生薬と経絡

クラリセージ




Salvia officinalis

Sage(セージ)、
コモンセージ(Common sage)、
ガーデンセージ(garden sage)、
トルーセージ(True sage)

ヤクヨウサルビア

シソ科、草本的低木
【原産地】 地中海地方
【使用部位】
【仲間】 →「クラリセージ
→「パイナップルセージ」
→「パープルセージ」(=レッドセージ)
→「ピンクフラワーセージ」
→「トリカラーセージ」
→「エルサレムセージ」
→「ウッドセージ」
参考 17世紀の薬草医であったJohk Garaed(ジョン ジェラード)は、セージは“衰弱した脳あるいは記憶及び意識回復に役立つ・・・短時間に”と述べています。

イギリスの研究者たちはセージがアセチルコリンを分解する酵素を阻害し、アルツハイマー病を予防し、治療するのに役立つと思われる化合物を含有することを確認。

ローズマリーのように抗酸化物を多く含んでいます。ただし、極めて多量に用いると、全身ケイレンを引き起こす化合物「ツヨン(thujone)をかなりの量で含んでいます
アロマテラピーでは[セージ(Salvia officinalis)]よりもクラリセージ(Salvia sclarea)が頻繁に使用されます





【成分】
  • 精油(2.8%以下):
    • ツヨン:強力な防腐作用
      シネオール
      ボルネオール
      リナロール
      カンファー
      サルベン
      ピネン

             
    発情性物質:
    • @更年期のほてりに有効。
      A母乳の分泌過多を抑える
      B無月経
      C生理痛

    サルビン
    カルノシン酸
    フラボノイド
    フェノール酸:抗菌作用
    縮合タンニン
【効能・効果】
  • ・少量のリンゴ酢を混ぜたハーブティは、うがい薬以外に
             のどの痛み
             喉頭炎
             口内洗浄薬
             潰瘍性口内炎
    ・発汗を抑える作用がある。
    ・衰弱した神経系を強化する
    ・消化器官に刺激を与え、胃腸内のガスを排出させる。
    ・かぜ
    ・消化不良
    ・生理痛
    ・「セージは頭と脳とにいちじるしく効果があり、感覚と記憶力を敏活にする」ジョン・ジェラード





【注意】
  • 精油は高い比率でツジョン(ツーヤThuja occidentalis)を含んでおり、こ
    のためにテンカン(癲癇)の発作やケイレンを引き起こす危険性があります。
 
【参考】
  • <1>Salviaはラテン語の「サルバーレ(Salvare)[救う]という意味」から来ている。
    <2>[ホネオパシー]が立脚している原理、すなわち多量であると一定の症候を引き起こす物質は、それを少量使うとその症候を癒すという原理が、セージにあてはまります。
     神経の強壮剤・麻痺の治療剤と考えられているセージを、ハーブティとして飲用した時に摂取するツジョンの量は、精油に比べ微々たるものです。生殖器系にセージを少量用いると鎮痙作用がありますが、用量が多くなると、激烈な子宮痙縮を誘発することが知られています。
    <3>芳香療法家は、セージよりもクラリセージを優先して使用しています。クラリセージはセージ油の治療特性の多くを共有していますが、ツジョンの含有量が少ないのです。

    
抗ウイルス物質を抽出
  • 1995年、東京農工大の多田全宏教授らは、セージの葉や茎からアルコールで抽出した物質に抗ウイルス活性があることを発見。
  • 『セージオン』と名付けた。
  • フェノール性ジテルペンの一種で、分子量は328。
    ウイルスの周囲を取り巻く膜にセージオンが結合し、ウイルスが細胞にくっつくのを防いでいると考えられるという。



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