しという言葉もあります。これは、無念無想の境地に至れば火さえ涼しく感じられると言う意味です。どんな苦難にあっても、その境涯を超越して心頭にとどめなければ、苦難を感じない意味と、広辞苑に書いてある有名な悟りです









周波数 脳波 状態
14~30 Hz ベータ波
 (β)
通常に起きてる状態。
緊張や心配事のある状態。
8~14 Hz アルファー波
(α)
リラックスしている状態。
集中や瞑想している状態。
4~7 Hz シータ波 
(θ)
まどろみ、入眠時の状態。
ひらめきや覚醒時の状態。
0.5~3 Hz デルタ波 
(δ)
熟睡の状態。
無意識の状態。






脳波
の種類




意識と
活動脳
活動領域
13Hz~ β波

意識していて
左脳が全開

日常生活の領域
11Hz~
13Hz
α波
(α3)
やや
リラックス

意識していて
やや右脳が活動

落ち着いた人の活動領域
9Hz~
11Hz
α波
(ミッドα)






意識していて
右脳が全開

超一流選手や天才
の活動領域
7Hz~
9Hz
α波
(α1)



やや意識して
右脳が全開

眠りかけ
~7Hz θ波


右脳が全開

まどろみ







「脳波の消失」後に脳波
  • 1996年、厚生省研究班の脳死判定基準(竹内基準)の1つ。
  • 「脳波の消失」が通常の方法で確認された患者について、関西医大の研究者が、鼻腔誘導という特殊な方法で脳波を測り直したところ、脳底部に健康な人並みの強さの脳波が残る場合があることが分かった。判定に通常用いられている頭皮表面に電極を当てて測る[標準脳波]より、この方法で測る脳波は消失が遅い場合があることはしられていたが、測定波を周波数別に解析して新たな事実が分かった。

    [鼻腔誘導脳波]
    鼻の穴に細い電極を差込み、奥の粘膜に先端を軽く刺すだけで簡単に測れる。
  • 脳神経外科の河本圭司教授らが、同医大救命救急センターの患者で標準脳波が消失した15人について測ると、5人は肉眼でも脳波が認められ、5人は脳波と断定出来ない信号が認められた。測地脳波を周波数別に解析すると、10.5~12ヘルツの周波数帯で13人、2~3.5ヘルツと14~20ヘルツの2つの周波数帯で9人が健康な人と同じレベルだった。
    同教授によると、
    • 鼻腔誘導脳波は視床下部を含む脳底部の活動を反映している
    という。
  • 視床下部は、脳死判定後も機能が残る
  • との研究結果を新潟大の研究班が出しており、今回の結果と合うと言う。
    京都大の佐々木和夫名誉教授(脳科学)は、“視床下部の脳波は非常に微弱。鼻腔誘導ではむしろ、視床下部に近い大脳皮質からの信号を測っていると思うが、脳波測定の精度を上げるうえで有効”と話している。








脳波でコンピューターを操作
  • 2005年、理化学研究所は考えるだけでコンピューターを操作する基本システムを開発。頭部につけた電極で捕らえた脳波の強弱などに連動して、画面上のカーソルが動く。
    開発したシステムは薬200個の電極がついた脳波計と、脳波の情報を処理してカーソルを動かすスフトウエアからなる。
    脳波は通常、体を動かしたり話したりするときに出るが、頭の中で“動け”と考えただけで、動いた時と同じ脳波が出るようになることが知られている。
    たとえば、“右手を動かす”と考えると、左脳の大脳皮質の一部が活発に動き、これを電極がとらえるとカーソル左から右へ動く。


ヘヤバンド型
  • 2009年、国立精神・神経センターの本田学・疾病研究第七部長らと情報通信研究機構などのチームは、携帯型の脳波計を開発した。ヘアバンドのように頭につけて常時測定し、約1週間分の脳波のデータを蓄積する。
    普段の生活の中での脳波の変動と健康状態を調べるネライ。
    長期間取得した脳波のデータの解析方法も新たに開発。脳幹や視床、視床下部といった生命活動に不可欠な部位の活動の変動を計測できるようにした。
  • 脳波と機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)の同時計測から、脳波のうちα波の成分を解析することで、脳幹などの活性が上がっている状態が分かるという。


脳波を読み取り、PCに送信
  • 2012年、情報通信研究機構は、簡易型の脳波測定装置を開発した。
    ヘアバンド型の装置にセンサーや通信機能を組み込んだ。
    脳の後部の脳波は、脳の深部の血流量と関連性があることを突き止めており、うつ状態やアルツハイマー病の初期段階を見つけるのに役立つ。
    脳の後頭部のゆっくりした脳波を測定する装置を開発した。
    脳機能を調べる陽電子放射断層撮影装置(PET)などの装置を使い、脳の深部の部分の働きの目印となる血流量の変化を見た。

  • 前頭葉基底部や前部帯状回と呼ぶ部分で、血流量が脳の後頭部の脳波と関連していることが分かった。

    開発した新装置を使って、実際に精神的ストレスが増えると脳の深部の働きが弱まり、それが脳波を測定することで読み取れることを確認した。


脳波で意思伝達
  • 近畿大学の山脇伸行准教授らは、頭の中で腕を動かしている様子を思い浮かべるだけでパソコンを操作する技術を開発。
  • BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)の1つ。



人間の脳波とそっくりの信号を出すシステム
  • 2017年までに情報通信研究機構と国際電気通信基礎技術研究所が開発する。
  • 脳が出す信号をもとにロボットやコンピューターを自在に操るBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)研究に役立てる。
  • 脳から発生する磁気を脳磁計で、脳内の血液の流れの変化を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で観測する。
  • BMIでは、現在、帽子型のセンサーをかぶり、脳活動を解析している。そのため時間と手間がかかっていた。


脳波解析で文字入力が簡単に
  • 2015年5月、東京ビッグサイトで開催された「組み込みシステム開発技術展」で、ヘッドセットをつけた人がディスプレーに映し出された文字を眺めると、その文字がコンピューターに入力される装置が出品された。
  • 「定常状態視覚誘発電位(SSVEP)」と呼ぶ方式。
  • SSVEP方式は、脳波の周波数に着目するのが特徴
  • 画面上の文字や記号はそれぞれ異なる周波数で点滅している。その点滅は人間の目では意識できないほどの速さだが、脳波を解析すると、その点滅とほぼ同じ周波数の信号があらわれる。
  • 文字を注視する必要が無く、利用者が疲れにくい。






座禅をするとアルファ波が出てくる
  • 座禅と脳の関係について研究する有田秀穂・東邦大学医学部教授は「座禅をするとアルファ波が出ることが分かってきた」と話す。アルファ波はリラックスした時に出る脳波だが、有田教授らの研究で2タイプあることが分かってきた。
    • 目をつぶった時・・・
      • リラックス状態を示すスピードの遅いタイプ(8~10Hz)
    • 座禅すると・・・・
      • 脳の覚醒を示す早いタイプ(10~13Hz)・・元気が出る心理状態へ導く

    座禅をするとアルファ波が出てくるのは、脳の神経の1つセロトニン神経が刺激されるからだ


    息を吐くことを意識した[腹式呼吸]は腹筋を使ったリズム運動でもある。
  • 筋肉の収縮と弛緩を周期的に繰り返すことでセロトニン神経を興奮させる。

  • セロトニン神経は脳内の様々な神経に対し[セロトニン]を一定の頻度で放出し、覚醒状態を維持する。
    • 神経への刺激の頻度が増えて分泌量が多くなると、自然とスッキリした気分になる。

    有田教授は22人に協力してもらい座禅をした場合と、しなかった場合で、尿中のセロトニン濃度を調べた。その結果、
    平均134ナノ㌘/1ml(座禅前)・・・
    • →203ナノ㌘/1ml(座禅後30分)

    座禅の呼吸法を続けると約5分後にはセロトニン神経が活性化し、アルファ波が出てくる。
  • 30分~1時間続けると効果的だ。

  • 意識して腹式呼吸を続けることが何よりも大切で、テレビを見ながらではダメ。
    3ヶ月続けることでセロトニン神経が鍛えられ、イライラしにくくなり、ストレスに強くなる。


印を結ぶことで落ち着く
  • 忍者が手を合わせて呪文を唱える「印」をした際の脳波や心拍数を小森照久・三重大学医学部教授が調べた。
  • その結果、ストレスが緩和され、落ち着いた状態になっていた。

  • 印とは
  • 「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」
  • と9つの言葉を唱えながら、決められた形に指や手のひらを合わせること。

  • 甲賀流忍術の継承者で、三重大学特任教授である川上仁一さんによると、敵地に赴くときや任務を完了した際に印を結ぶ習慣があったという。
  • 小森教授は2015年12月から3ヶ月間、忍術の修行を経験した5人と、経験したことがない10人に、それぞれ足し算を30分間繰り返させてストレスを与えた後、脳波を測定した。
  • 印を結んだ経験者と未経験者を比較すると・・・
    • 経験者の方がリラックスした際に検出される脳波や副交感神経の働きが活性化。
  • 経験者が印を結んだ場合と結ばなかった場合・・・
    • 印を結んだ方がその傾向があらわれた。
  • 小森教授は“一般的に言われるリラックスとは少し異なり、集中力も維持されている。闘いに適した状態”と分析。







サルが脳波で車イスを運転
  • 2016年、頭部に埋め込んだ電極で脳活動を読み取り、考えるだけで運転できる車イスをサルに操作させて目的地に到着させることに米ヂューク大学などのチームが成功した。


レム睡眠仮説
  • レム睡眠中のシータ(θ)波のリズムが記憶を増強するとする
    θ波は、レム睡眠(浅い睡眠状態)中、海馬に現れる。






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