外傷性ストレス障害
(PTSD)
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事例 判決 内容
心の傷
認定
懲役
10ヶ月




熊本市内で1998年、小学生の男児と主婦が、暴行を受けた事件があり、熊本地裁が傷害罪で起訴した同市内、無職、井上久満被告く(64)に、熊本地裁(加藤亮裁判官)が昨年10月、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を傷害として認定して、懲役10月の実刑判決を言い渡していたことが、8日分かった。
同事件では、熊本地裁がPTSDが傷害罪に当たるとして井上被告を起訴していた。同地裁によると、PTSDが傷害罪として基礎、刑事裁判で認定されるのは珍しいという。同事件は井上被告が控訴、現在福岡高裁で審理中。
判決によると、井上被告は98年11月5日、熊本市内の路上で通りがかりの小学生の男児を突然引き倒し、顔面を殴るなどした上、止めに入った主婦の頭も殴るなど暴行を加え、3ヶ月の治療を必要とするPTSDの傷害を負わせた。
判決理由で、加藤裁判官は「無抵抗な被害者に唐突かつ一方的に、暴行を加えたもので、被害者の肉体的・精神的苦痛は甚大」などとした

性的暴力 夫から無理な性行為を強いられた
のが原因でPTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥ったとして、兵庫県内の20歳代の女性と両親が1999.3.3日までに、元夫とその両親を相手取り、慰謝料など412万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁尼崎支部に起こした。夫の暴力は『ドメスティック・バイオレンス(DV)』として社会問題になているが、夫婦間の性的暴力でPTSDになったとする訴訟は全国で初めてという。
脅迫電話 傷害罪適用
「富山地裁魚津支部は2000.6.20日、交際相手の男性(25)とかって親しかった女性(25)に脅迫電話をかけ続け、女性に心的外傷ストレス(PTSD)を負わせたとして、業務上妨害罪ですでに起訴した会社員伊藤理恵(25)の訴因を、傷害罪と業務妨害罪に変更した。
富山地裁によると、脅迫電話が原因でPTSDを負ったことを傷害罪としてとらえた起訴は全国で初めてという。
富山県警は4月下旬、被告を傷害などの容疑で逮捕したが、富山地裁は5月1日「脅迫行為などでどのような精神的な障害を負ったかを再診断する」として、傷害容疑については処分保留とした。同地検は富山医科薬科大に被害女性の鑑定を依頼した。
鑑定の結果、被害女性は現在も電話のベルの音を聞くと過剰におびえ、恐怖心が強い上、情緒不安定で治療中であることが判明。富山地検は傷害罪に問えると判断した。
富山地裁によると、被告は1996年1月から今年4月下旬までの間、富山県魚津、黒部両市内の公衆電話からほぼ連日、被害女性の部屋や勤務先、女性の母親が経営する美容院に1日数回〜数十回にわたり電話。
無言電話や「殺してやる。死ね」との脅迫電話で美容院の業務を妨害するととともに、女性に精神的な不安感を与え、6ヶ月のPTSDを負わせた。
脳の特定部位 脳の特定部位が縮小
「東京大学と東京都精神医学総合研究所のグループは、地下鉄サリン事件で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した被害者は、恐怖などの感情を調節する脳の部位が小さいことを突き止めた。
東大の加藤進昌教授と山末英典医師、笠井清登助手ら研究グループは、1995年に起きた地下鉄サリン事件の被害者25人の協力を得て、磁気共鳴が蔵装置(MRI)で脳の形態を調べた。事件後にPTSDと診断された9人は症状の無かった16人と比べ、脳の中心近くにあり、感情を制御する前部帯状皮質が小さかった。症状が重いほどこの傾向が強かった。
この部位が事件の影響で縮小したのか、もともと小さい人がPTSDになりやすいのかは分からないと言う。」
恐怖 恐怖体験
2008年6/18、恐怖を感じるような体験をした際、脳内の特定のタンパク質が、過剰な恐怖記憶を作らないように「ブレーキ役」として働いていることを群馬大学の児島伸彦講師(神経薬理学)らのグループがマウス実験で確認した。
過剰な恐怖記憶は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因になる。
ブレーキ役をしているタンパク質は『アイサー』と呼ばれ、遺伝子からタンパク質が合成される転写段階にかかわっていることが知られている。
グループは遺伝子組み換え技術を使ってアイサーを持たないマウスと、アイサーが働きすぎるマウスを作製。両方のマウスに、ブザー音を聞かせながら電気ショックを与える恐怖体験をさせた。
しばらくしてから、再びブザーを聞かせ、恐怖感で身をすくませる時間を比較した。
アイサー欠損マウスは→アイサー余分のマウスに比べて4倍ぐらいすくんでいた。
スズムシ
の鳴き声
心的外傷ストレス障害(PTSD)の治療にスズムシの鳴き声が効果的・・・。岩手大教育学部と農学部の共同研究チームがこんな実験結果をまとめた。
古くから親しまれた虫の音の癒し効果が実証された。
研究チームの鈴木幸一教授(昆虫機能利用学)は「実際の医療現場で導入して欲しい」と話している。
鈴木教授らは実験で学生69人を使い、PTSDの治療に効果があるとされているEMDR(パソコン画面に左右交互に現れる点を見つめ眼球を動かす療法)と、スズムシの音を併用した場合を比較。学生に過去の怖かった経験を思い出してもらい、リラックス時にでるα波などを測定したほか、学生へのストレス度を聞いた。
その結果、EMDRだけの場合と比べると、スズムシの音を聞いた場合はストレス減少効果が約2倍に達することが分かった
関連情報
ストレス
多動性障害
いじめ
肝機能障害
性犯罪被害
DV

恐怖症

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