- 脳にも水分調節機能
- 2011年、自然科学研究機構生理学研究所の岡田泰伸所長と総合研究大学院大学のチームは、腎臓で働く水分調節の働きが脳でも機能していることをネズミの実験で突きとめた。
- 腎臓で尿の量を抑えるホルモンが脳で神経細胞の水ぶくれを抑えていた。
- 人でも同様のメカニズムがあるとみられる。
- 成果は1/25のサイエンス・シグナリング(電子版)に掲載。
- (バソプレシン)
- 研究チームは腎臓で働き、体液の増減にあわせて尿量を抑えるホルモン「バソプレシン」に着目。バソプレシンは脳の視床下部にある神経細胞が作る。
- ラットの脳の神経細胞を調べると、バソプレシンに反応する受容体が多数見つかった。
- 神経細胞を水分が多い条件下で培養するとホルモン(バソプレシン)を大量に分泌。水で膨らんだ神経細胞の水分を外へ排出し、60分程度で元の大きさに戻ることが分かった。
- これまで、バソプレシンは、脳の中では働かないとされてきた。
- また脳の神経細胞もいったん膨らむと縮みにくいと考えられてきた。
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- 脳浮腫は脳の神経細胞が周囲の水分を吸い込んで異常に膨らみ、破裂などで障害を起こす。
- 脳出血などによる深刻な脳浮腫の治療薬開発につながる。
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