ピーナッツ
  • マメ科ラッカセイ属の1年草。
    皮のついたものを「落花生」。
  • 皮を剥いで味つけしたものを「ピーナッツ」

ゆで落花生
  • 立ち上がる湯気、殻を割るとしみ出す煮汁、独特の軟らかな食感。落花生のもう一つの顔が「ゆで落花生」だ。掘ったばかりの豆を塩ゆでにして食べる産地の旬の味。
    千葉県八街市を訪ねた。作付面積、生産高とも全国の約7割を占める千葉県の中でも、同市は有数の産地として古くから知られる。畑には、収穫された落花生が積み上げられた「ぼっち」と呼ばれる小山があちこちに点在する。落花生は地中に実をつけるため、収穫後は湿っぽい。そのままでは加工できないので、ぼっちの中で40日間ほど自然乾燥させ、11月ごろ乾いた豆を加工する。この乾燥が歯ごたえを生む。
    だが、ゆで落花生は乾燥させる前の豆を使う。一度乾燥させると、独特の柔らかさが出ないので不向きだ。市内の製造業者は、収穫直後の9月中旬から10月中旬にかけて、冷凍ゆで落花生を作っている。
    ゆで落花生は炒ったものに比べ、傷みやすく常温では日持ちがしない弱点があった。この点を解消したのが、1995年に千葉県農業試験場で開発された『郷の香』というゆで専用の品種だ。」


幼児に要注意
  • 1歳のA君はちょこまかして今一番目が離せない時期。何でもさわり、すぐ口に物を入れる。今日も父親が晩酌のつまみにしたピーナッツをめざとく見つけて口に入れた。しばらくして顔を真っ赤にして咳をし始めた。ゼイゼイもする。
    母親は慌てて近くの病院に連れていった。病院に着いた頃は症状は治っており、診察の結果も心配ないと言われた。ところが、2、3日して又ヒューヒュー言い出した。吸入や薬では治らず、当院の呼吸器科に紹介。一番太い左の気管支にピーナッツが入っていることが分かり、入院して気管支鏡で摘出した。
    幼児の事故で怖いものの1つに気道異物がある。呼吸出来なくなって命にかかわることはまれだが、摘出しないと治らない。長くそのままにしておくと、肺も一緒に取らなくてはならない場合もある。
    小さなプラスチック片、ビーズ、錠剤など何でも異物になりうるが、ナッツ類、なかでもピーナッツは含まれる油のために肺炎を起こすこともある。小学生までは食べさせない方が良いほど、その危険性は強い。
    気道異物の症状は最初の数分で治まり、次に症状が出るの数日後、時には数ヶ月後であることが多い。呼吸が出来ていたら、その場で頭を下にしたりして取り出そうとしてはいけない。かえってのどに詰まらせることさえある。そのまま病院へ連れていくのが一番である。子供の気道異物は節分からしばらくの間、頻度が急上昇する。幼児に豆を食べさせるのは絶対やめてほしい。乳幼児のいる家では数えお数えて豆をまき、後からすべて拾い集める配慮が必要である。(雉本忠市・国立小児病院呼吸器科医長)





アレルギー対策
  • 2015年、生後5ヶ月〜11ヶ月からピーナッツを含む食品をとり続けた子供は、食べるのを避けていた子供に比べ、5歳の時点でピーナッツアレルギーを発症する理数が70〜86%低かった。
  • 英のチームによる疫学調査。
  • 研究対象
  • 開始時点でピ−ナッツアレルギーは無いが、アトピー性皮膚炎や卵アレルギーがあり、発症するリスクの高い子供たち。
  • チームは「アレルギーを恐れてピーナッツの摂取を避けることには疑問がある」と指摘。
  • ロンドン大学キングズ・カレッジのチームは、2006〜14年に英国で11ヶ月未満の約640人を、ピーナッツバターを含む食品を週に3回以上食べるグループと、食べるのを避けるグループに分けて追跡調査した。
  • 5歳時点で発症した割合は、
  •  食べるグループ・・・・2〜11%
  •  食べないグループ・・14〜35%
  • 統計的な発症リスクは、食べるグループが70〜86%低いという結果になった。







アフラトキシン
  • 1960年、イギリスでクリスマスイブに欠かすことが出来ない七面鳥がわずが2ヶ月の間に全滅するという出来事が起きた。
  • 食欲不振・翼力低下・無気力・昏睡状態に陥り1週間で死に至った。
  • しかも死に様に特徴があったので、解剖してみると、肝臓組織に壊死が認められた。ウイルス・細菌などによる感染性は認められず、疫学調査の結果は、イギリス・ロンドン近郊にある一部地域に限られることが判明。飼料調査の結果、、原因物質は、ブラジルから輸入したピーナッツミールではないかということになった。
  • そこで家鴨や鶏にピーナッツミールを飼料として与えてみると全く同様な症状で死ぬことが確認された。
     そこでこの飼料を様々な有機溶媒で抽出を試みることになった。
  • その結果、クロロホルム溶媒で抽出した部分が最も強い毒性を示すことが分かり、この分画成分を追跡することにした。生体試験も試み粗結晶を得る。これを薄層クロマトグラフィーにかけると、4種類からなる混合物であることが判明。そればかりでなく、カビの混入が確認された。
  • 毒性のないピーナッツミールにはカビが認められなかったので、死亡の原因はカビと判明。さらに研究の結果、このカビはコウジ菌の一種であることが分かった。

  • このカビは“アスペルギルス・フラヴス”という学名で示された。カビの毒素(トキシン)なので“アフラトキシン”と命名する。
  • 薄層クロマトグラフィー上の4種類に紫外線を当てると、青白く光るのが2物質、緑色に光るぼが2物質あった。青白く見える方にB1・B2、緑色に見える方にG1・G2という名を付けた。すなわち、アフラトキシンB1という具合にである。
  • このB1も毒性は非常に強く、誕生して1日目のラットに経口投与した場合、LD50は体重1kg当たり0.56mgであり、G1の毒性はその1/2であり、B2やG2は1/4であった。
     その後、米国のボストンにあるマサチューセッツ工科大学のJ・N・ウォーガンとP・M・ニューバーンによるラットを用いての肝臓ガン試験は、なんとオスで68週後、メスでも80週後には100%の発ガン結果を示した。






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