atrial fibrillation
心房細動
   (Af)

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関連情報
不整脈」「心悸亢進心室細動
心房細動

(Af)
atrial fibrillation:(Af
=心房筋の各小部分が無秩序に頻回収縮する状態。
  • 不整脈の中でも脳梗塞を起こしやすい
  • 脈が突然、速く不規則に打ち始める病気で、頻脈性不整脈の中で最も多い病気の1つです。
  • 脈拍は大小不同、全く不整。

◎基礎疾患に以下のものを認めることが多い。 ◎中年を過ぎた頃から増え、75歳以上の人では約1割がこの病気に罹っていると言われている
50代で2%、60代で5%、70代で10%といわれている。
原因医薬品 (医薬品の副作用で起きる)
病態 心房に多数の微少な(マイクロ)リエントリーまたは興奮部位が生じることにより心房全体の規則正しい興奮が失われた状態。
心電図 @不規則な基調の動揺として認められるf波(400〜700/分)の存在
AR-R間隔が不整(絶対的不整脈)
B完全房室ブロックとの合併事例では、R-R間隔は[整]となる。
CWPW症候群と合併すると、偽性心室頻拍を呈する。
【症状】
  • 動悸
  • 息苦しさ
    • (息が入ってこない・息が吸えない感覚)
  • 胸の痛み
  • めまい
    • (クラーッとする感覚)
  • 足が前に出せない
→心エコー検査で確認しましょう。
脳塞栓 脳塞栓を引き起こす
心臓は全身に血液を送り出すポンプです。
心房細動は補助ポンプの役割をしている心房が小刻みにふるえ出す症状です。
健康な心臓は心房と心室が毎分60〜70回交互に規則正しく収縮し血液を送り出しています。ところがこのリズムが崩れて、心房が毎分300〜400回も細かく収縮すると、この速さに心室がついて行けず、不規則に拍動を繰り替えず不整脈になります。こうした状態が続くと心房の中で血液がよどみ血栓ができます。
この血栓が心臓から押し出され大動脈を通って脳に到達し脳内の血管を詰まらせます。その結果、脳細胞が死滅し、脳塞栓になります。
  • 怒りっぽく、周囲の人間に敵対的感情を持つ傾向のある男性は、心房細動を起こしやすい(米心臓学会)
心房は血液のタンクの役割を果たしているのですが、そこで痙攣が起きると、血液の流れが滞り、血栓ができます。それが脳にあがって脳梗塞を引き起こします
心房が小刻みにふるえると心房細動が起き、血栓ができ、それが脳に届くと、脳梗塞の一種である脳塞栓が起きます。心房細動による血栓症の予防薬は、現在、血液凝固をTR明日ケルビタミンの働きを抑えるワルファリンが50年以上使われてきた。
製薬各社は、血液凝固の仕組みに直接働きかける薬剤の開発を目指している。第一三共の「エドキサバン」は血液凝固に関わる酵素「第Ia因子」の働きを抑える。
治療 (治療方針)
  1. 心房細動でも同調率維持でも生命予後には差がない。そのためQOLの改善が治療目的となる。
  2. 発作性心房細動で激しい自覚症状があるときは除細動を試みる
  3. 慢性心房細動では抗凝固療法を考慮する
メイズ手術 心房細動」は心臓の心房が不規則に連続して収縮し、ポンプ機能が低下。
慢性化すると血栓の危険性もある。
この根治的治療法として注目されているメイズ手術は、収縮の刺激を伝える心筋の一部を迷路(メイズ)状に切開、不規則な刺激を遮断する
活性酸素 2009年、荒井恒憲・慶応技術大学教授らは、光に反応する薬剤と先端部分が光るカテーテルを使う治療法を開発。
薬剤を静脈注射し、大腿静脈から心臓までカテーテルを通し、光を当てて活性酸素を発生させる。その活性酸素が心筋細胞の一部を死滅させ異常な心臓の動きを抑える。
ブタを使った実験で効果を確認。
2010年から、臨床を始める予定。
心房細動の治療には電気メスを使って心筋細胞を死滅させる方法もあるが、70℃の熱が発生し血液や組織を凝固させる問題点があった。
飲酒 2011年、飲酒は量にかかわらず心房細動の発症リスクを高めるとする解析結果を筑波大学の児玉暁研究員、曽根博仁教授らが、米学会誌に発表。
適量の飲酒・・・純エタノールで♂24g/日以下、♀12g./日以下・・・は心筋梗塞などのリスクを下げるとされているが、心房細動のリスクは下げないと分析。
遺伝子 2012年、理化学研究所や東京医科歯科大学などの研究チームは、心房細動に関する遺伝子を新たに6個発見したと、ネイチャー・ジェテジクスに発表した。
欧米人の患者12100人と健康な人のDNAを比較解析した。
関連遺伝子は過去に判明した3個と合わせて合計9個となった。
研究チームは、さらに日本人患者約840人を調べ、9個中4個の遺伝子が日本人の場合でも発症に関与していることを確認した。この4個のうち新発見の「PRRX1」は胎児段階で心臓形成の司令塔的な役割を果たしている重要な遺伝子で、「CAV1」はマウス実験で働かなくすると拡張型心筋症につながることが知られる。

医薬品
  • 経口型の抗血液凝固薬「イギザレルト」
    • 2012年、バイエル薬品は心房細動患者向けの抗凝固薬を発売。
    • 脳卒中の発作を抑える。
    • 独バイエルヘルスケア社が創薬した抗凝固薬「イグザレルト」(一般名:リバーロキサバン)は、血液を凝固させる役割を持つ「第]a因子」の働きを阻害して血栓をできにくくする。すでに2008年以降、整形外科手術を受けた患者向けの抗凝固薬として世界110ヶ国で承認されている。


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