|
|||
| 生薬名 | 番紅花 |
| 【学名】 | Crocus sativus |
| 【英名】 | Saffron |
| 【和名】 | ★サフランが高価なのでウコン(ターメリック)が代用された。 |
| 【分類】 | アヤメ科、球根植物 |
| 【原産地】 | 南ヨーロッパ、アジア |
| 【使用部位】 | 乾燥した花柱、柱頭。 |
| 【成分】 | 精油(8〜10%) テルペン テルペンアルコール エステル クロシン(色素配糖体) ピクロクロシン(無色の苦味配糖体) |
| 飲 酒 に よ る 記 憶 障 害 を 改 善 |
「東京大学薬学部の斎藤洋教授は《中薬大辞典》などから物忘れ・痴呆症の処方に使われる生薬をいくつかピックアップし、マウスによる学習効果を実験で調べたところ、サフランは記憶学習障害の回復に効果があることが分かった。 マウスによる学習実験はステップ・スルーと呼ばれる方法で行った。明るい部屋と暗い部屋の2つを行き来出来る部屋を用意し、暗い部屋には電流を流して置く。明るい部屋に入れると、すぐに暗い部屋に行くが、暗い部屋には電流が流れているので、電気ショックを受けて明るい部屋に戻ってくる。 ここで、暗い部屋には電流が流れていることを学習する。24時間後にもう一度同じことをして、学習したのをどれぐらい覚えているかを確かめる。普通のマウスは24時間前に起こったことを覚えているので明るい部屋にずっと居るが、1回目のときにアルコールを飲まされたマウスは、学習能力が低下している為、2回目の時もすいすいと暗い部屋に入ってしまった。 そこで、サフランの抽出物をアルコールを飲んだマウスに与えて、同様の実験を行ったところ、サフランを与えなかったマウスよりもよく覚えていて、アルコールによる記憶障害の予防に効果のあることが分かった。 次に、脳の海馬における電気信号の流れを調べた。麻酔をかけたマウスの脳に電極を差込、30秒後に1回、弱い電気信号を与えると観測点で一定の大きさの反応電流が観測される。 この状態に60ヘルツの電流を0.5秒間かけると、弱い電流信号を与えたときに脳内に流れる反応電流が大きくなる、この現象を『長期増強』といい、記憶学習の機能と密接な関係があるというのが定説である。 普通のマウスは長期増強が1時間以上続き、アルコールを飲ませると中期増強は起こらないが、アルコールを飲ませた後にサフランの抽出物を与えると長期増強がいくらか戻って、アルコールによる記憶学習障害を改善することが分かった。 学習障害を改善するものの正体を探ったら、『クロシン』というサフランの黄色の色素であった。Quark1996.3月NO165」 |
| 関連情報 |
「ターメリック」 「イヌサフラン」 |