生薬の薬性と薬向
臓腑の主治薬
臓腑の引経薬




山薬(さんやく)BATATATIS RHIZOMA
【処方名】 [淮山薬][淮山][山薬][懐山薬][薯蕷]
【別名】 乾山薬《万病回春》
【基原】 中国南部原産。日本でも栽培されるつる性多年草、ヤマノイモ科ナガイモの担根体。
ヤマノイモ科Dioscoreaceae 薯蕷Dioscorea batatas Decne.(ナガイモ)の塊状根。
★薯蕷(ジョヨ):やまのいも(山芋)、又じねんじよう(自然生)の根
《奥田謙蔵》
★《神農本草経》:「薯蕷」で収載
【性味】 味は甘、性は微温。 Q平補潤升収R
【帰経】 脾・肺経
【分類】 補気薬
【薬性歌】 薯蕷、甘温。脾を理め、瀉を止む。腎を益し、中を補い諸虚治すべし
効能

効果
(滋養・強壮・止瀉・消渇)
◎健脾胃、補肺腎。
 <1>下痢、久痢
 <2>脾胃の虚弱
 <3>消渇
 <4>虚労の咳嗽
 <5>遺精
 <6>帯下
◎吹乳の腫痛。
 「生を裂いて貼ると痛みが取れる。」
◎生を皮膚の乾燥を、うるおすのに使う。
◎虚労の痩せを治し、五労・七傷を補う。
 「根を蒸して食べ、又粥をつくって食べる。」
◎肌肉の保養。疲労と痩せを防ぐ。
 「生を朱酪と粥を作って食べる。」
◎食代用
【成分】 アミラーゼ
アラントイン
アルギニン酸
コリン
タンパク質
デンプン
ムチン
ヨウ素
 






山薬の薬能
《神農本草経》
傷中を主り、虚羸を補い、寒熱邪気を除き、中を補い、気力を益し、肌肉を長じ、陰を強める
《薬性提要》
脾胃を補い、腸を固め、精をメり、瀉を止む
《古方薬品考》
味甘温にして、滑沢也。故に元気を調へ、精を益し、虚損を補復するの能有り
源を調え、虚損を補復す
《古方薬議》
味甘寒、寒熱、邪気を除き、腰痛、洩痢を止め、痰涎を化し、虚労、羸痩を主どる
精気を滋し、虚熱を清す
《中薬大辞典》
脾を健やかにし、肺を潤し、腎を固め、精を益する
脾虚泄瀉、久痢、虚労咳嗽、消渇、遺精、帯下、小便頻数を治す



【薬対】 『山薬+葛根』
『山薬+V実』
『山薬+熟地黄』
『山薬+天花粉』
『山薬+党参』
『山薬+白朮』
『山薬+茯苓』
『山薬+蓮子』
漢方薬  山薬消渇飲
山薬湯
八味地黄丸
和肺飲
六味丸


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