神経症neurosis
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神経症
  • 神経症とは:
    「もともとの性格に加えて、強烈なストレスや葛藤があり、精神的に不安定な状態になるもの」
(神経症性障害の臨床分類)
  1. 薬物療法から
    1. 単純型
      • パニック障害
      • 全般性不安障害
    2. 複合型
      • 恐怖症
      • 強迫神経症
  2. 症状と経過から
    1. 一過性症状
      • パニック発作
      • ヒステリー性転換症状
      • 抑うつ
    2. 持続性症状
      • 慢性不安
      • 心気・恐怖・強迫・離人症状

境界例 境界型人格障害
  • 境界例が日本で広く認識されるようになったのは1980年、米国精神医学会が精神科疾患の診断マニュアル、「DSM-三」の中で境界型人格障害としてまとめ、提示したのがきっかけ。
  • 『境界例』
    • =そもそも精神病と神経症の間に位置する症例のことを指したが、現在は
      1. 衝動性
      2. 見捨てられ感
      3. 慢性的空虚感
      4. 気分変動の激しさ
      などが長期間続く自己同一性の拡散した人格障害のことを指すのが一般的だ。
      • 抑制がきかない、といった生来の気質に
      • 家庭環境、社会・文化環境などの要因
      が作用して発症するとみられている。
  • 次のような若者の中には「境界例」と診断される患者も混じっている。
    • 外来には定期的にやってこない。
    • 病院はまだしも他人を全く信じていない。
    • 死ぬ気がないのに手首を切って騒いだり
    • 行きずりで次々と異性と関係を持ってしまう
    • すぐにカーッとなって暴力を振るったり
    • あてもなく転々と職を変える
    • 一見普通だが、価値観が混乱していて対人関係でトラブルを起こしやすい
    • 周囲を混乱させ自分の意のままに動かすことで満足感を得ようとする
    • 衝動を規制するモラルが未熟
    • 離婚を重ねて自殺未遂も7回ほどしたマリリン・モンローなどはその典型

【肝鬱】 (かんうつ)=神経症、気分のふさがる病気。
【心風】 (しんぷう)=神経症、神経衰弱症。
【心気病】 (しんきびょう)=神経症、ノイローゼ。


【芳香療法】 「ベルガモット」
「ベルガモット+ラベンダー」
「ベルガモット+ゼラニウム」
【宝石療法】 [真珠]
[エメラルド]
サファイア

神経症の漢方薬
漢方薬
  1. 茵蒿湯
  2. 温清飲
  3. 黄蓍建中湯
  4. 黄連解毒湯
  5. 黄連湯
  6. 加味逍遥散
  7. 加味逍遥散+四物湯
  8. 甘麦大棗湯
  9. 帰調血飲第一加減
  10. 桂枝茯苓丸
  11. 香蘇散
  12. 牛黄清心丸
  13. 柴胡加竜骨牡蛎湯
    1. 癲狂、驚悸、不眠、健忘の症でも、胸脇にかかる者は、小柴胡湯大柴胡湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡加竜骨牡蛎湯の4方を症に随って選んで用いるがよい。この他に、これらを例として、柴胡別甲湯の類、或いは後世家ならば逍遙散、抑肝散などの類を広く用いる。後世家は、柴胡桂枝乾姜湯の処へ逍遙散を用い、大小柴胡湯の処は大方抑肝散を用いる。以上の4方の内で、動悸をよく治する者は柴胡加竜骨牡蛎湯である。柴胡桂枝乾姜湯を用いるような動悸で、この方を用いても効のない時は格別に、胸満、煩驚がなくても、柴胡加竜骨牡蛎湯を用いて、よく動悸の治まるものである。また柴胡加竜骨牡蛎湯を用いて効のある程度の動悸には必ず多少の胸満、煩驚の症がそうものである。
      柴胡桂枝乾姜湯を柴胡加竜骨牡蛎湯とはよく似ていて、動悸が主である。胸満、煩驚の証は姜桂湯にもあるけれども、姜桂湯の方は虚証で、龍骨牡蠣湯の方は実証である《方輿輗》
    2. この方は大柴胡湯を用いるような腹証の患者で、臍上で動悸が亢進し、神経過敏で、驚きやすく、興奮しやすい者に用いられる《大塚敬節》
  14. 柴胡桂枝乾姜湯
  15. 柴胡桂枝湯
  16. 三黄瀉心湯
  17. 小建中湯
  18. 小柴胡湯
  19. 小青竜湯
  20. 神秘湯
  21. 清心蓮子飲
  22. 大柴胡湯
  23. 大承気湯
  24. 釣藤散     
  25. 桃核承気湯
  26. 当帰建中湯
  27. 八味地黄丸
  28. 半夏厚朴湯
  29. 茯苓飲
  30. 抑肝散加陳皮半夏湯
    1. 45歳女性は、すでに5年以上も全身倦怠や、頭重上衝眩暈、それに頭項強急の症があった。また常に胸騒ぎがし、ともすれば強迫観念に襲われ、数年来鬱々として楽しまなかった。以上の諸症は経行時、特に著明で、時々月経の異常があり、下血の長引くことがある。ここ3年来は、両眼渋く常に涙をたたえ、時に両眼朦朧として字を読むことが出来なくなる。夜半睡眠中、突然両足を引かれる思いがして、驚き目覚めると、明らかな心中動悸を自覚して、故無き恐怖に襲われることが再々あるという。
      体格はやや痩せ型で、若いとき肺尖カタルを経過している。同夫人の腹状は、下より左臍傍を経て、心下に及ぶ、蜒々蛇のくねり動くような大動気を認める。腹壁は軟弱で特有の触感があって、例えばつきたての餅を真綿薄く包み、その上を按ずるような感じである。この触感は慢性の胃腸患者に多く見られるところで、いわゆる脾胃の虚の肌ざわりで、私の経験で抑肝散運用上大いに参考となるものである。両腹直筋は萎削して按ずればただ左側の大動気のみが手に応ずる。同夫人はすでに加味逍遥散十全大補湯補中益気湯四物湯桃核承気湯の類を交々与えたが、自覚症状は一進一退で、腹証は依然として旧態のままであった。
      抑肝散加陳皮半夏湯を与える。同夫人は梅毒の既往症があり、便秘がちであったから加味瀉肝丸を兼用した。同方を服用すること15日、経過は大変良いからしばらく休薬してもよいかとの通信があった。私は切に服薬後の腹状を診たかったが、患者の住居が遠隔地であるため、心ならずも休薬を許した。1ヶ月ほど経て子女が流行性感冒に罹り、数日ほとんど睡眠もせず看護したところ、再び気分が悪くなった。からとて前同様の処方を注文してきたので、私は服薬後必ず来院するようにという約束をして10日分ほど送薬した。
      患者は服薬完了後来院した。すると顔の色ツヤ、頬の肉ずき、表情が以前と変わってはつらつとしているのもまず驚いた。患者のいうところによると、この薬服用後は諸自覚症状はほとんど無くなり、身体中に脈々として力が湧き、いままで働くことを恐れ、働くと堪えがたい疲労を覚えたのが、近頃は自発的に働きたくなり、一挙手一投足に興味と感謝の念が起きるようになったと云うのである。腹診すると、腹力はフンワリと肉づき、かの大動気は鎮静している。《矢数道明》
  31. 苓姜朮甘湯