精子欠乏症
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男性不妊症シーハン症候群」「コンドロイチン

精液中に含まれるもの
果糖 ・血中のブドウ糖より濃度が高い(220〜250mg/dl)。
・精嚢腺でつくられる。
・精子数が多いほど果糖の減少が早い
クエン酸 前立腺でつくられる。
亜鉛 前立腺に由来する
spermine 射精後、放置しておくとできる結晶で、栗の花のにおいがする

精液(semen)検査:WHOによる一般検査
精液 基準値 疾患
外観 黄白色〜白色 赤褐色(血液の混入)
黄色(膿の混入)→
◇[精巣][精巣上体][精菅][前立腺][尿路]の感染・炎症。
◇悪性腫瘍
液量 2ml以上 2ml未満→
◇採取不良
◇[精菅][前立腺][精嚢]の異常。
◇逆行性射精
pH 7.2〜7.8 pH7.2以下→
◇慢性の前立腺炎
◇精嚢炎
◇精巣上体炎
◇精菅の閉塞
pH7.8以上→
◇急性の前立腺炎
◇精嚢炎
◇精巣上体炎
精子濃度 20×106/ml以上 20×106/ml未満→精子減少症
ゼロ→無精子症
◇精菅および精嚢閉塞
◇造精機能障害
◇逆行性射精
総精子数
(液量×濃度)
40×106/ml以上
精子運動率 50%以上が直進運動性を示すか?、高速に直進する精子が25%以上 精子運動率が低下→精子無力症
運動精子がゼロ→死滅精子症
◇[精巣上体][精菅][前立腺][尿路]の感染・炎症。
◇悪性腫瘍
◇精索静脈瘤
◇精子機能異常
正常形態精子率 30%以上
生存率 75%以上
白血球数 1×106/ml以下
@カドミウム・鉛などの重金属→造精機能障害を起こす。
A化学療法剤で造精機能障害の可能性あり。

精子欠乏症

精子が少ない
=「乏精子症」(oligozospermia)
精液1ml中の精子数が少ないこと。
精液(射精液)は、液性成分であり容積の90%以上を占める精漿と固形成分である精子からできています。
精子は運動性を持つ男性生殖細胞であり、精液1.0μl中に平均10万の精子を含んでいます。
射精液量は年齢、禁欲期間などで異なりますが、2〜6mlです。
精漿は副睾丸・精管・精嚢腺・前立腺・尿道球腺・尿道腺の分泌部からできた細胞外液です。
射精直後の精液はゲル状で、しだいに液状になります。
pHは7.05〜7.50でややアルカリ性ですが、果糖の解糖と乳酸の生成によってpHは低下します

喫煙で減少する
ニコチン ニコチンは男性のテストステロン(性ホルモン)を減少させる。
精子形成能力が低下する。
遊動精子の携帯や移動性に悪影響が出る。
精巣重量 日本人男性の精巣重量が減少
「日本人男性の精巣の重さが1980年前後〜90年前後までの10年間に約7%減少したことが、環境庁が27日まとめた「人のダイオキシン類蓄積状況調査」で分かった。同庁は「ダイオキシンとの因果関係はよく分からない」としているが、ダイオキシンや内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)が人の生殖機能に悪影響を及ぼすとの指摘もある。
環境庁は関東地域の監察医務院が行政解剖時に集めた成人男性(26〜69歳)の精巣のデータを過去50年間にわたり追跡調査。
約13200人の精巣の重さを死亡した年ごとに比較した。
精索静脈瘤 精液を調べたところ精子数は1cc当たり1000万個で精子欠乏症だった(正常は2000万個以上)。
運動率もやや低下していた。
ホルモン検査では陰嚢部に左精索静脈瘤を認めた。
不妊の原因が男性側にあるのは40〜75%とされる。原因が明らかなのは20%にすぎず、原因不明の『
特発性男性不妊症』が大部分を占めるという。
原因が明らかな不妊症では『
精索静脈瘤』が最も多く、このほか前立腺炎や精路の通過障害などがある。
精索静脈瘤は、陰嚢部から股の付け根にかけてある静脈がふくれて血液が滞る疾患で、大部分は左側に発生する。無症状のことが多く他の病気で来院し、診察時に偶然発見されることも少なくない。座った状態では消失しやすいが、立った状態でお腹を押さえると静脈がミミズのように陰嚢の表面に浮き出てくる。触診で比較的容易に診断できる。
健康な男子でも5〜15%にみられるが、不妊症患者では20〜40%と頻度が高い。静脈血がとどこおり精巣の温度が上昇して、精子を造る機能が落ちて、20〜50%で精液に異常が認められる。不妊症になるのはこのうち25%だが、閉塞性無精子症を除けば手術によって精子を造る機能を回復させ妊娠に至らせることが可能な唯一の疾患である。
不妊期間が2年以上で妻に異常が無く、精索静脈瘤で精液に異常があるときは手術の対象になる。手術は精巣静脈を糸で縛る結紮術が一般的だが。侵襲の少ない経皮的血管カテーテルによる塞栓術も行われる。術後は30〜40%で妊娠に至っている。
不妊でなくても陰嚢部に痛みや不快感がある場合は手術の適応となる。まれに腎ガンや後腹膜腫瘍により、腎静脈や精巣静脈がふさがれて精索静脈瘤になることがあるので、精査が必要である。Yさんは経皮的血管カテーテルによる塞栓術を行い、術後半年で精液の状態が改善した
精子幹細胞 遺伝子
2009年、京都大学の篠原隆司教授と東京医科歯科大学の李知英特任講師らは、精子の元となる精子幹細胞が増殖するのに必要な遺伝子を突き止めた。
成果は7/2の米科学誌セル・ステムセルに掲載。
精巣内ではまず、精子の幹細胞が作られ、やがて精子になる。篠原教授は体外では増えにくい精子幹細胞を、増殖に関わるタンパク質などを加えて増やす手法を開発済みだった。
研究チームは、遺伝子導入技術を使って細胞分裂などを促す『Ras』と『サイクリン』という2種類の遺伝子を直接入れた。いずれも増殖タンパク質を使わずに精子幹細胞を増やせることが分かった。
精子になる能力を確認するため、精子が作れないマウスの精巣に、作製した精子幹細胞を移植した。Rasを導入したタイプは精子に成長したが、サイクリン導入タイプでは精子ができなかった。
Rasやサイクリンが過剰に働いてしまうと腫瘍を作ることも分かった。
生殖細胞 試験管で作製
2009年、理化学研究所はマウスの受精卵から成長した胚から、精子の元になる生殖細胞を試験管内で作製するのに成功した。この生殖細胞を、精子を作れないオスのマウスに移植すると精子に成長。
卵子と受精させると健常な子も生まれた。
理研発生・再生科学総合研究センターの斉藤通紀チームリーダーと大日向康秀研究員らの成果。
受精卵は胚になった後、精子や卵子に成長する「始原生殖細胞」と、神経や血液、様々な臓器になる体脂肪に分かれる。
研究チームは受精後6日ごろから『Bmp4』という分子が働き、ほかの遺伝子が活性化して始原生殖細胞ができることを突き止めた。試験管内で胚にBmp4を加え培養したところ、体細胞になる部分も含めて始原生殖細胞に成長した。
この手法を活用すれば、万能細胞から始原細胞を作って精子や卵子にまで成長させる研究に道が開ける。
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