生活習慣病   
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つの
習慣
○ブレスロー博士の7つの生活習慣
<1>朝食をとる。
<2>定期的な運動
<3>適正体重の維持
<4>禁煙
<5>お酒はほどほどに
<6>適正な睡眠(1日7時間を目安に)
<7>間食をしない。
ヘキサコサン酸 高血圧症など生活習慣病の原因となる脂質を森永乳業と柳川リハビリテーション病院の安徳恭演副院長、明治生命保険の共同研究グループが発見した。
発見した脂質は『ヘキサコサン酸』。研究グループは高血圧症や糖尿病など生活習慣病の患者の血液を調べ、赤血球にあるヘキサコサン酸の量が健康な人より多いことを見つけた。また動脈硬化のリスクが高いことが分かった。体内で作られるヘキサコサン酸が病気の一因になっているとみている。
また、ヘキサコサン酸の濃度が高い成人に魚油の一種(タラ肝油)から抽出した成分を飲んでもらう実験をした結果、8週間で濃度が正常値まで下がった。魚油成分がヘキサコサン酸の体内合成を抑えているらしい。
タラ肝油には飲み過ぎると体に良くないビタミン類も含まれ、そのままでは大量摂取できない。成果は12日から東京で開く日本成人病学会で発表する
スクアレン
食塩 ●大規模試験法が根拠
「生活習慣病の予防や治療として、様々な健康法が雑誌や単行本に載っている。しかし、特殊な食物などの効果は少人数の体験談や短期間の印象などに基づいていて、むしろ有害な例もある。これらの中で信用出来る正しい健康法はどれだろうか?
それは『メガトライアル(大規模介入試験)』と呼ばれる方法を化学的根拠にした場合である。健康法の有効性は多数の健康人や患者の生活習慣を改善、投薬などをした結果を、それを行わなかった場合と長期間比較して医学的、統計学的に調査して初めて分かる。このような調査をメガトライアルと呼び、根拠に基づいた医療を進める上で極めて重要な資料である。
数年前に1日に食塩25gとバターをとる健康法が人気を集めた。それについて書いた単行本はネーミングの良さと、主唱者の人気で数十万部の売り上げがあった。たしかに、食塩摂取量を増やせば、一時的に元気が出るように感じる人もある。しかし、この食事ではやがて高血圧となりやすい。若い主唱者自身も脳出血で死亡した
これに対し、『DASH』と呼ばれる米国のメガトライアルでは1日食塩6〜7gの食事で、軽い高血圧を予防、治療出来た。この際に薬物は不要であり、食事は果物、野菜を多く、動物脂肪を少なくしてある。厚生省では食塩の目標摂取量を1日10g以下としているが、これは、塩辛いものの好きな日本人に妥協した結果である。
米国の『ALLHAT』というメガトライアルでは、被験者として参加を希望する4万人に、検査費、薬代、指導料を無料として血圧低下などの健康法をさらに詳しく改善している。日本人についても疫学的研究は多いが、メガトライアルと呼べるものは残念ながらまだ少ない
遺伝子
が左右
「同じ様な食事を摂っていても、糖尿病や高血圧になる人とならない人がいるのは何故だろうか?
それは人によって遺伝子が少しずつ異なっているためである。これまでの栄養学は平均的な栄養所要量に従って指導してきた。しかし、一般の人は栄養所要量も知らないし、その通りに摂取している人はまずいない。
全寮制の自治医科大学の学生を対象に栄養摂取量を調べたところ、平均値の2倍以上を摂る人から、3割しか食べない人まで大きな幅があった。
数万人を調べた国民栄養調査でも、摂取量が全体平均の上下2割の範囲に入る標準的な人も比率は、熱量では66%、脂質では58%、タンパク質では42%しかいない。
若い健康な人であれば必要な摂取量を調節する力が備わっている。だが、年を取るとこうした能力が衰え、生活習慣病になることがある。こうした病気の原因となる遺伝子が少しずつ分かってきた。
例えば、日本人の約1/3は『β-3アドレナリン受容体』というタンパク質を作る遺伝子にわずかの違いがあり、こうした人は平均的な日本人よりもエネルギー消費量が、毎日おにぎり1個程度少ないので肥満しやすい。また食塩で血圧が上がりやすい因子の遺伝子も分かってきた。
極端な例では、日本画家の横山大観はご飯をあまり食べずに1升酒で長寿を保った。今日では上戸と下戸を決めるアルコール代謝の遺伝子の違いも知られている。
現在、病気の発病後は糖尿病食や高血圧食のように様々な治療食が用いられるが、病気が進行してからでは遅すぎる。そのためには生活習慣病になりやすい遺伝子を調べて個人に適した栄養をとることが有益である。栄養指導は従来の平均値に基づく集団対応のものから、個人対応へと転機を迎えているのである
胎児期に
起因
糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかるリスクの高さは母親のお腹の中ですでに決まっているという説が『成人病胎児期発症説』。
この説は英国のサウザウンプトン大学のデビッド・バーカー博士。
東大大学院の福岡秀興助教授は「日本では“小さく産んで大きく育てる”をよしとする考え方もありますが、母体内できちんと栄養を与えて上げないと子供の体質に影響します」と話す。
胎内で母親から赤ちゃんに与えられる栄養が不足すると、赤ちゃんの体は少ない栄養でも生きていけるように変化する。この状態で生まれた赤ちゃんに急に栄養を流し込むと、処理能力が低い内臓が酷使されることになる。
たとえば、腎臓の場合、低体重で生まれた子供は血液から老廃物をこしとる「糸球体フロン」が少なくなると言う。
1980年以降、生まれたときの体重が2500g未満の低体重児が増え続けている。多胎妊娠や高齢出産が増えたことに加えて、安産志向の急速な高まりが背景にある。
妊婦向けの雑誌やパンフレットには、妊娠中の体重増加を最小限に抑えて「かっこよく産む」ためのノウハウが紹介されている。「赤ちゃんと2人分の栄養を、は昔の話」などと妊娠中の体形維持がテーマにされ、カロリー制限で「何`増に抑えたか?」が妊婦の自慢話にもなるようだ。
妊婦さんの体重が増えなければ、低体重児は産まれやすくなる。さらに米国内の調査では、出生時の体重と成長後の心疾患の発症リスクには相関関係があるという。
体重が約2300g以下で生まれた子供が心疾患を発症するリスクは標準体重(3200〜3800g)で生まれた子供の約1.5倍。
動物実験でも、タンパクを制限したラットの子供は、成熟後の体脂肪率が2倍程度高くなった。
運動 こまめな運動がリスク低下
2008年6/4、厚生労働省研究班(主任研究者:津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は、日々の暮らしの中で体を動かす機会が多いほど、一定期間中に死亡するリスクが低下するとの疫学調査を発表。
井上真奈美・国立がんセンター室長が、男女薬83000名を9年間にわたって身体活動量と死亡率の関係を調べた。
聞き取り調査を基に身体活動量を「メッツ時」という単位として算定した。
 筋肉労働や激しいスポーツを1時間=4.5メッツ時
 歩いたり立ったりを1時間=2メッツ時
身体活動量によって男女別に4グループに分けた
男性・約43メッツ時→男性25メッツ時に比べ27%リスクが低下した
女性・約43メッツ時→女性26メッツ時に比べ39%リスクが低下した。
 調査開始時〜3年以内に死亡した人や、極端に運動量が少ない人などを除外して分析しても全体の傾向には変わりがなかった。
関連情報
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