パニック障害   会員登録

トップへ戻る病名・症状パニック障害
パニック発作を発する物質
(五十音順)
イソプロテノール(喘息薬)
エストロゲン(ピルに含有)
カフェイン
コカイン
炭酸ガス
乳酸
ヒロポン
フェンフルラミン(食欲抑制剤)
プロゲステロン(皮下に埋め込む避妊薬)
β-カルボリン誘導体
メタークロロフェニールピペラジン(m-CPP)
ヨヒンビン

パニック障害の診断基準
広場恐怖を
伴わない
◎DSM-W
A:(1)と(2)を満たす。
(1)再発性で不意のパニック発作の出現
(2)少なくとも1回の発作後1ヶ月以上、以下の症状が1つ以上ある。
  (a)次の発作を心配する
  (b)発作に関わることや、その結果を心配する。
   例えば、
     1.取り乱してしまう
     2.心臓発作が起こる
     3.狂ってしまうのではないか
  (c)発作と関係する行動の変化がある。
B:広場恐怖が存在しない。
C:パニック発作は物質による生理的作用ではなく(例:薬物乱用・服薬)、
  内科疾患によるものでもない(例:甲状腺機能亢進症。
D:パニック発作を、その他の精神障害、例えば社会恐怖・特定恐怖・強迫性障害、および分離不安障害では説明しにくい
広場恐怖
を伴う
◎DSM-W
A:(1)と(2)を満たす。
(1)再発性で不意のパニック発作の出現
(2)少なくとも1回の発作後1ヶ月以上、
  以下の症状が1つ以上ある。
  (a)次の発作を心配する
  (b)発作に関わることや、その結果を心配する。
  (c)発作と関係する行動の変化がある。
B:広場恐怖が存在する。
C:パニック発作は物質による生理的作用ではなく
      (例:薬物乱用・服薬)、
  内科疾患によるものでもない
      (例:甲状腺機能亢進症。
D:パニック発作を、その他の精神障害、
  例えば社会恐怖・特定恐怖・強迫性障害、
  および分離不安障害では説明しにくい

パニック
障害
=「不安障害」の1つ。
パニック障害は100人に約3人の割合で見られる病気で、その中心的な症状は「パニック発作」です
パニック(panic)の語源は、ギリシャ神話に登場する牧羊神の“パン(pan”だと言われています。パンは川や森を支配し、ヒツジなど様々な家畜の守護神として古代ギリシャで崇拝されていました。彼は上半身が人の姿で、髭に覆われた顔とヤギのような耳と角をもち、下半身はヤギの身体にひづめのついた短い足を持っていました
パンは普段は陽気で、歌を愛し人間にも友好的で、しばしば洞窟の中や木陰でうたた寝をしていました。しかし、眠りを妨げられるとパンは怒り狂って、髪を逆立て恐ろしい叫び声を上げるのです。この叫び声が、あまりに異様ですさまじいものだったので、それを効いた人間も家畜も恐怖のあまり、みな死んでしまったと伝えられています。ここから、突然の激しい恐怖を「パニック」と呼ぶようになりました。
パニック状態
とは
大震災に襲われるなどの緊急状態においては、驚愕反応が見られることがあります。「驚愕反応」とは、いわゆる“腰が抜けた”状態で、目がすわって顔は真っ青になり、筋肉はこわばって手足が動かなくなり、冷や汗が出ます。全身がケイレンしたり、短い叫び声を上げることもあります。このような身體状態は、恐怖が激しければ多少の個人差はあっても、誰もが経験することです。
このように、激しい恐怖感と驚愕反応が突然に、しかも同時に起きる状態を『パニック状態』と呼んでいます。パニック状態は、経験した大部分の人が感じる“正常な恐怖”によって起こるもので、何も異常なものではありません。」








※ある限定した時間内に[激しい恐怖感]や[不安感]とともに、
※次のような症状のうち、4つ以上が突然出現し、10分以内にピークに達する状態です。
心臓がドキドキする
冷や汗をかく
身体や手足のふるえ
呼吸が速くなる、息苦しい
息がつまる
胸の痛み
吐き気、腹部のいやな感じ
めまい、頭が軽くなる、ふらつき
非現実感、自分が自分でない感じ
常軌を逸する、狂うという心配
死ぬのではないかと恐れる
シビレやうずき感
さむけ、又は、ほてり
 「パニック障害では、このパニック発作が不意に誘因もなく始まり、強烈な発作のため立っていることが出来ず、救急車で病院にかつぎ込まれたりする事もありますが、発作のピークを過ぎれば1分〜1時間ほどで症状は潮が引くように消え、病院で検査を受けても身体的な異常は何も認められません。しかし、多くの場合、発作は1回だけでなく、その後も繰り返し起こります。
「パニック発作の中心症状は激しい不安で、呼吸困難やふるえなど身体の異常を感じて二次的に引き起こされる不安はもちろんのこと、体の底から起こってくるような理由のない不安が特徴です。患者さんの言葉を借りれば“じっとしていられない”“言いようがない”“追いかけられる”ような不安です。このような原発的な不安とともにパニック発作を一度経験した患者さんは、また恐ろしい発作が襲ってくるのではないかという「予期不安」と呼ばれる強い不安を持ち続ける」(貝谷久宣著「脳内不安物質」講談社p35〜)








米国精神医学会(DSM-W)
<1>「予期しない「パニック発作」が繰り返し起こる。」
 「パニック発作」の診断基準:(米国精神医学会のDSM-W分類)
<1>強い恐怖や不快感を覚え、
<2>以下のうち4つ以上が突然現れ、10分以内にその症状が最も強くなる者。
▽胸がドキドキし、心拍数が増える
▽汗が出る
▽身震いや震えがある
▽息切れや息苦しさ
▽窒息感
▽胸の痛みや不快感
▽吐き気や腹部の不快感
▽めまい感やふらつき感、頭が軽くなる感じ、気が遠くなる感じ。
▽現実でない感じ、自分が自分自身でない感じ(離人症状)
▽自分をコントロール出来なくなるのでは、気が変になるのではという恐怖。
▽死ぬことへの恐怖。
▽感覚の麻痺、疼く感覚。
▽体が冷たい、熱い感じがある。
<2>1回の発作後、もっと発作が起きるのではという「予期不安」などが少なくとも1ヶ月以上続く。
<3>発作は、薬や体の病気によるものではない
薬物療法で
症状は改善
Cさんはある日車でスーパーに買い物に出かける途中、交差点で信号待ちをしているときに、不意に動悸がして、汗が吹き出し、息苦しくなった。今までにないことなのでたいへん不安になり、急いで車を路肩に寄せたが、ますます息苦しくなり窒息死するのではないかと怖くなった。
助けを求めようとしたが、体がふるえるばかりで声を出すことが出来なかった。やむなく座席に伏してじっとしていたところ、しばらくして不安、恐怖はやわらいだ、そのときは長い時間苦しかったように思えたが、後で考えてみると数分間のことであった。
「それ以後又同様のことが生じるのではないかと不安になり、1人でバスや地下鉄に乗ることが出来なくなった。どうしても外出しなければならないときは夫や友達に付き添ってもらうことにしたが、いつもそう出来るわけではないので、次第に自宅に閉じこもりがちになり、気分が滅入って憂鬱になった。」
 「これがパニック・ディスオーダーと呼ばれるものである。成人期の女性によく見られるが、もちろん男性にも起こる。「ウツ病」とは一応、別の病気と考えられてはいるが、うつ状態を伴う例やうつ状態に移行する例があり、鬱病との関連性が注目されている。」
  「つい最近まではこの病気はもっぱら心理的要因によるものと考えられ、発症状況の検討や無意識の葛藤の探求などの心理的療法が重要と考えられていた。ところが、最近になって、何ら心理的要因が無くても起こりうることや、[ヨヒンビン]や[乳酸ナトリウム]の投与により不安発作を誘発できることなどから、生物学的要因が重視されるようになった。」
  [アルプラゾラム]という精神安定薬や[イミプラミン]などの抗ウツ薬が良く効くことも分かってきて、薬物療法の効果という観点からもウツ病との関連性が注目されるようになった。パニック障害は決して性格の弱さや精神力の欠如から生じるものではなく、身体的基盤のある病気であり、薬物を服用することによってかなり良く治るのである。
ただしこのことは、パニック障害が単に身体的現象にすぎないという意味ではない。パニック発作も不安も人間の体験するものである以上、その人間の情緒や生活への目配りも決しておろそかにしてはならない。さらに、発作にどういう態度を取るかによっても。症状が軽くなったり、重くなったりするのである。
不安取り除き、
周囲も協力を。
「3年ほど前、突然、原因不明の動悸に襲われました。心電図の検査では異常は有りませんでしたが、動悸を抑える為降圧剤・精神安定剤を服用しています。会社で仕事をしていても胸のあたりが不快になし、しばしば早退します。いつも不安で一人で遠出したり出張したり出来ません。将来が不安です。」  
 「パニック障害という神経症で、約100人に1人の割合で発症すると推定されています。医師にもまだ十分に理解されておらず、悩みを抱えたままになっている人も多いようです。突然、激しい動悸・息苦しさ・めまいなどを起こすのが特徴で、胸部の不快感・吐き気・発汗などの症状が出る場合もあります。ほとんどの人は、何の前触れもなく発作がやってきます。こうした発作で患者は、自分が今にも死んでしまうのではないか?という恐怖に襲われるのです。
原因ははっきりしていませんが、生理的な原因があると考えられており、一般的な『不安』とは質的に異なります。例えば、「最近家族が死んだ」とか、すぐにそれと思い当たる「心の負担」があったり「心臓などに疾患」があったりして起きるような病気ではありません。
「発作は、5分〜20分ぐらい大半、長い人でも1時間くらいすれば治まります。強い発作だけでなく、軽い緊張感や不安感を繰り返す場合もあります。発作が起こったら、医者がいくら大丈夫だと説明しても、患者はなかなか安心しません。再び発作が起こるのではないかという心配が頭から離れなくなるのを『予期不安』と呼んでいます。中には、「発作が起こって倒れたりしないか?」と悩み、外出出来なくなってしまう人もいます。こうした症状は特に電車や買い物など人混みを恐れるので『広場恐怖』と呼びます。」
又、「渋滞に巻き込まれて自動車に長時間閉じ込められたり、トンネルの中に入るのを怖がったりする閉所恐怖として現れることもあります」いずれも、発作が起こった時にすぐに助けてもらえない状況を恐れる為の症状です。
治療には、家族の協力や理解も必要です。特に、広場恐怖は少しずつ外出の時間や距離を長くするなどして慣らします。例えば買い物なら、出かける時は誰かが一緒に行って帰宅は一人でさせるなど、普段の生活での取り組みが重要になります。診療所や病院によっては、医師がこうした行動治療をする場合もあります。治療期間はいちがいに言えませんが、長い人は10年以上かかることもあります。」
「人間の脳には神経細胞の集まる核がある。東京国際大の高橋徹教授(精神医学)によると、この一つで脳幹にある「青斑核」が刺激に敏感になる為との見方が有力。青斑核の過剰反応を抑える神経組織が弱まる為という報告もある。」 
原因 原因についての仮説
(1)ノルアドレナリンが何らかの原因で脳内に大量に放出されて起きるとする説:
 「久留米大学医学部薬理学教室の田中正敏教授によれば、実験動物のラットの1匹に電気ショックをかけ、ショック状態を診て不安・恐怖状態になった別のラットの脳内アドレナリンの状態を調べてると、青斑核や視床下部でノルアドレナリンの活性が明らかに高まっていた。」
 「ヨヒンビンは脳内においてノルアドレナリン性神経細胞の受容体に作用してパニック発作を引き起こす。」
(2)セロトニンの放出が促進されて起きるとする説:
(3)コレシストキニンが関連するとする説

西洋薬 1)ベンゾジアゼピン系抗不安薬:
   1.特徴:即効性・依存性がある。
   2.種類:
(2)三環系抗うつ薬
   1.特徴:効き目が遅い。依存性がない。
   2.種類:
      「イミプラミン」:乳酸に対する過敏性を緩和します
SSRI・・・
セロトニンのバランスを整える。
☆ジェイドロフト
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関連情報
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