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リンパ球





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リンパ 
リンパ球増加
リンパ球減少症

免疫

白血球

NK細胞

リンフォカイン

血液






リンパ球 (Lymphocyte
リンパ球は血液とリンパ組織の間を循環している
  • リンパ球は一次リンパ器官<骨髄胸腺>で発生し、
  • 血液循環をへて二次リンパ器官<リンパ節・扁桃・粘膜関連リンパ組織>に向かう。

  • ここで、血中のリンパ球は高内皮細静脈の壁を通り抜けて組織内に入り、抗原との接触を待つ。

  • 抗原と接触しなかったリンパ球(ナイーブリンパ球)は、輸出リンパ管からリンパ系をへて再び血中に戻り、抗原との接触を待つために血液〜リンパ組織間を巡り続ける

  • 抗原と接触したリンパ球は、リンパ器官に補足されて、エフェクター細胞やメモリー細胞に分化した後、体循環に戻り、炎症組織へと出動する

▽リンパ球は全白血球総数の20〜35%。

▽大リンパ球と中リンパ球、小リンパ球がある

▽生体の免疫応答に直接関与する。

▽リンパ球は非自己あるいは形質転換した細胞(腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞)に対する特異的防御に関与している。

▽リンパ球には濃染する核があり、小リンパ球と中リンパ球とで核/細胞質比が異なる。







リンパ球は骨髄で生まれる
  • 骨髄で生まれた未熟なリンパ球は、胸腺で教育されて、幹部養成コースに合格したものが、一人前のTリンパ球になる


B細胞とT細胞に大別される。
  1. T細胞
    • 未熟T細胞は骨髄から血液を介して胸腺に移動し、そこで成熟する。
    • 数百日〜数年の寿命を持ち、再循環を何度も繰り返す。
  2. B細胞
    • 成熟B細胞は骨髄から出て、血液とリンパを循環する
    • B細胞は抗体というタンパク質を産生する。
    • 血中の抗体は非自己物質に特異的に結合する。
    • 形質細胞となってから数日で死滅する。







リンパ球の働き
▽生体に侵入する病原体を排除する

▽生体内部の反乱分子(たとえばガン細胞)を監視し排除する。
▽リンパ球は、大きく「Bリンパ球」と「Tリンパ球」に分かれる。
  • Bリンパ球は抗体を作るのが仕事
  • Tリンパ球は免疫反応全体を指揮する

リンパ球は

  • Tリンパ球は
    • 細胞性免疫 に関与するが、間接的にはBリンパ球の免疫グロブリン産生をヘルパーT細胞が補助し、サプレッサーT細胞が抑制する
  • キラーT細胞
    • 自己・非自己を認識し、移植細胞・腫瘍細胞・ウイルス感染細胞を障害し、除去する
  • エフェクターT細胞は
    • リンフォカインを産生し、遅延(W)型アレルギー反応を惹起する
  • メモリーT細胞は
    • 免疫記憶を保持する







自然リンパ球
リンパ球に新たな働き
  • 2014年、米コロンビア大学メディカルセンターの後藤義幸博士研究員と東京大学の清野宏教授らは、免役細胞の一種「自然リンパ球」が腸内で細菌の感染防御の一端を担うこと突き止めた。
  • 自然リンパ球が分泌する化学物質が腸管表面の細胞に作用して、粘液中に病原細菌を絡め取る特殊な糖を増やして防御力を高めていた。→ 腸管免疫

  • いままで、自然リンパ球は病原体を排除する抗菌物質などを分泌することが知られていた。
  • 今回、感染を防ぐことを発見したのは初めて。
  • 腸の細胞が分泌する糖「フコース」は、腸の粘液中で酵素反応によってほかの糖と連なり、長い糖鎖になる。
  • 糖鎖は病気を引き起こすサルモネラ菌などに結合して排除する働きがある。
  • 自然リンパ球を持たないマウスの腸内では、フコースを含む糖鎖がほとんどなかった。
  • 調べると、自然リンパ球が分泌する免疫物質「IL-22」が、フコースの反応に必要な酵素を作りやすくしていた。
  • 酵素を持たないマウスにサルモネラ菌を与えると、菌に感染しやすくなり、炎症もひどくなった。
  • 母乳にはフコースを含む糖鎖が多く含まれていることが知られている。

自然リンパ球を介したアレルギー反応
  • 2015年、理化学研究所の茂呂和世チームリーダーらは、アレルギー症状を抑える新たな仕組みを解明した。
  • 免疫細胞の「自然リンパ球」が関わるアレルギーが対象で、2種類の生理活性物質がそれぞれ自然リンパ球の増殖を抑えることをマウス実験で確かめた。
  • アレルギー反応は病原体などから身を守る免疫機構が過剰になって起こる。
  • 最近の研究で、免疫細胞のT細胞やB細胞などとは異なるタイプがあり、自然リンパ球を介したアレルギー反応が存在することが分かってきた。
  • 研究チームは、2型と呼ばれる自然リンパ球を抑制する働きを持つ生理活性物質を探した。その結果、インターフェロン とインターロイキン-27がそれぞれ、自然リンパ球の表面にある受容体に作用して、増殖などを強く抑えることが分かった。
  • 実験で、喘息を発症したマウスに、インターフェロンまたはインンターロイキン-27を投与した。
  • その結果、いずれのケースでも、肺でも自然リンパ球の増殖が抑えられた。
  • また、アレルギー反応の指標となる白血球の一種である「好酸球」の量が減り、症状が緩和されたという。





T細胞
  • 末梢血リンパ球の70%を占め、未感作ヒツジ赤血球とロゼットを形成、IgG-Fcに対する受容体、Ia様抗原(HLA-DR)などの表面マーカーを有する。


Bリンパ球は
  1. 各種の免疫グロブリンを産生し、体液免疫、T型、U型、V型アレルギー反応に関与する。
  2. Bリンパ球の一部は免疫記憶細胞となる
  3. Bリンパ球の表面マーカーとして、
       ・細胞表面免疫グロブリン(Sm-Ig)
       ・補体成分C3受容体
       ・IgFc受容体
       ・免疫関連抗原(Ia)などがある。
    3、Fc受容体を有するため、感作赤血球とロゼットを形成する。
  4. 形質細胞はB細胞の最も成熟したもので、表面免疫グロブリンを持たない。
    • 個々の形質細胞は単一種の免疫グロブリンを産生する。


T細胞、B細胞ともに成熟するにつれて表面マーカーが変化する。
  • T、Bいずれもマーカーを持たないnull細胞が存在する。
  • 未熟な細胞・ナチュラルキラー(NK)細胞の一部がこの分画に入る。





Tリンパ球とBリンパ球
  • 「Tリンパ球とBリンパ球は、見た目や性質は似ているが、従来説より早い段階で枝分かれすることが分かった。
    理化学研究所の成果で、2008年4/10のネイチャーに掲載

  • Tリンパ球は病原体に感染した細胞を殺すなどの機能を、Bリンパ球は病原体を認識する抗体を作り出す機能を持ち、形や異物への反応性などで似ている。
    従来は、共通する前段階の細胞から、同時期に枝分かれして出来ると考えられていた。ただ実験で確認したのではなかった。
    今回、理研のチームは特殊な培養法を使い、前段階の細胞がどのように成長するかを追跡した。
  • その結果、一部はBリンパ球へ成長する能力を失った後で、Tリンパ球と別の免疫細胞(マクロファージ)になることが分かった。
    Tリンパ球とBリンパ球を生み出す共通の細胞が有ると考える従来の学説を覆した。

末梢血リンパ球は一般に
  1. 増加する
    • ウイルス感染
    • 百日咳
  2. 減少する
    • エイズ
    • 全身性紅斑性狼瘡
    • 悪性リンパ腫





リンパ球が増加する疾患
  • 急性感染症の回復期
    伝染性単核症
    リンパ性白血病
    リンパ腫

リンパ球が減少する疾患
  • 抗ガン剤投与
    放射線照射後
    ホジキン病
    腎不全
    免疫不全症候群





Tリンパ球の数を増やす
  • 2011年、京都大学のチームは病原体から身を守る免疫細胞のTリンパ球のうち、役立つものが選ばれ成長する仕組みを突き止めた。
    合格ラインギリギリのTリンパ球でも「
    クローディン4」というタンパク質の手助けで「落第」を逃れていた。
    成果は米科学誌アカデミー紀要(電子版)に掲載
    Tリンパ球は正しく機能するタイプだけが選ばれて成長し、体内に散らばる。胸腺がその教育や選抜の役割を担い、最終的に生まれたTリンパ球歯の数%しか残らない。
    研究チームはマウス実験で胸腺にあるTリンパ球の表面にクローディン4を見つけ、機能を調べた。
    胸腺は病原体の一部に似たアミノ酸配列を提示し、それに結合するTリンパ球だけを選ぶ。クローディン4は、結合した印である信号を増幅してTリンパ球内に伝える役割があった。信号が伝わらないとTリンパ球は成熟できずに死んでしまう。

リンパ液
=細胞間質(組織液)と構造が似た無色の液体。
  • 循環の持続的なプロセスの一部として、組織液の一部は毛細血管を通じて血流に吸収され、組織液のタンパクを多く含んだ部分は細いリンパ管に吸収されます。
    これらは血液循環に似た系の一部を構成しますが、大きな違いは、リンパ系には循環を助ける中心のポンプ(心臓)がないことです。
  • そして、リンパ液の動きは、それを取り巻く筋肉の正常な活動から来る圧力に依存しています。故に、座りがちなライフスタイルはリンパ液の循環不全を招きやすくなります

リンパ液の機能
  • リンパ液とは、血管からしみ出た液体成分で、体内に張り巡らされたリンパ管を流れるもの、
  1. 腸からの脂肪の吸収
  2. 体のあらゆる部分からの毒性老廃物の排泄
  3. 感染に対する体の反応
  4. 体液の排泄(排液)・・・リンパ系の循環不良は「浮腫」を招きます。
    1. 長時間の立ち仕事のあとで、くるぶしがむくむ
    2. セリュライト








活性化に2種類のタンパク質
「2003年、免疫機能を担うリンパ球細胞が活性化する仕組みを、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの黒崎知博チームリーダーと関西医大の疋田正喜講師らが解明した。体内に入ってきたウイルスなどを攻撃するタンパク質(抗体)を作るBリンパ球で実験した。『Grb2』『BLNK』というタンパク質の遺伝子を壊すと、リンパ球の成熟に必要な別のタンパク質の働きが大きく低下した。これらの遺伝子が働かないマウスはリンパ球が正常に発達せず、抗体がうまく作れなかった。





3A
病原体の侵入を・・・リンパ球に伝える
「2010年、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの熊ノ郷淳教授と高松漂太助教らは、病原体の体内侵入を攻撃担当のリンパ球に知らせるために不可欠なタンパク質を解明した。
成果は米科学誌ネイチャー・イムノロジー(電子版)に掲載。
体に備わる免疫システムでは、樹状細胞という伝令役のリンパ球が外敵の侵入を認識すると、移動して攻撃担当のTリンパ球に伝える。Tリンパ球は病巣に素早く集まり病原体を退治する。
研究チームは特殊な顕微鏡などを使い、マウスの樹状細胞の動き方を詳しく調べた。
危険を感知した樹状細胞はリンパ管まで移動し、リンパ管を構成する細胞の間を通過。
このとき、『セマホリン3A』というタンパク質が樹状細胞を後ろから押していた。
セマホリン3Aは樹状細胞のタンパク質と結合しており、この結合相手がない樹状細胞はリンパ管を通過できなかった。








対外培養
2011年、東京理科大学の北村大介教授らは、免疫治療に有効なリンパ球の一種(B細胞)を体外で大量に増やすことに成功した。ヒトでは3週間ぐらいで1万倍にふやせる。
マウスを使った実験で培養したリンパ球を注射したところ、ガン細胞の増殖を抑えた。




2012年、国立循環器病研究センターと大阪大学などは、リンパ球が胸腺や脊髄から血管内に移動するメカニズムを解明した。
血管の細胞が出す物質に、リンパ球が結合しようとして血管内に入り込んでいた。
リンパ球は胸腺や脊髄で作られ、血液などとともに全身を循環する。
ただどうやって血管に入るかが不明だった。
研究チームは血管を作る血管内皮細胞が、細胞壁にある膜タンパク質「Spns2」からリンパ球と結合する物質を放出することを見つけた。
この物質は血液にもあり、胸腺などで作られたリンパ球はこの物質に引き寄せられ、血管内に移動していた。
遺伝子組み換えでSpns2のないマウスを作り実験した。
血管内のリンパ球の数が通常の1/1000に減少し、免疫機能に関わることも確認できた。







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