入院費
■病院で大きな開き
「病気で入院した時に請求される費用のうち、医療保険以外に、おむつ代やクリーニング代などがある。「実費徴収」と言われ、各医療機関が独自に金額を決めている。患者らからは不透明の声が上がっており、市民グループ「さあえあい医療人権センターCOML」(大阪市)が医療機関へのアンケートを実施。
COMLでは、医療費に関する相談がここ数年増加。中でもわかりにくいとの指摘が目立つのが実費徴収。例えばおむつ代。おむつは持ち込み禁止の病院も少なくなく、1日に使う枚数がわずかでも。一律の金額を性キュされる場合もある。市販品の価格から考えて高額を支払わされるあると言う。
アンケートは昨年9〜10月の大阪府内の117病院に送付。うち24病院から回答を得た。大半が療養型病床群だった。保険外の実費は必ずしも全病院で請求しておらず、金額もバラバラ。
| 内容 | 請求しない 病院 |
請求する 病院 |
回答があった 最低金額 |
回答があった 最高金額 |
| おむつ代 | 5 | 19 | ¥2000/月 | ¥5400/月 |
| 散髪代 | 11 | 13 | ¥500/1回 | ¥2600/1回 |
| クリーニング代 | 13 | 11 | ¥50/1回 | ¥1000/1回 |
| テレビ使用料 | 9 | 15 | ¥800/分 (20時間) |
¥1333/分 (20時間) |
| 電気代 | 10 | 14 | ¥200/月 | ¥6000/月 |
| 病衣代 | 12 | 12 | ¥1500/月 | ¥3240/月 |
| 入院保証金 | 16 | 8 | ¥20000 | ¥70000 |
表の項目以外にも、売店がない病院では、ティッシュペーパー(¥100〜¥130/1箱)、タオルリース料(¥50〜¥100/日)などの設定もされていた。
実費徴収について厚生省(当時)は、一昨年、通知を出している。
必要なサービスの費用などを認めているが、手続きとして以下の内容を示した。
(1)受付窓口など見やすい場所に実費徴収サービスの内容を掲示する。
(2)患者にサービス内容や料金を明確、懇切に説明し、同意を得た上で徴収する。
(3)同意の確認は文書で。
(4)内容のわかる領収証を発行する
この点についてもアンケートで尋ねた。6病院の「すべての内容を院内掲示している」とし、4病院が「同意書の提出を求めている」としたが、数は少なかった。
各病院の事務長は保険外の請求について、
「療養型病症群、老人病院の多くが実費徴収で利益を上げているのが現実」
「患者の異を考えるなら。保険外の負担無しで病院経営ができる診療報酬に」
「医療と直接関係ないものは実費で。徴収可能な項目を増やしてほしい」などの意見を寄せた。
◎日本の健康保険制度では、出来高払いのため、腕の悪い医師や病院ほど収入が増えるという笑い話のようなことが現実に起きています。手術ミスをすれば、さらに収入が増えるんですよ。