ページェット病 ドクトルアウンの気になる健康情報 会員登録
トップへ戻る病名・症状Paget's disease

「ページェット病」 =「パジェット病」
 
英国の外科医Sir James Pagetが発見
陰部の
皮膚ガン
皮膚ガンの中には陰部に生じるものもある。60歳代後半以降に多い『パジェット病』(Paget's disease)だ。
東京都内の会社員Aさんは右足の付け根から陰嚢のあたりを「かゆいな」と感じたのは、98年初夏だった。
元来が汗かき。身長173cmに対し、体重80kg。せり出したおなかが視界を遮る。「アセモと思いこんで見もしなかった」。そのうち、かゆみは収まり、忘れてしまった。
再びかゆみを感じだしたのが、昨年圧。見れば2cm四方が黒っぽくなり、焦げ茶、赤、紫とまだら模様になっている。「これはいかん」と、いつも健康診断に訪れている病院の皮膚科を受診。「湿疹」と診断。処方された軟膏を塗ると良くなった。
ところが、11月に再び元の状態に戻り、薬を変えても改善しない。「ふつうの皮膚炎とは違う」と疑いだした医師の薦めで12月に病変組織を調べる生検を受けた。結果は、『外陰部パジェット』。
この病気の患者を数多く診察している虎ノ門病院を(東京港区)を紹介され、そこで皮膚科部長の大原国章さん(52)に、皮膚ガンであることを知らされた。
パジェット病は、体臭の元であるアポクリン汗腺の多い皮膚に出来る。日本では男性が女性の2倍ほど多く、女性の方が多い欧米と異なっている。原因は不明だが、男女ともに性器を中心に発生、脇の下も含めて同時に多発することもある。
症状は、かゆみや、ムズムズする違和感から始まり、湿疹のような赤い斑点が出る。ギラギラしたり、盛り上がることは無い。
普段、気づきにくい部分であるため、男性なら『インキンタムシ』、女性なら『カンジダ症』と間違えやすい。「羞恥心から市販の湿疹や水虫の薬を塗り、ようやく医師に診せても、診断つかずに自汗が経ってしまいがち」と大原さん。
長年にわたって放置すると、赤みは定着し、部分的にイトが白く抜けたり逆に黒づんでいたり、ただれたりもする。ただ、進行が比較的ゆっくりであるため、転移する前に手術できれば、予後は良好だ。
パジェット病の場合、色彩的に病巣と健康な皮膚の境界がはっきりしないため、手術では周囲を広く切り取って皮膚を張り替えることが基本です。
手術によって性生活に支障が出ることはまれです
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