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「アレルギー」「花粉症」 |
| アレルギ- |
日本大学薬学部の北中進教授が、知人から分析を依頼されたシジュウムと呼ばれる南米産の植物を、お茶にして1日2杯ずつ飲んでみたところ、1週間後に10年来悩んでいた重い皮膚病の状態がかなり好転したという。早速、分析を始めた北中教授は、シジュウムの多種多様な成分がアレルギー疾患に効果を示す可能性を見出した。 一方、東邦大学医学部大橋病院第二小児科の鈴木五男助教授は、皮膚炎の子供に与えていたシジュウム茶を重い花粉症で悩む母親が飲んだところ、花粉症の症状が軽減されたという話を聞いた。興味を持った鈴木助教授は、花粉症を含むアレルギー性鼻炎の患者にシジュウム茶を飲んでもらったところ、そのうちの8割以上に症状の軽減を確認したという。さらに北中教授とともに報告書を当時の厚生省へ提出、花粉症に効果を発揮する可能性がある植物として研究者の間で注目を浴びた。では、なぜシジュウムが花粉症の症状を軽減させるのか? 花粉症とは、体内で、花粉を誤って攻撃する「IgE抗体」が多く作られるために起きる症状。その「IgE抗体」を作る指令を出すのがTh2細胞である。通常Th2細胞はTh1細胞と呼ばれる細胞によって働きが抑えられており、抑えられている場合は花粉症などのアレルギー症状は発症しにくい。だが様々な要因によりTh2の働きが強くなると、IgE抗体を多く作る指令を出してしまい、花粉症などのアレルギー反応が起きやすくなってしまう。 北中教授はシジュウムに含まれるセスキテルペンという物質が2種類のTh細胞のバランスを正常に保つ効果を持つことを、マウス実験によって実証したという。つまりシジュウムを摂取すると「IgE抗体」が作られにくくなり、花粉症の症状が抑えられるというのだ。さらに北中教授によれば、シジュウムに含まれるタンニン類が、くしゃみや目のかゆみなどの症状を引き起こす炎症物質の放出を最高で約97%も防ぐこともマウス実験で確認したという。鈴木助教授によれば、市販の薬だけで花粉症の症状がおさまる人もいるが、冒頭の主婦の事例のようにシジュウムと併用した場合に、より症状が軽くなるケースが存在するという。 分量としては、沸騰したお湯200ccに茶葉0.5g、小さじ1杯が適量、濃さは色がほんのりつく程度で充分。効き目に個人差はあるものの、効く場合は10分から30分程度でくしゃみや目のかゆみなどの軽減効果が現われ始めるという。 |
| 注意 | 1日の摂取量は2杯から4杯ほど。むやみに飲み過ぎると人によっては下痢などを起こす場合もあるため適量を守る。また北中教授によると、妊婦は胎児を異物として認識しないようにTh1の働きが強くなっており、シジュウムを摂るとTh細胞の均衡が保たれる事で胎児を異物と誤認、最悪の場合は流産などの危険性も出てくるという。そのため妊娠中の方は、シジュウムの摂取は絶対に避けなければならない。 |
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