CERVI PARVUM CORNU
鹿茸(ロクジョウ)
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トナカイ」「シカ

鹿茸精(ろくじょうせい)
  • 旧ソ連国立分泌研究所が開発
    鹿茸70%アルコール抽出エキスからPantocrin(パントクリン鹿茸精)を創製
  • 薬理作用
    1. 副交感神経末梢部の緊張亢進
    2. 神経の機能改善
    3. 筋系の機能改善
    4. 内分泌系の機能改善
  • 効能効果
    1. 心臓血管・心筋に特異的に作用し、心臓機能を改善する
    2. 消化器系統の機能を促進
    3. 臓機能の促進
    4. 筋肉の疲労改善
    5. 緊張症を改善・・・神経衰弱及び感受性の強い人の、神経系統に鎮静的・強壮的に作用する。
    6. 精力減退に有効:性機能を回復
    7. 無気力症を改善
    8. 腫瘍を治す
    9. 肉芽の生成を促進
  • 副作用
    1. 胃腸障害、悪心
    2. 皮膚発赤、かゆみ
    3. 月経期間の延長
    4. のぼせ感

【基原】
馬鹿茸 シカ科(Cervidae)マンシュウアカジカ(馬鹿)Cervus(cervus)elaphus L.var.の幼角を乾燥
花鹿茸 シカ科(Cervidae)マンシュウジカ(梅花鹿)Cervus(Sika)nippon Temminck ver.の幼角を乾燥
【性味】 味は甘鹹、性は温
【帰経】 肝・腎経
【分類】 補陽薬。(助陽薬)
【薬性歌】 “鹿茸甘温滋陰主 泄精溺血崩帯愈 《万病回春》
鹿茸、甘温。気を益し、陰を滋し、泄精、尿血、崩帯に任するに堪えたり
効能

効果
滋陰作用が主作用。
  
<1>虚労・羸痩
  <2>四肢腰脊の激しい痛み・腰膝無力。
  <3>男性の腎虚冷・泄精
  <4>女性の崩漏・赤白帯下・夢交
  <5>安胎作用
生精、補髄、暖腎、助陽、強筋、健骨の効能
  
<1>すべての虚衰
  <2>男子の虚労精衰
  <3>腰足痿弱
  <4>げぬん
  <5>滑精
  <6>婦人の崩漏、帯下
  <7>長期にわたる潰瘍
◎腎の補強剤で、冷えを治す。「切って粉末・丸剤・末服でもよい。」
◎夢泄と泄精を止める特効薬。「焼いて毛を取って散丸剤にして服用。」
◎崩漏と赤・白帯を治す。「末にし1銭を酒服・丸服。焼いて灰を食べてもよい。」
◎顔色がきれいになる。「焼いて粉末にし、1日2回2銭づつ服用。」
◎生歯・固歯に「末。丸服。」
◎腰脊痛に。「(酥炙)して紫色になったら毛を取って作末し、毎日空腹時に温酒で1杯 づつ飲む。」
◎骨節を強くする。「焼いて末にし酒に混ぜて食べる。」
強壮、強精、鎮痛剤
  
<1>インポテンツ
  <2>眩暈
  <3>耳鳴り
  <4>更年期障害
  <5>腰膝の痿弱
  <6>帯下(虚寒証)
  <7>頸椎・脊椎の損傷による症状(「むち打ち症」)
    
イ)頭痛・頭重
     ロ)首筋の痛み
     ハ)腕・肩の痛み
     ニ)めまい・ふらつき
     ホ)しびれ
     ヘ)疲労感
     ト)脱力感
     チ)不眠
  
<8>自律神経失調症
  <9>低血圧症
【薬理作用】 (花鹿茸)
<1>MAO(monoamine oxidase)-B活性阻害作用:hypoxanthine
<2>RNA-polymerase活性刺激作用
<3>過酸化脂質を抑える


鹿茸の薬能
  • 《神農本草経》
    • 漏下、悪血、寒熱驚癇を主治し、気を益し、志を強くし、歯を生じ老いず
  • 《日華子本草》
    • 男子の溢出する者、婦人の崩中、漏血、赤白帯下には炙って末にし、方寸匕を空腹時に酒で服す。筋骨を壮にする
  • 《李時珍》
    • 精を生じ、髄を補い、血を養い、陽を益し、筋を強くし、骨を健かにし、一切の虚損、耳聾、目暗、眩暈、虚痢を治す


【薬対】 『鹿茸+阿膠』
『鹿茸+熟地黄』
『鹿茸+人参』
漢方薬 鹿茸散
鹿茸大補湯