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NSAIDs(エヌセイド)
非ステロイド性抗炎症薬



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非ステロイド性抗炎症薬
(エヌセイド)
【NSAIDs】
 
Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug
  1. ステロイドホルモン以外の薬物で抗炎症作用を持つ薬剤。
    • 同時に解熱・鎮痛作用も持つ
    • 抗炎症薬(狭義)には
      • ステロイド性
        • (強力な消炎作用と免疫抑制作用)
      • 非ステロイド性抗炎症薬【NSAIDs】
        • (消炎・鎮痛・解熱作用)
      がある
  2. アラキドン酸代謝で、シクロオキシゲナーゼを阻害することで、プロスタグランジンの生合成を抑制する。
  3. この系統の薬剤を2種類併用しない
  4. 血漿タンパクと結合するので、経口糖尿病薬やワルファリン(抗凝固薬)などとの併用は要注意
  5. 長期連用で、消化性潰瘍や腎障害を誘発しやすい
  6. アスピリン喘息には禁忌
    • アスピリンや酸性非ステロイド抗炎症鎮痛剤でひどい喘息発作を起こすことがあり、一般にアスピリン喘息と呼ばれる。これらの薬は市販薬にも広く含まれており、飲み薬だけでなく張り薬や座薬などにも含まれている為、気付かずに使用してしまう恐れもある。
    • 又、『アスピリン喘息』の人は薬や食品の添加物として使用される「防腐剤」や「着色料」にも反応することがあり、以前にそのような既往歴がある人は十分用心することだ。
      この種の喘息は喘息患者の約1割に見られ、女性に多いと言われる。
      30〜40才代で罹患する。副鼻腔炎・臭覚低下など鼻の病気を伴うことが多い。発作はかなり重く、喘息による突然死の約4割をしめる。アスピリン以外に、インドメタシン・非ステロイド性坑炎症剤・一部の着色剤・一部の防腐剤でも誘発される。」














アスピリン アスピリン




メフェナム酸 ポンタール
フルフェナム酸 オパイリン
トルフェナム酸 クロタム





アセメタシン ランツジール
アンフェナクナトリウム フェナゾックス
インドメタシン インテバン
インドメタシン ファルネシル インフリー
エトドラク オステラック
ジクロフェナクナトリウム
ナポールSR・ボルタレン
スリンダク クリノリル
ナブトメン レリフェン
フェンブフェン ナパノール
マレイン酸プログルメタシン ミリダシン
モフェゾラク ジソペイン





アミノプロフェン ミナルフェン
イブプロフェン ブルフェン
オキサプロジン アルボ
ケトプロフェン オルデス
ザルトプロフェン ソレトン
チアプロフェン酸 スルガム
ナプロキセン ナイキサン
フルルビプロフェン フロベン
フルルビプロフェン アキセチル ロピオン
フェノプロフェンカルシウム フェノプロン
プラノプロフェン ニフラン
ロキソプロフェンナトリウム ロキソニン





ブコローム パラミジン




アンピロキシカム フルカム
テノキシカム チルコチル
ピロキシカム バキソ
メロキシカム モービック
ロルノキシカム ロルカム






エピリゾール メブロン
塩酸チアラミド ソランタール
エモルファゾン
その他 ワクシニアウイルス接種
家兎炎症皮膚抽出液
ノイロトロピン




NSAIDsによるプロスタグランジン合成阻害の仕組み




NSAIDs(フルフェナム酸・メフェナム酸・インドメタシン)が禁忌
  • 高血圧患者
    • ・腎のプロスタグランジン合成阻害作用によるNa貯留増加によって、血圧増加または降圧薬の効果に拮抗する。
  • 鎮痛が目的であれば
    • プロスラグランジン合成阻害作用の無いアセトアミノフェンを選択する。
  • 抗炎症が目的であれば
    • 投与中に血圧モニターしながら用いる







副作用の概要

NSAIDs は、わが国において主に胃潰瘍を惹起することが示されている。
胃潰瘍の症状は心窩部や上腹部の疼痛である。
NSAIDs 潰瘍では疼痛の訴えがHelicobacter pylori(H. pylori)関連潰瘍より少ないとされている)。吐血や下血などの消化管出血を来すことも多い。
NSAIDs 潰瘍の発症頻度は予防薬を併用しない場合、4〜43%と報告されている)。NSAIDs を3 ヵ月以上継続的に投与されている症例で上部消化管内視鏡検査を行うと、15.5%に胃潰瘍が発見される。十二指腸潰瘍の発症頻度は1.9%と低い。NSAIDs 投与が中止可能であれば中止し、通常の消化性潰瘍の治療を行えば潰瘍は比較的容易に治癒する。NSAIDs が中止出来ないときは、プロトンポンプ阻害薬やプロスタグランジン製剤を中心とした治療および予防を行う)。出血例では内視鏡的止血術を行い、止血不能である場合はカテーテルによる動脈塞栓術、または手術を行う。穿孔例では手術を行う。なお、NSAIDs 以外の医薬品の場合でも、原則的に投与が中止可能であれば中止し、通常の消化性潰瘍の治療を行う。

(1)自覚症状
  • 胃潰瘍では、一般的に胃内容が排出される食後60〜90 分後に上腹部を中心とした疼痛を来すとされている。鈍い、疼くような、焼けるような痛みであり、一般に持続的である。疼痛は2/3 以上の症例で認められるとされているが、NSAIDs 潰瘍では約半数に留まり、頻度は低い。これはNSAIDs の鎮痛作用によることが推定されている。上部消化管出血を合併した場合は、
    吐血、黒色便が出現する。出血による自覚症状としては労作時の息切れ、めまい、立ちくらみがある。穿孔を合併した場合は、強い持続的な腹痛が認められる。
(2)他覚症状
  • NSAIDs を服用中の場合には、上腹部の圧痛を伴わないことがある。出血を合併した場合は、眼瞼結膜の貧血や頻脈が出現することがある。出血が大量である場合は、血圧低下、頻脈、乏尿となる。穿孔を合併した場合は、筋性防御や反跳痛などが出現する。但し、副腎皮質ステロイド薬服用中は発熱や腹膜刺激兆候がマスクされやすいので注意を要する。
(3)臨床検査
  • 血液検査ではNSAIDs 潰瘍に特徴的な所見はない。消化管出血を来した場合は貧血を呈し、BUN/クレアチニン比が上昇する場合が多い。H. pylori の陽性率は7 割程度である。
(4)画像検査所見
  • 内視鏡検査でのNSAIDs 潰瘍は非NSAIDs 潰瘍と異なり、胃角部には少なく、長期投与では幽門部に多く出現するが、短期投与では体部にも出現する。
  • 約半数は多発性で、不整形を呈するものが多い(図1)。
  • NSAIDs を継続した場合、極めて難治の慢性潰瘍が発症することがある(図2)





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くすり情報
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