O脚

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2歳すぎ 「B君は1歳6ヶ月になり、歩き方がしっかりしてきた。母親はB君がかわいくて仕方がないが、よく見ると下肢が彎曲していて「O脚」のようである。近所のお母さん方に、早く治さないと大人になって格好の悪い足になる、と言われ急に心配になり私の処へやってきた。
足をそろえてみると、膝の下の部分が大人の指が2、3本ぐらい入る隙間がある。通常、2歳半になって両側の足くるぶしをそろえたときに膝の内側が大人の指3本以上開く時、O脚と呼ぶことになっている。
赤ちゃんは母親のお腹にいる時、両足を抱え込むようにしていることから2歳ごろまではO脚であることが多い。それ以降は関節の柔らかい子供を中心にむしろX脚となり、7、8歳に良い形になるのが正常の発達過程である。
しかし、くる病や軟骨無形成症などの全身的疾患や、プロント病という脛骨近くの骨端軟骨板が内側に垂れ下がった場合には自然には治らない。従って、2歳を過ぎた頃にO脚がはっきりしている場合、または膝下が異様に開いていると思われる場合にはX線検査を受けることを勧める。
2歳半を過ぎて先に述べた基準を超えている場合にはバネの力を用いて徐々に矯正するような仕組みを持つ装具を就寝時に用いる。装具による治療後も脛骨近くの生長帯が長軸に対し20度以上傾斜している場合や、片側だけの彎曲の場合は手術を必要とする。
B君の場合、まだ1歳半で全身的にも問題のない健康時であることから、このまま様子を見て良いと伝えた