脳出血  csrebral hemorrhage
トップへ戻る病名・症状>脳出血  
会員サービス
関連情報
くも膜下出血」「血小板減少性紫斑病」「脳卒中」「高熱」「痴呆症」「脳出血の後遺症」呼吸が異常」「耳鳴り」「好中球増加」「群発頭痛」「チェーンストークス呼吸」「植物状態

脳内出血 頭蓋内出血の1つ(脳出血・くも膜下出血)
  1. 脳血管の破裂により、脳実質が圧迫・浸潤・破壊されて発症する。
  2. 中年以降の男性に多い
  3. 起こる場所は、大脳の視床、内包と呼ばれる部分。内包には、大脳から脊髄に下る運動神経線維と皮膚から大脳へ伝える知覚神経線維が通っている。
  4. 疲労が蓄積されると体の機能が低下してコレステロールが合成されにくくなり、脳出血につながる危険性が増大する
(副作用で脳出血を引き起こす・・・医薬品) (脳出血があれば使えない・・医薬品)
前兆
  1. 耳鳴り
  2. 金縛り(かなしばり)
  3. 体の自由がきかない
  4. 頭のてっぺんに錐で刺したような痛み(気がゆるんだ時)
  5. クビの痛み
  6. 肩の痛みが異常だった(本人は四十肩と思っていた)
症状 「頭痛・気分が悪くなる・吐き気を催す・意識がだんだん薄れる」
  1. 激しい頭痛・悪心・嘔吐・ケイレンから始まり、運動障害・知覚障害・失禁・言語障害・視力障害を起こしながら意識障害を起こす。
  2. 脳の片側の内包付近に出血が起きると、身体の反対側の運動神経と知覚神経がやられ、手足の運動麻痺以外に、舌のろれつが回らなくなり、顔も歪んでくる。これが半身不随の実体
飽和脂肪酸 飽和脂肪酸摂取量が少ないと脳出血が増加する可能性がある。(厚労省
飽和脂肪酸の目標下限値:
  • 18才以上で4.5%エネルギー以上
飽和脂肪酸の目標上限値:
  • 18才以上で7.0%エネルギー未満
妊婦 妊婦が出産時に起こす脳出血の実態を把握するため、国立循環器病センターは2007年7月から調査に乗り出す。
検査 頭部MRIでT2スター(T2*)を調べる。


脳出血 くも膜下出血
脳溢血とも呼ばれる。
医学的には狭義での脳内出血のみを指すことが多い。

脳は
「頭髪」→「皮膚」→「頭蓋骨」→「硬膜」→「クモ膜」→「軟膜」という層で覆われている。
Subarachnoid hemorrhage(SAH
サバラクノイド ヘモリッジ
クモ膜と軟膜の間の空間「クモ膜下腔」に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいう。
血管はクモ膜下腔の中を通っている。
クモ膜下腔を満たす無色透明の液体が脳脊髄液。
脳の太い血管はすべてクモ膜下腔を通っている。この動脈が破裂して、出血がクモ膜下腔に広がるとクモ膜下出血となる。(動脈瘤の破裂が多い)
・活動時の発症が多い ・突発する
・しばしば頭痛がある。
(脳梗塞との違い)
・激しい頭痛で、吐き気、嘔吐を伴うことが多い
・局所神経徴候・・・急速に進展する。多くは数時間以内 ・意識障害をきたすことがあるが、一過性が多い
・高血圧症の既往があり、発症時には血圧が著しく上昇していることが多い ・髄膜刺激症状(+)。
(1)項部硬直
(2)Kerning徴候
・[CT]で脳内に血腫による高吸収域を認める。
・小出血では頭痛、意識障害もなく、髄液も清澄なので、要注意
・脳血管撮影で脳動脈瘤、脳動脈奇形などを認める。
・[CT]で髄液槽に出血による高吸収域を認める

硬膜下血腫  subdural hematoma サブデューラル ヘマトウマ
  • 脳内で脳を保持している静脈(架橋静脈)が破れて出血するのが硬膜下血腫。頭部を打撲すると硬膜とクモ膜の間に血腫が生じる場合があり。それを硬膜下血腫という。
    • 硬膜下血腫は頭を何かにぶつけて頭蓋骨の内側にある硬膜の下に血が溜まる病気。
    • 激しいスポーツで頭をぶつけたり鴨居に頭をぶつけて起きる。
    • 脳脊髄液は軟膜とクモ膜の間を満たしている。軟膜とクモ膜の外には厚くて丈夫な硬膜がある。脳硬膜は頭蓋骨のすぐ内面に密着している。
    • (クモ膜)・・硬膜と軟膜の間の薄い膜。脳と脊髄を覆う。
    • (軟膜)・・最内層の繊細で透明な被膜。
    • (硬膜)・・中枢神経を覆う膜のうち最も外側のもの。
    •        脳を覆う部分が「脳硬膜」、脊髄の部分は「脊髄硬膜」
  • 【慢性硬膜下血腫】
    • Aさんは
      1. 頭が締め付けられているように痛んで目が覚める日が1週間ぐらい続いた。
      2. 日中は痛まないが、咳をしたり力むと痛む。
      3. さらに階段の上がろうとすると脚がつっかるようになってきた。
    • CT検査の結果、慢性硬膜血腫と診断され、局所麻酔で頭にたまった血を吸引する手術を受けた。原因は1ヵ月ぐらい前に、酔って壁に頭をぶつけたことらしい。
      頭をぶつけると、脳そのもの自体は傷つかないが、脳から出ている静脈が切れる。
    • そして頭蓋骨の内側を覆う硬膜の下に出血した血が溜まって脳を圧迫する。
    • 初期の段階では、徐々に出血するので見落としやすい。
    • そのため以下の症状が出てくる 認知症は脳梗塞に似た症状が出てくるがCTやMRIで区別が出来る。
      酒好きの高齢男性は要注意・・・高齢になると血管がもろくなり、脳が萎縮して出血しやすい。70才以上の発症率は7倍近い。
    • 脳梗塞の予防に抗血小板剤を服用している人や酒好きほどリスクが高まる。
      手術・・「穿頭術」
      頭蓋骨に直径1.5cnの穴を開け、細いゴム製チューブを入れ、溜まった血液を吸引し、生理食塩水で洗い流す。術後1週間ぐらいで退院できる。穿頭術で9割以上が完治する。
  • 【急性硬膜下血腫】
    • 原因:
      1. 交通事故
      2. ボクシング
      3. ラグビー
      4. 柔道
      などで頭を強打したときに起き、年齢に関係ない。救命できるかは時間との勝負になる。頭を打った直後から頭痛がしたり意識を失ったりする。手術は開頭手術が一般的。
    • 発症から3時間以内で3/4が助かるが、4時間以上経過すると、9割が死亡する。
    • 日本では、柔道で年間4名前後が死亡している。柔道人口が多いフランスでは死亡例が無い。2011年から柔道が教育現場に取り入れられる。


脳浮腫
  • 神経細胞の膨張を抑制
    • 2011年、自然科学研究機構生理学研究所の岡田泰伸所長と総合研究大学院大学のグループは、脳内で特定のホルモンが働き神経細胞の膨張を抑制することを動物実験で突き止めた。
    • ヒトでも同様のメカニズムが働くと見られ、脳出血などで起こる脳浮腫の治療法の開発に役立つと期待されている。
    • 成果はサイエンスサイエンス・シグナリング(電子版)に掲載。
    • 実験で調べたのは「バソプレシン」と呼ばれるホルモンで、脳の視床下部にある神経細胞で作られる。
      • 腎臓で体液量に応じて尿として排出される水分量を抑える役目をするが、脳の中では働かないと考えられてきた。
    • ラットでバソプレシンを作る脳の神経細胞を取りだし、出血時のような水分が多い環境で培養すると細胞は急激に膨らみバソプレシンを大量分泌した。その働きにより細胞中の水分を排出、約60分で元の大きさに戻った。
      • 脳浮腫は出血などに伴う水分を脳の神経細胞が吸収して過剰に膨らみ、破裂などで障害を起こす。
    • 岡田所長は“脳でも腎臓と同じ仕組みがあることがわかった。膨らんだ神経細胞を元に戻す薬の開発に応用できる可能性がある”としている。

虫歯菌
  • 脳出血を助長
    • 2011年、大阪大学の大嶋隆教授や和田孝一郎准教授、浜松医科大学の梅村和夫教授らは、虫歯菌に脳出血を促すタイプがあることを発見した。
    • 保菌者の脳出血リスクは、そうでない人の4〜5倍という。
    • 成果は9/28のネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載
    • 脳出血患者の血液から虫歯菌といわれる「う触病原菌」の特殊な種類を発見した。
    • 血管の内壁が傷つくとそこに結合するタンパク質を作る性質があり、キズを治りにくくする。
    • 日本人の8%が保有する菌だが、脳出血の患者を調べると約3割がこの菌を持っていた。
    • 患者から採取した菌をマウスに投与すると脳に出血が見られた。
    • 脳出血したマウスに投与すると脳の出血面積は5〜6倍に広がった。
    • 口の中にはおもに虫歯菌と歯周病菌が存在する。これまで歯周病菌が心臓病などに悪影響することは知られていたが、虫歯菌の報告は初めて。

脳出血の漢方薬
脳出血に用いる漢方薬あれこれ
  1. 甘麦大棗湯
  2. T帰膠艾湯
  3. 柴胡加竜骨牡蛎湯
  4. 三黄瀉心湯
  5. 真武湯
  6. 続命湯+田七人参
  7. 大黄牡丹皮湯
  8. 大柴胡湯
  9. 桃核承気湯
  10. 麦門冬湯
  11. 八味地黄丸
  12. 白虎加人参湯
  13. 防風通聖散
  14. 抑肝散加陳皮半夏湯
  15. 苓甘姜味辛夏仁湯
  16. 六味丸