西洋人参 (アメリカニンジン)
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広東人参 西洋人参は、北アメリカ州の東部に自生する。地上部は人参に似ており、18世紀から香港を経由して東南アジアと中国南部に輸出された。
中国の広東薬材市場で多く取引されたので「広東人参」または「包参」と呼ばれた。
根は高麗人参より小さく、蘆頭もニジジンより細い。
栽培品の中には太いものもあるが蘆頭はやはり短く小さい。
中枢神経系を興奮させて疲労を回復させ、核酸及びタンパク質の合成を促進する成分が高麗人参より少ないか、または含まれていない。
西洋人参 アメリカニンジン(American ginseng)
「フランス人イエズス会神父ジャルトゥーが1711年4月にロンドン王立学会に送った書簡の中で、朝鮮人参の薬効を詳細に報告。その中でカナダの山林地帯がダッタン(韃靼)の山に似ているので、アメリカ大陸のカナダでも人参が採れるだろうと推測した。この書簡を見たモントリオール在住のフランス人宣教師ラフィトゥ(Fr.Lafitau)は人参の写生図をモホク族(Mohawk Indian)に見せて山林から似た植物を採取した。ラフィトゥが1716年に発見して以来、
北アメリカ産のニンジンが『広東参』あるいは『洋参』という名前で中国に輸出され始め、中国の人参商人がカナダに押し寄せるようになった。
インディアンたちはニンジンを求めて山には入り毛皮とともにニンジンを取引するようになった。おびただしい量のニンジンが中国に送られたが、19世紀にはニンジンを取り尽くし、姿を消すようになった。
ただ、アメリカニンジンの薬効は高麗人参に及ばないとして安値で取引された。」
【学名】 Panax quinquefolius
【基原】 ウコギ科 アメリカニンジン panax quinquefolium L.
【薬用部位】 根を陰干して乾燥
【性味】 苦・微甘・涼
【薬能】 補気養陰
清火生津(熱病後の倦怠、口渇)
補肺降火止咳(慢性の咳、呼吸困難、血痰)
養胃生津(口渇、舌乾)
臨床
応用
1.虚弱者
2.呼吸器疾患・・・虚熱、咳喘、喀血、血痰
3.慢性疾患・・・・燥咳(から咳)、煩倦。
4.虚弱状態・・・・疲労倦怠、無力、虚熱
5.糖尿病。
6.津液不足・・・・口渇、舌燥、血便。
7.肺結核
【用量】 1〜10g/日(煎服)。
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