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死因






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突然死」 

ショック」 

自殺






死因
(事例1)
  • 62歳男性
  • 頻繁に便通と嘔吐・嘔気があり、トイレに行く。
  • “苦しい、吐きたい”と訴えて死亡
  • (死因) ・・・心筋梗塞


(事例2)
  • 70歳の男性。
  • 腹痛を訴え、嘔吐。気分が悪いといって横臥。家人の知らないうちに死亡


(事例3)
  • 48歳の男性。
  • 肝生検をおこなったところ急死
  • (死因) ・・
    • 肝生検の術後3分で血圧が下降、80-50mmHgになったので、ボスミンを注射しました。
    • その結果、血圧は上昇。しかし、10分後再び下降しはじめ、40分後に死亡したもの。
    • 解剖すると、右側、第9肋間に穿刺痕1個があり、腹腔内には4000_gの暗赤色流動性血液が貯留しており、肝臓の表面は凸凹不整で、右葉〜左葉にわたる広汎な範囲に血管腫が認められた。死因となった腹腔内出血は、肝の血管腫を穿刺したことが原因だった


(事例4)
  • 30歳の主婦。
  • 2ヶ月前に人工妊娠中絶の手術を受ける。
  • その後、体調不良で、別の医療機関で診察を受けると、妊娠4ヶ月と診断。
  • 午後から買い物に出かけると、下腹部が痛み、気持ちが悪いといって青い顔をして倒れた。
  • 28時間後に死亡
  • (死因) ・・
    • 解剖すると、腹腔内に2000_gの血液が貯留。左側の卵管間質部が裂けて、卵膜が突出していた


(事例5)
  • 24歳の女性。
  • 美容師。2階より1階まで転落。
  • 直後、四肢マヒなど無く全身状態が悪いわけでもないので、病院に入院しなかった。
  • 翌朝、自宅で静養中に死亡
  • (死因) ・・
    • 解剖すると、腹腔内に1520_gの血液が貯留し、右側卵管の峡部が避けていた。すなわち、子宮外妊娠による卵管破裂


(事例6)
  • 45歳男性。
  • トラック運転手で、運転中尿意を催し、坂道にトラックを止め、小用を足していた。
  • ブレーキが甘かったため、止めたはずのトラックが動き出し、車体とブロック塀の間に狭圧された。
  • 運転手は入院。
  • 骨盤骨折との診断で、安静と500_gの輸血。
  • 入院2ヶ月後、黄疸が現れ、全身倦怠を訴える。
  • その後衰弱も加わり死亡
  • (死因) ・・
    • 解剖の結果。
    • 骨盤骨折は修復が進んでいた。肝臓に腫瘍が認められた。組織検査の結果、胆管ガンと判明。胆管ガンが死因
(越永重四郎著「監察医の事件簿から」)




ガンで死のうが、首つりで死のうが、青酸カリで自殺しようが、死ぬ人はすべて脳が麻痺し、肺麻痺(呼吸不全)、心臓麻痺(心不全)が起こっている。

3大重要臓器(脳・肺・心)の永久的機能停止を「死」という。

しかし、
どのような死に方をしても、脳・肺・心の麻痺を死因としては扱わないというのが医学的原則である。
  •     

では、死因は何か?

脳と肺と心の3つの臓器の麻痺を起こさせた疾病、原因が死因である。

心臓を刃物で刺されて死亡した人は、心臓麻痺ではなく、「心臓刺創による失血死」と表現しなければならない。

肺ガンで長い闘病中に死亡したら、呼吸不全ではなく、肺ガンが死因になる。
  • (上野正彦著「ヒトはこんなことで死んでしまうのか」から)




死因判定 ・・・コンピューター断層撮影(CT)
不審に思ったら・・・死因判定

肉親の死に疑問を持つ遺族の思いにこたえるために、千葉大学法医学教室(岩瀬博太郎教授)は遺族の求めに応じて、遺体のコンピューター断層撮影(CT)による無料の死因判定を始める。
遺体が解剖されずに犯罪が見落とされている可能性もあり、岩瀬教授は“警察にもっと調べて欲しかったという遺族のストレスを取り除いて上げたい”と説明。
遺体を傷つけずに死因を解明できるので遺族の抵抗感を和らげる。
変死体が発見されると、通常、警察官が検視。事件性が疑われるときには、さらに司法解剖して死因の解明が進むが、検視で“事件性なし”と判断されてしまうと、それ以上の解明は難しいのが現状。
検視による死因判定を巡って、ガス給湯器の事故で、北海道で水死とされた男性の遺族が「中毒死」を疑い、捜査を求めたケースがある。
岩瀬教室では2004年1月、千葉県警と協力して、20検体の変死体をCTで検査。


検視では頭部の内出血による病死とされたのが、CT検査で、頭を打った際に出来る硬膜下出血が見つかり、転倒事故死と判明するなど4検体の死因が検視結果と異なった。

2006年1月からは100体以上の遺体を司法解剖にCTで検査し、解剖結果との比較を進めている。
岩瀬教授は“CTだけで変死体の3〜4割は死因が分かると思う。警察が再捜査できるよう協力したい”としている
20068/15《日本経済新聞》





死亡時画像診断(Ai)
  • オートプシー・イメージング
  • (Autopsy imaging)
    2010年、セコム医療システムは、死因究明のためCTなどを使う「死亡時画像診断」で一般財団法人Ai情報センターと提携した。
    Aiは事故などで予期せず死亡した人をCTやMRIで全身を撮影して診断する方法。
    解剖に比べて短時間で原因を突き止められる場合もある




Ai 解剖
遺族の承諾 得やすい 抵抗感が強い
検査費用 5万円前後
(撮影料/読影料)
20万円程度
検査時間 CT・・・1分
MRI・・・30分
半日以上
情報提供までの時間 数時間後 数ヶ月
第3者による検証 できる できない





出張サービス
  • 2010年、群馬県で最新鋭のCTやMRIを大型トラックに積み込んだ「遺体専用のCT搭載車」の派遣サービスを始める会社がでてきた。
  • 異常死体などをより現場に近い場所で24時間365日撮影できる。
  • 1台で年間2000人撮影できれば全国80台ですべての異常死体を撮影できることになる




死因
アレキサンダー大王
  • アレキサンダー大王もマラリアで死亡した。
  • 蚊が媒介する原生動物が原因と分かる前には、沼から発散する悪い物質が原因ではないか?ということから、イタリア人のトルッティがMal(悪い)+Air(空気)=Malariaという新語をつくった。


ツタンカーメン
  • 2010年、エジプトなど国際研究グループは、約3300年前の古代エジプトの王「ツタンカーメン」について、、骨折にマラリア感染が重なって死亡した可能性があると発表。
    暗殺はない可能性が高いとしている。
    19歳で死亡した王の死因は不明だったが、ミイラのDNA鑑定やCTスキャンで調査。
    ツタンカーメンのミイラは脚を骨折していたほか、マラリア原虫のDNAが発見された。
    足が内側に曲がる「内反足」などを患っており、“(生前は)複数の病気を抱え、杖をついて歩いていたかもしれない”としている。



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