(Nerve Growth Factor)
神経細胞成長因子
NGF

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神経細胞」「脳細胞

光で制御 神経細胞の成長、光で制御
2003年、成城大学の樋口亜紺教授と原万里子助手らは、神経細胞の成長する方向を光で制御する手法を開発した。脳のように学習する神経回路を使った新型コンピューターの開発に応用できる。
神経細胞を培養する容器に黒い網を張り、上から明るさがペンライトの1/10の弱い緑色光を12時間当てた。網の陰になり光が当たらなかった神経細胞は成長したが、光が当たった細胞は成長が抑えられ、網の目型の神経回路を作ることができた。
一度光を当てて細胞の成長を抑えた部分でも、光の照射を止めると細胞が成長し始め新しい神経回路を作れることを確認した。
学習 米デューク大学の研究チームは学習や経験に関係する新しい脳神経細胞の成長因子を発見した。この因子は大脳皮質から見つかったタンパク質で、言語や学習などの高度な機能の形成を担う
これまでにも神経細胞因子は4種類見つかっているが、発見した因子は他の因子と異なり、神経の枝葉部分になる樹状細胞の成長を促した。
発症が神経に由来する筋萎縮側索硬化症(ALS)などの治療に役立つという
NGF キズの治癒
東京農工大学の松田浩珍助教授らのグループは神経細胞の成長を促す生理活性物質が傷の治療を促すことを動物実験で突き止めた。
この物質は『神経成長因子(NGF)』とよばれ、皮膚の再生に関与する生理活性物質の分泌を促すためとみられる。
体内で神経成長因子が造られにくくなる糖尿病などの患者の炎症治療に利用出来る可能性があるという。
神経成長因子は体内で働くタンパク質の一種で、神経網の形成を促す働きがある。実験ではマウスの背中に傷をつけ、この物質による治癒効果を調べた。その結果、傷口にこの成分を塗ると、何もしない場合に比べて2日早い8日で治癒した。傷が治りにくい糖尿病のマウスの実験でも約4日短くなった。
この物質の働きを調べたところ、神経細胞だけでなく、傷口周辺の皮膚細胞や造血細胞がこの成分を作りだし、皮膚の下や免疫にかかわるインターフェロンなどの成分も分泌されていた。これらの生理活性物質の複合的な働きで治癒が促進されるとしている
ペイン 痛みを8週間抑える
1回の投与で耐え難い痛みを8週間緩和できる痛み止めが研究中。
米ファイザーが開発中の抗体医薬は痛みの原因物質といわれるNGFに働きかけて痛みを元から断つ効果が期待されている。
NGFは神経細胞の成長に重要な働きをするタンパク質で、炎症が起きた際にも作られる。
ファイザーの抗体医薬はNGFと結合し、体外に排泄する働きを持つ。
2009年、ヒザ変形性関節症の患者を対象に第一相臨床試験を日本で始めた。アメリカでは第三相試験に着手していて、長時間の作用と痛みを和らげる効果が既存の鎮痛剤より大きかった。


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