Serenace |
| 精神安定剤 | 一般名:ハロペリドール |
| 分類 | A群(高力価群)、ブチロフェノン誘導体 |
| ハロペリドール | 商品名:[エセックチン][ケセラン][コスミナール][スイロリン][セポンスク][セレネース][ハロジャスト][ハロステン][ハロペリドール][ハロミドール][ブロトポン][ペルネス][ヨウペリドール][リントン][レモナミン] |
| 作用機序 | ◎脳の中枢に直接作用して、幻視・幻覚・異常行動など精神病の症状を抑えます。 ◎D2-受容体を遮断するブチロフェノン系の抗精神病薬。 ◎中枢神経系におけるドーパミン作動系、ノルエピネフリン作動系などを抑制する。 |
| 効能・用途 |
◎フェノチアジン系のクロルプロマジンよりも強い。 精神分裂病 躁病 |
| 定型的精神病薬。 | |
| 用法用量 | 初期・・・1日0.75〜2.25mg(徐々に増量) 維持量・・・1日3〜5mg |
| 使ってはダメな者 禁忌 |
1.強力な中枢神経抑制薬を投与中の者。 2.昏睡状態 3.重症心不全 4.パーキンソン病 5.本剤及びブチロフェノン系薬の過敏症がある者。 |
| 慎重な投与 が必要 |
1.栄養不良の者。 2.肝障害 3.ケイレン性疾患。 4.血管疾患 5.高齢者 6.小児 7.心疾患がある者。 8.脱水状態の者 9.低血圧 10.薬物過敏症 |
| 相互作用 | 1.中枢神経抑制薬・飲酒で相互に作用が増強する。 2.エピネフリンとの併用で、逆に血圧降下する。 3.リチウムとの併用で以下の症状が起きる。 心電図に変化。 重症の錐体外路症状 持続性のジスキネジア 突発性のSyndrome malin 非可塑性の脳障害 4.カルバマゼピンとの併用で作用が減弱する。 |
| 中毒 | ○治療有効濃度範囲 トラフ値・・・8〜17ng/ml(成人) ○中毒症状 [アカシジア] [鎮静] [パーキンソン症候群] [呼吸困難] [意識障害] ○特異的解毒剤・・・無し。 |
| ハロペリドールの検査 | |
| 同義語 | セレネース、ハロスチン、プロトポン、ケセラン、ハロマンス、ネオペリドール |
| 基準値 | 有効治療域:3〜17ng/ml(血清) |
| 検査目的 | 副作用防止のための最適投与量・投与方法を設定するため。 |
| 薬剤の影響 | フェノバルビタール・プリミドン・カルバマゼピン・ジアゼパムは・・・・ハロペリドールの代謝を促進し、低下させる |
| レボメプロマジンは・・・ハロペリドール濃度を上昇させる | |
| 副作用 (五十音順) |
アカシジア(静座不能) ●悪性症候群
・咽頭攣縮・・・・中止し、処置必要。 ・嘔吐 ・黄疸 ●横紋筋融解症
・角膜混濁(長期・大量投与で起きる) ・角膜の色素沈着 ・かゆみ(掻痒感)・・・・中止し、処置必要。 ・肝障害・・・・中止し、処置必要。 ・眼調節障害 ・起立性低血圧・・・→減量又は中止 ・血圧低下・・・→減量又は中止 ・月経異常 ・下痢 ・幻覚 ・倦怠感 ・口渇 ・光線過敏症・・・・中止し、処置必要。 ・喉頭攣縮 ・高プロラクチン血症 ・興奮 ●抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
●ジスキネジア
・焦燥感 ・食欲不振 ・女性型乳房 ●心室頻拍・・・→減量又は中止 ・心電図異常・・・QT間隔の延長、T波の変化→減量又は中止。 ・水晶体が混濁(長期・大量投与で起きる) ・錐体外路症状 ・頭重 ・頭痛 ・体重増加 ・腸管マヒからマヒ性イレウスに移行する。 ・潮紅 ●トルサデポアン・・・→減量又は中止 ・乳汁分泌 ・ねむけ ・パーキンソン症候群
・発汗 ・白血球減少 ・鼻閉 ・貧血 ・頻脈・・・→減量又は中止 ・不安 ・不眠 ・浮腫 ・便秘 ・発疹・・・・中止し、処置必要。 ●無顆粒球症
・抑うつ |
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| 妊婦への影響 | 投与しない | |||||||||||||||||||||||
| 乳幼児への影響 | 授乳を避ける | |||||||||||||||||||||||
| 使用上の注意 | 投与1〜3日でジストニア発作、数日〜数週間でアカシジア。パーキンソニズムなどの錐体外路系副作用を起こしやすいので、投与初期には抗パーキンソン病薬を併用する。 ただし、ブロモクリプチン・LーDOPAは用いない。 |
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| 参考 | 統合失調症の治療薬[ハロペリドール]など旧タイプの向精神病薬を使い続けると、舌や口がひとりでにモグモグ動いたり、手や足がよじれたりする『遅発性ジスキネジア』と呼ばれる副作用が投薬開始から数年で出てくる。 ただ、この副作用が出る患者は約3割ぐらい。筑波大の有波忠雄教授らは300人の患者を対象に遺伝子の個人差と副作用の関係を調べた。その結果、脳内物質ドーパミンのD2受容体と連携して働く『HSPG2』『KCNB2』『GABRG3』という3つの遺伝子にある個人差が副作用の発症と関連していることを、2006年、突き止めた。 |