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| 【処方名】 | [柴胡] |
| 【基原】 | 山野に自生し、または栽培される多年草、セリ科ミシマサイコの根あるいは全草。 セリ科Umbelliferae 狭葉柴胡Bupleurum scorzoneraefolium Willd. (ホソバミシマサイコ)の根あるいは全草。 ホタルサイコ、オオホタルサイコ=「南柴胡」 ★《神農本草経》:「胡(シコ)」で収載。 |
| 和柴胡とよばれているものはセリ科の多年草ミシマサイコ(カマクラサイコ)の根。唐柴胡とよばれる輸入品のうち、南柴胡とよばれているホタルサイコの根は使用にたえない。北柴胡とよばれているものはミシマサイコの根である。《大塚敬節》 | |
| 【性味】 | 味は苦、性は微寒。寒瀉燥升散 |
| 【帰経】 | 心包・肝・三焦・胆経。 |
| 【分類】 | 辛凉解表薬 |
| 【薬性歌】 | “柴胡味苦瀉肝火 寒熱往来瘧疾可” “味苦、能く肝火を瀉し、寒熱往来、瘧疾均しく可なり”《万病回春》 |
| 効 能 ・ 効 果 |
(解熱・消炎・解欝・鎮静) ○肝を通し、欝を開き、表裏を和解する。熱を退け、陽を引き上げる。 <1>寒熱往来 <2>瘧疾 <3>胸脇苦満 <4>久痢・脱肛・子宮下垂 <5>月経不調 ○胆病の主薬。「切って水煎し服用。」 傷寒の解肌に良い。「水煎服。」 ○熱労と骨節の煩痛を治す。 ○瘡瘍:肝胆経を狙て柴胡を用いるが定石なり《勿誤薬室方函口訣》 ○解熱・肝機能を良くし、鬱血を消し、気を高める。 ○急性肝炎、初期・発熱:「茵蒿・大青葉・連翹・黄柏・梔子・蘆根」 ○肝炎で胆道感染を併発:「黄・金銀花・延胡索・金銭草・青皮」 ○肝硬変、胸脇部疼痛・不快感、鼓脹:「川楝子・青皮・木香」 |
| 【修治】 |
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| 【薬理作用】 | <1>解熱作用 <2>肝機能改善作用 <3>中枢抑制作用 <4>抗炎症作用 |
| 【注意】 | サイコサポニンは、胃粘膜を刺激し嘔吐を起こしやすいので、鎮嘔剤(半夏、乾姜、・・)などを配合することが必要。 |
| 柴胡の薬能 | ||
| 《神農本草経 | ||
| 心腹を主り、腸胃中の結気、飲食積聚、寒熱邪気を去り、陳きを推し新しきに至らしむ | ||
| 《李時珍》 | ||
| 手足の少陽へ行らすには黄を補佐とし | ||
| 手足の厥陰へ行らすには黄連を補佐とする | ||
| 《薬性提要》 | ||
| 少陽の邪を発し、熱を退け、陽を昇らせ、結気を散らし、経血を調え、瘧を治す | ||
| 《古方薬品考》 | ||
| 気を利し、表を禦ぎ、裏を和す | ||
| 《重校薬徴》 | ||
| 胸脇苦満を主治し、往来寒熱、腹中痛、黄疸を兼治す | ||
| 柴胡は胸脇苦満を主治す。その他往来寒熱と曰い、煩熱、発熱と曰い、腹中痛と曰い、瘧上と曰い、黄疸と曰うが如きは皆其の兼治のみ。為則按ずるに仲景の論中、寒熱、腹痛、黄疸等の諸証は未だ必ずしも柴胡を用いず、胸脇苦満にして前証を発する者は必ず柴胡を用う | ||
| 諸家の本草に往々、往来寒熱を以て其の主治となす、此れ誤なり。世の所謂瘧疾は寒熱往来せざる者はなし、而して柴胡を用いて治する者あり、治せざる者あり、若し仲景氏の法に従い、諸を胸脇苦満して寒熱往来する者に施すに其の応響くが如し、啻に瘧のみならず百疾皆然り、胸脇苦満なき者に之を用うるも終に効なし。 |
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| 《古方薬議》 | ||
| 味苦平、心腹を主どり、寒熱・邪気を去り、煩を除き、驚を止め、疼を消し、嗽を止め、婦人産前産後の諸熱・熱入血室・経水不調を治し、血気を宣し、気を下し、食を消す | ||
| 表裏の熱を駆り、胸脇の邪を逐う | ||
| 故に煩を除き、驚を止め、痰を消し、嗽を止め、眩暈、目昏、耳聾、耳鳴りを治す。少陽の主薬とす |
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| 《中薬大辞典》 | ||
| 表裏を和解し、肝を疏し、陽を昇らす | ||
| 寒熱往来、胸脇苦満、口苦耳聾、頭痛目眩、瘧疾、下痢脱肛、月経不順、子宮下垂を治す | ||
| 【薬対】 |
『柴胡+黄』 『柴胡+甘草』 『柴胡+枳殻』 『柴胡+?活』 『柴胡+香附子』 『柴胡+細辛』 『柴胡+青皮』 『柴胡+薄荷』 『柴胡+白芍』 『柴胡+竜胆草』 |
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柴胡桂枝乾姜湯 柴胡桂枝湯 柴胡加竜骨牡蛎湯 四逆散 小柴胡湯 大柴胡湯 補中益気湯 |