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リハビリ



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川平法
促通反復療法


鹿児島大霧島リハビリテーションセンターの川平和美教授が考案。「川平法」とも呼ばれる。

手法は、二の腕や手のひらをさすって刺激し、こわばって動かない指を1本ずつ伸ばす施術を数分続ける。

川平教授の説明によると、脳卒中で脳の神経組織が壊れると、運動機能を司る部分から出た電気信号が遮断され、これが手足のマヒを引き起こす。“動かそう”とした瞬間、その動きを実現する筋肉を施術者が刺激することで、別の神経回路の興奮が高まり、信号がその神経回路を伝わる。これを繰り返すことで、効率よく回路が強化され、楽に動かせるようになる。



新たなリハビリ法を開発

鹿児島大病院霧島リハビリテーションセンター(鹿児島県霧島市牧園町、センター長・川平和美(かわひらかずみ)教授)が昨年、脳の神経回路を強化して機能回復を促進する新たなリハビリ法を開発。軽〜中度のまひ患者を中心に成果を上げている。


治療者が、患者のまひした手足を操作してやって必要な神経回路にピンポイントで刺激を伝え、目標とする動作を誘発。それを根気よく繰り返すことで必要な神経回路を再建・強化して、まひの回復を促進する新リハビリ法「促通(そくつう)反復療法」を完成させた。

教授の名を冠して「川平法」とも呼ばれている。
  • 促通とは、患者が意図した動作をしやすいように、動かしたい部位に刺激を与えて運動を助ける手技だ。
  • 6ヶ月で治療効果が落ちるとされる限界を破っている。


NEURO(ニューロ)

経頭蓋磁気治療(TMS)で手足を動かしやすい状態にして集中的に作業療法を行う方法。

阿保雅博・東京慈恵会医大リハビリテーション科教授が考案。2008年4月から開始。
  1. 8の字型のコイルに電流を流して磁場を発生させ、頭に当てて脳の神経細胞を刺激するTMSを20分行う。
  2. その後、麻痺の程度に合わせた作業療法と自律訓練を各1時間
  • これを午前と午後に行う。


リハビリ機器

2013年、帝人ファーマは、脳卒中の後遺症で腕と脚のマヒ向けに、リハビリ支援支援機器のレンタルを始める。


米ベンチャーが開発した「ウォークエイド」
  • 膝の下に機器をつけると、歩行に合わせて電気刺激を与え、つま先を上げる効果がある。

イスラエルのベンチャーが開発した「レオゴー」

ガン治療とリハビリテーション


リハビリテーション
まず患者を評価する
  • 栄養面を含め、患者の全体状態を評価する

(評価のポイント)
  • @栄養不足があるかどうか
    • 摂食に障害は?
    • 嚥下に障害は?
  • Aサルコペニアは?
    • 筋肉量や筋力が低下する状態。
  • B現在の、栄養管理は適切か?

栄養を十分に摂りながら
  • 運動をすることで、筋肉量が増える。
  • 低栄養のまま運動すると、筋肉量がさらに減少する逆効果となる。

チェックしよう
  • 「虚弱」(フレイル)
    • 体重減少や歩行速度が低下するもの。
  • 「廃用症候群」
    • 過度の安静などで起きられなかったり歩けなくなり、心身の機能が衰えたもの。



リハビリの理論的基礎
神経の直接経路と間接経路
  • nature247
  • ヒトやニホンザルなどの霊長類だけが持つ神経回路が「直接経路」。
  • 霊長類の器用な指の運動を司るもので、大脳皮質(運動野)から脊髄の運動神経細胞へ直接つながり、さらにそこから手の筋肉に向かっています。
  • ヒトやニホンザル以外のほ乳類、たとえばネコなどには直接経路が存在しない。存在するのは脊髄内の介在ニューロンを介した「間接経路」です。
  • 2012年、伊佐正・自然科学研究機構生理学研究所教授らは、サルにも間接経路があることを見つけ、直接経路はそのままに、間接経路を遮断してみた、すると、指の動きがぎこちなくなり、指の器用な運動には、古い経路である間接経路も重要な役割を果たしていることが判明した。
  • 脊髄損傷や脳梗塞によって大脳皮質からの直接経路が切断されると、運動能力が損なわれます。じつはその時でも、間接経路は残っていると、1〜2ヵ月のリハビリでスムーズな指の運動が回復することを、サルの実験で発見した。
  • (特定の神経回路の遮断方法)
  • 破傷風毒素、改変したレンチウイルスとアデノ随伴ウイルスを用いて、神経回路を遮断する方法。目標の神経回路内で、特定の条件がそろったときにだけ破傷風毒素遺伝子の発現がオンになって回路を遮断する。


脳損傷でも別の部分が肩代わり
  • 2015年、脳卒中などで脳の一部が損傷をして失われた運動機能がリハビリで回復するのは、損傷していた役割を別の部分が肩代わりしていた。
  • 産業技術総合研究所あのdのチームは、サルを使って実験。
  • 人を含む霊長類で発達している大脳皮質から筋肉に運動の指令を出す「第一次運動野」のうち、手の運動機能を担う部分を薬で損傷させ、指で者をつまむ動きをマヒさせた。
  • 直後からリハビリを始め、運動機能が回復するまでの脳の働きを、血流変化を測定するPET(陽電子放射断層撮影装置)で調べた。
  • 指で者をつまむ機能が回復すると、脳の正常な部分の血流が増え、活発に働いていたことが分かった。
  • 損傷から1〜2ヶ月後では第一次運動野から離れた場所にある「運動前野腹側部」という領域が、3〜4ヶ月後では第一次運動野の損傷部分に近い領域が、それぞれ活発に働いていた。


神経を増強して機能回復
  • 2016年、脳出血で片方の前脚がマヒしたラットにリハビリをさせると、運動機能をつかさどる大脳皮質の「運動野」から脳幹の「赤核」に伸びる「軸索」という細長い神経の連絡路が増えていることが確認された。
  • 特殊なウイルスを使ってこの軸索の情報伝達機能を無くすと、順調だった前脚の回復具合はリハビリをしないラットと同じレベルまで低下した。
  • 自然科学研究機構生理学研と名古屋市立大学の成果


ニューロリハビリ
損傷した神経の回復を目指す
  • 脳が損傷してマヒを生じた場合、これまでのリハビリでは動かない部位は治らないと考えられてきた、
  • 1990年代以降、動物実験により、脳卒中などが起きて治療した後にマヒした部位を動かし続けると回復が一部でっみられることが明らかになってきた。
  • 脳の損傷部位の周囲にある神経が代わりに働くようになっていた。
  • 実際の患者でも神経回路が再び構築されることがMRIやCTなどの画像診断で分かってきた。
  • ニューロリハビリでは、マヒした部位を少しずつ動かすと脳に新たな神経回路ができ、マヒの軽減につながると考える。


BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)
脳波を使ってリハビリ
  • 2013年、慶應義塾大学のグループは、脳卒中の後遺症で麻痺した手の機能を取り戻す小型の装置を開発した。
  • 手を動かそうと考えた時の脳波をはかり、電動装置で手を刺激する。



脳波を使い機器を操る
  • 牛場潤一・慶應義塾大学准教授が研究を進める。




関連情報 リハビリ病院

神経細胞

神経幹細胞


脳卒中後遺症






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