PET陽電子断層撮影装置
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PET MRI CT
ガン細胞の活動状況が分かる 病変部の正確な形や位置がつかめる
一度に全身を調べられる 臓器の内部構造までわかる 短時間で撮影できる
細かい場所は苦手 閉所恐怖症には不向き。
撮影に数十分かかる。
撮影できる断面に制限あり
放射線の被曝がある(CTの1/10)
放射線同位元素を注射する
放射線の被曝が無い 放射線被爆が大きい
ガンの転移もわかる ペースメーカーの方はダメ 救急に向く
・脳腫瘍
・認知症
・全身のガン
・脳血管障害
・神経性疾患
・子宮筋腫
・肺ガン
・甲状腺ガン
・脳血管障害

PET (陽電子断層撮影装置)
体内に微量の放射線を出す薬剤を静脈注射して、全身を20〜30分かけて撮影する。
PETはガン細胞が正常細胞より何倍もの早さでブドウ糖を取り込む性質を利用している。放射線物質を組み込んだブドウ糖を静注し、放出された放射線を計測している。画面上では光って見える。
糖の一種に陽子を放出する「フッ素18」がついた薬剤を使う。ガン細胞の周りには糖分が集まるという性質を利用している。
装置を低温にするために、熱音響冷凍機が使われている。
ガン細胞はブドウ糖を取り込みやすいのでPETが使われるが、胃ガンなどブドウ糖を取り込みにくいガンは分からない。
炎症部分もブドウ糖を取り込むので、PETだけでは肺ガン肺炎の区別が出来ない。
また、脳などの正常な臓器もブドウ糖を多く代謝するため、精度が落ちてしまう。
欧米ではがん転移の有無を調べるのに使われる。
PET/CT
PETとCTを一度に調べられる機器が開発されている。ただ、健康保険の対象外です。CTは臓器の形状が調べられる、2つの方法を併用することで診断精度が上がる。








市ヶ谷TRSが設置(8台)
「陽電子を放出する放射性同位元素を静脈注射し、陽電子が周囲の電子と結合して消滅する際に生じるガンマ線を撮影する検査装置。体外からX線を照射して画像を撮影するレントゲンとは反対の仕組みで検査することになる。
放射性同位元素は『フッ素18』『窒素13』などを利用する。
ガン検査の場合、フッ素18と疑似ブドウ糖を合成したFDGという薬剤を使う。
代謝が活発で糖分を大量に消費するガン細胞にブドウ糖が集まるため、放射するガンマ線も強くなるという特性を利用する。
注射以外に苦痛はともなわず、洋服も着用したまま検査できる。
放射線量が半分になる半減期はフッ素18が110分、窒素13が9分と短い。薬剤は検査センター内で製造しなければならないため、画像装置のほかに加速器(サイクロトン)など付属施設も必要になる。」
「2000年時点では保険診療の適用外であるため、国内では約40台が稼働しているにすぎない」
腫瘍の有無、転移を発見
「ガンなどの腫瘍の早期発見や心臓、脳の働きを精密に調べるのに役立つのが陽電子放射断層撮影装置(PET)だ。ポジトロンという放射線を出す特殊な薬剤を患者に注射し、患部に集まる様子を撮影して診断し利用する
2004年2月。PETは患者に放射性薬剤を注射し、薬剤が患部に集まる様子を検出する機器。従来の装置で発見が難しかった小さなガンをとらえることができる。
ガンの転移状況を詳しく検査できる。
健康診断に使えば、初期ガンを見つけやすい。ただ、PET画像を正確に読み取れる医師の確保が難しかったり、付帯設備を含めると10億円以上の投資が必要になるのでこれまで大学病院などの公的機関の60カ所で、近畿地方では10カ所にとどまっていた。それが2002年度に一部検査に保険適用が認められたため、導入に拍車がかかりそう
放射性薬剤 日本酸素は2004年8/24、陽電子放射断層撮影装置(PET)に使用する放射性薬剤(FDG)の原料となる酸素同位体の販売を開始した。
酸素同位体と水素を反応させて水にした『Water-18O』を販売する。
PETはFDGを患者に投与し、ガン細胞に集まる薬剤が発する放射線を断層撮影する装置。FDGはサイクロトロンと呼ばれる装置にかけた酸素同位体とブドウ糖を反応させて作る。従来は、イスラエルのメーカーが製造しており、国内の医療機関は輸入に頼っていた。
検出器 放射線医学総合研究所と島津製作所、浜松ホトニクス、日立化成、千葉大学などの研究チームは2005年6/16、マウスなどの実験用動物の体内を詳細に撮影できるPET用検出器を開発したと発表。
解像度は1.5mm。
開発したのはタテ1.4mmヨコ1.4mm高さ4.5mmの微小放射線検出器。
容積は従来の1/5以下。
2008年度の実用化を目指す
見落とし 早期がんの発見に有効と思われてきたPETを使った検診で、ごく小さなガンや胃ガン・肺ガンなどのがんを見落としていたことが判明。過大評価は禁物。
2004年2月にオープンした国立がん予防・検診研究センターで05年1月までの1年間に3800人が受診。その約5%(190名)にがんが見つかった。そして、がんが見つかった約190名中150名がPET検診を受けていたが、結果が陽性だったのは、わずか22名にすぎず、132名は陰性の判定だった。
1994年からPET検診を始めた山中湖クリニックでも、がん検診の受診者約9500名中315名にがんが見つかったが、PETの判定は“陽性”“陰性”がほぼ半々だった。
【得手】
  ・全身を一度にくまなく調べられる利点。
  ・甲状腺ガン
  ・膵臓ガン
  ・悪性リンパ腫
など、今までの検査で見つけにくかったがんが見つけられる

【不得手】・・・見つかりににくい。
  ・胃の粘膜をはうように進行するガン。
  ・胃ガン、
  ・肝臓ガンでは見つけにくい部分がある。
  ・大腸ガン
  ・前立腺ガンは見つかりにくい。
  ・肺ガンと肺炎の区別がわかりにくい
  ・1cm未満のがんは苦手。
1mm 1mm以下のがん組織を識別できる小動物実験用のPETが開発された。PETは被験者に投与した放射性薬剤が特定の組織に集まる際に発する放射線を検出して画像化する。放射線の検出器にテルル化カドミウムを素材とする半導体を採用したことで透過力が強いガンマ線を受け止めることができた。
開発したのは石井慶造・東北大学大学院大学教授と住友重機械工業。
1回の撮影で 腫瘍と炎症
2007年8月、理化学研究所はガンなどの[悪性腫瘍]と胃潰瘍などの[炎症]を簡単に判別するカメラを開発した。
ガン細胞には糖が集まる性質がある。PETを使う従来手法では糖が集まる部分を撮影画像で見つけ、がん組織と推定している。しかし悪性度の低い炎症性疾患などにも糖が集まることがあり、悪性腫瘍と見分けるのが難しかった。新型カメラでは糖以外も同時にとらえて、診断の手掛かりを増やせる。
たとえば、細胞分裂が活発な場所に集まる特殊な分子を使い調べる。糖と特殊な分子に放射線を出す物質をつけて投与し、放射線を撮影することで体内のどこに集まっているかをみる。悪性腫瘍ではガン細胞が頻繁に分裂を繰り返すため、糖と特殊な分子の両方が集まる。糖しか集まらない炎症などと区別できる。
ネズミの実験では4〜5mmの精度で特定できた。
小さいガン 発光材料をかえて
2010年、金子純一・北海道大学准教授と日立化成工業のチームは、従来の7.5倍の発光量を持つ材料を開発した。
開発した新材料はガドリニウムやシリコンなどの化合物の結晶で、診断装置向けの「シンチレータ」と呼ぶ発光物質として使う。ガンなどの病巣に集まった放射線を捉えて光に変換し、検出部に伝える。
PETや心臓病などの患部を特定するのに使うSPECT(単フォトン放射断層撮影装置)にも利用できる。
陽電子 消滅を1日で計算
2010年、横浜市立大学の立川仁典教授と北幸海助教らは、英国ケンブリッジ大学と共同で、陽電子と電子が衝突して消滅する現象を短時間でシミュレーションする計算手法を開発した。
陽電子消滅を利用する医療用のPET(陽電子放射断層撮影装置)の高度化に役立つ成果。
成果は日本化学会の英文論文で発表。
開発したのは、陽電子と電子が衝突して消滅するまでの時間と、消滅した際に発生する2個のガンマ線の方向を短時間でシミュレーションする手法。
陽電子消滅にはこれまで原子の電子軌道を計算する手法が使われることが多かったが、今回は分子や固体を対象とする手法に変えた。
シミュレーションにはパソコン約100台を並列につないで使用。
水素とリチウムに陽電子を衝突させるシミュレーションでは、従来手法では1年以上必要だった計算を1日に短縮した。
PETを使ったガン診断では、放射性物質を含む薬剤をブドウ糖に溶かして注射する。
ブドウ糖はガンに優先的に集まる性質がある。放射性物質から陽電子が発生し、細胞の分子にある電子と結合して消滅してガンマ線が発生する。
細胞の分子の種類によって電子の状態が異なり、発生するガンマ線に特徴が現れる。
現在使われているPETではガンが存在する大まかな場所しか分からない。今回開発された手法を使うと、ガン再発・ガン転移などの違いが区別できるようになる。
投薬量 判断・・・統合失調症
2010年、放射線医学研究所は、PETを使い、精神疾患向けに治療薬の最適な投与量を調べる手法を開発した。
実際に薬が脳の中の分子にどれだけ反応するかを画像化する「分イメージング」と呼ぶ手法。
このほど分子イメージングで統合失調症の治療薬の承認を取得した
ヤンセンファーマの統合失調症の第2相の治験の一部でこの手法を利用した。副作用が少なく効き目が出る量は1日あたり6mgだった。
放医研の分子イメージングの手法を治験に用いたのは2例目。