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脳脊髄液減少症






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ブラッドパッチ
むち打ち症
手足のしびれ
頸部椎間板障害

おけつ






脳脊髄液減少症とは
  • 脳脊髄液減少症は、2001年頃日本の医師が発見した病気です。 2006年9月に、第65回脳神経外科学会において、国際医療福祉大学熱海病院の篠永正道教授が論文発表。医学会の中で、初めての論文発表でした。
    1. 頭痛(頭重感を含む)、
    2. すぐに疲れる、
    3. 集中力がなくなった、
    4. 天気の悪くなる前は具合が悪 くなる
    5. 横になると楽になる、
    6. 腰痛、
    7. 忘れっぽくなった、
    8. 背中の痛み、
    9. 気力が湧かない
    10. 耳鳴り
    11. めまい
    12. 手足のしびれ、
    13. 視覚障害、
    14. 聴覚障害
  • 等々まだ他にも多くの症状があり、 全身に症状が出ます。

  • 慢性になると障害として体に残ってしまいます。 体幹機能障害として障害が残る場合や、視覚障害として体に残る場合、麻痺症状が体に残 る場合もありますが、ほとんどの方はその障害は認められていません。 (厚労省のページから)

  • 脳を外部からの衝撃から守る働きもしている髄液(脳脊髄液)が、体内に漏れだし、脳が頭蓋骨の底部にぶつかることで脳神経に異常が起きる疾患とされる。

  • 脳脊髄液減少症は、硬膜に穴が開き、髄液 が漏れることで脳が頭の中で沈み込み
    • 激しい頭痛
    • 首の痛み、
    • 吐き気、
    • 集中力の低下、
    • 全身の倦怠感
    などの症状を引き起こすとされる。






脳脊髄液減少症症状
  1. 頭痛
    • 立っているとどうしようもない頭痛がする。
    • 痛み止めも効かない。
    • ところが横になるとなぜか痛みが和らぐ。
  2. めまい
  3. 手のシビレ
  4. 首の痛み
  5. 立ちくらみ


脳脊髄液減少症治療
  1. 先ず安静に。
  2. 減ってしまった脳脊髄液を点滴で補いながら自然治癒を待つ。1週間〜1ヶ月で、硬膜の穴がふさがる患者が8割。
  3. それでも改善しないときは、患者自身から採取した血液を漏れを起こしている穴に注射し、血で固めてふさぐ手法である「ブラッドパッチ」を行う。
  4. 脊髄に針を刺す前に実施する麻酔がとても痛い。
  5. もともと血液が無い場所に血を入れるため癒着が生じることがある。
  6. 2011年現在、保険適用が無い。 2016年4月から保険適用。

むち打ちの後で
  • Aさんは数年前から、気絶して救急車で運ばれることが何度かあた。CT検査で脳を調べたが異常が見つからない。
  • そのうち疲れやだるさも出て、もの忘れするようになった。
    そこで、東京港区の山王病院で診断を受けた。美馬達夫・国際医療福祉大学助教授の見立ては脳脊髄液減少症。

  • 脳や脊髄は硬膜という薄い膜が覆っていて、その内側は透明な髄液で満たされている。脳脊髄液減少症は何らかの原因で硬膜に穴が開き、髄液が漏れることによって引き起こされる。この結果、髄液の圧力で支えられていた脳の位置が下がるため、頭痛や首の痛みなどの症状が出てくる。

  • 一般的には、むち打ち症や強い衝撃で髄液の漏れが起きるとは考えられていない。
  • このため、むち打ちの後に頭痛などの症状が長引いても、心因性のものと考えられている。
    だが、むち打ち症患者を多数(約800名)診てきた平塚共済病院の篠永正道・診療部長は別の説を唱える。頭痛や疲労感に長く悩んでいた患者をしらべ、髄液の漏れが原因と判断した。
    「交通事故の件数から判断すると、少なくとも見積もって患者は全国で10万人以上に達する」(篠永部長)

  • 治療の基本は髄液の漏れを抑えること。
  • 硬膜の外側に患者本人の血液を20mm〜40mmほど注入する『ブラッドパッチ』という手法を使う。この手法で漏れの原因となる穴を血液がノリ(接着剤)の役目をしてふさぐ。
    硬膜の外側の圧力が上がって髄液が漏れにくくなる。
    これを3〜4回、3ヶ月おきに続ける。
    美馬助教授によると、約3割の患者でほぼ完治。4割は部分的に回復。残りの3割は無効もしくは悪化する。」2004.6.29《日本経済新聞》





脳脊髄液(CSF:cerebrospinal fluid)
cerebrospinal fluid (CSF)
  • 脳脊髄液(髄液)は、側脳室、第三脳室、第四脳室にある脈絡叢で血漿からつくられ、第四脳室からクモ膜下腔に流れ込む。
  • 脳脊髄液は硬膜静脈洞内に突出したクモ膜顆粒から静脈血中に排出される。
  • 成人の脳脊髄液は100〜160mlであり、その半分が脳室にある。



脳脊髄液のpH値・・・・・7.349
  • 脳脊髄液の組成
    (CSF:cerebrospinal fluid)
    脳脊髄液 血漿
    Na (mEg/L) 140〜145 135〜147
      (mEg/L) 3 3.5〜5.0
    Cl (mEg/L) 115〜120 95〜105
    HCO3(mEg/L) 20 22〜28
    グルコース (mg/dL) 50〜75 70〜110
    タンパク質 (g/dL) 0.05〜0.07 6.0〜7.8
    pH 7.3 7.35〜7.45


脳脊髄液(CSF)の循環


  • 脳脊髄液は、4つの脳室(2つの側脳室と第三脳室・第四脳室)と脳と脊髄を囲んでいるクモ膜下腔を循環している

  • 脈絡叢は脳脊髄液を分泌し、その電解質組成を調整する。

  • 濃度は血漿よりも低く、従って血漿よりもpHは低い。そのため、血液中のPco2の小さい変化でも脳脊髄液のpHが変化し、それにより呼吸回数が調節される

  • 大部分の脳脊髄液は、クモ膜顆粒、および中枢神経系と軟膜の毛細血管壁を通って静脈系に再吸収される。

  • クモ膜下腔は通常約150mLの脳脊髄液を容れており、脈絡叢が産出する量は500mL/日なので、脳脊髄液は24時間で約3回入れ替わる計算になる。




脳脊髄液の指標
検査項目/基準値/(↑)上昇させる病態
外観
  • 無色透明・水様
  • 黄色調(中枢神経系における古い出血巣)
    白濁(化膿性髄膜炎)

Cl
  • 120〜125mEq/l
  • (↑)上昇させる病態
    • ・ 尿毒症
      ・慢性腎炎
  • (↓)低下させる病態
    • ・結核性髄膜炎
      ・化膿性髄膜炎
      ・脳炎

液圧
  • 70〜150mmH2O

細胞数
  • 髄液中の有核細胞を数える
  • 0〜5/µl
  • (↑)上昇させる病態
    • ・化膿性髄膜炎
      ・硬膜下腫瘍脳炎
      ・結核性髄膜炎
      ・脳腫瘍

髄液量
  • (100〜150ml)

総蛋白
  • 10〜40mg/dl
  • (↑)上昇させる病態
    • ・化膿性髄膜炎
      ・結核性髄膜炎
      ・脳炎
      ・くも膜下出血
      ・脳出血

糖質<グルコース>)
  • 50〜75mg/dl
  • (↑)上昇させる病態
    • ・糖尿病
      ・脳腫瘍
      ・結核性髄膜炎
      ・化膿性髄膜炎

比重
  • 1.005〜1.007
  • (↑)上昇させる病態
    • ・炎症性疾患






訴訟
  • 2007年11月、交通事故で「脳脊髄液減少症」となり後遺症が残ったとして、東京都内の男児と両親が損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。医学的に診断基準が確立されていないことから司法判断も分かれている。


    2012年、横浜地裁は厚生労働省が策定した新しい診断基準を採用した。
    神奈川県内で自転車で乗用車と衝突し、脳しんとうや液捻挫と診断され、その後に頭痛やめまいなどを発症しした男性に、磁気共鳴画像装置(MRI)などによる画像検査に同基準に該当する所見が複数あったと指摘、損害賠償を認定した








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