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神経症の漢方薬



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神経症の漢方薬
    1. 心胸不安、上腹部膨満感

  1. 温清飲
  2. 黄蓍建中湯
  3. 黄連解毒湯
  4. 黄連湯
  5. 加味逍遥散
    1. 流産後や卵管結紮後に起こる各種の神経症状。
    2. 37歳女性。主訴、上逆、心悸亢進、意識障害。
      11年前に人工妊娠中絶のため、掻爬術を2回受けたところ、それから、上衝、眩暈などが起きた。しかしこれらの症状は間もなく治った。ついで10年前、卵管結紮の手術を受けたところ、その2年後から、月経過少となり、結婚前には1週間ぐらいあった月経が1日しか見られなくなった。更にその1年後から、上衝や身体の震え、腰痛、不眠、手のシビレ感などが起こり、肩背が甚だしく凝り、疲れやすく、しばしば不安になって、気が狂いそうな気持になった。女性ホルモンの注射を受けると、生き返ったように楽になったが、最近はそれも効果がなくなった。また月経の際はことに症状が激しく、しばしば興奮状態になり、正常な意識がなくなって、異常なことを口汚く口走ると言う。
      患者は、体格中等、肉つきはやや肥満、筋肉は軟弱、風邪を引きやすく、のぼせ症で疲れやすい。
      脈は沈で右やや弦、腹部は心下部に抵抗圧痛があり、下腹が他覚的に冷たい。性格は温和だが、小心で、敏感、物事を気にしやすく、心配性である。これに加味逍遥散を投与したところ、1ヶ月後には全般的に好転し、月経時に興奮状態を呈することはなくなった。しかし、6/7日、悪心・食思不振・腹痛を覚え、某病院に受診し、急性肝炎と診断された。この際は《大塚敬節》のの投与を20日間受けて全治した。また、7、8年来、月経量は少なく、コーヒー滓様の固形のおりものがあったのが、6月頃から経血は正常になり、2~3日間あるようになったと言う。
      9月下旬、大体調子は良いが、ときに具合が悪くなり、手がシビレ、身体が硬くなり、夜中や早朝、目が醒め、気分が悪いと云う。12月下旬、疲れは無くなったが、月経時に違和感があると訴えた。その後も時々服薬を続けているが、日常生活は順調である《山田光胤》

  6. 加味逍遥散+四物湯
  7. 甘麦大棗湯

  8. 桂枝加竜骨牡蛎湯
    1. 神経過敏
    2. 神経衰弱
    3. 健忘、癲狂、不眠、いじれも腹中拘急、動悸亢ぶる者に、桂枝加竜骨牡蛎湯を用ゆべし。《方読弁解》
    4. 桂枝加竜骨牡蛎湯は柴胡加竜骨牡蛎湯に似て、便秘せず、腹部膨満・胸脇苦満にないものである。そこで体力のあまり強壮でない、疲れやすい人の神経症に用いる機会がある《大塚敬節》
  9. 桂枝茯苓丸
  10. 香蘇散
    1. 神経症・神経衰弱・嗅覚消失・鼻閉塞。

  11. 牛黄清心丸
  12. 柴胡加竜骨牡蛎湯
    1. 癲狂、驚悸、不眠、健忘の症でも、胸脇にかかる者は、小柴胡湯大柴胡湯、柴胡桂枝乾姜湯、柴胡加竜骨牡蛎湯の4方を症に随って選んで用いるがよい。この他に、これらを例として、柴胡別甲湯の類、或いは後世家ならば逍遙散、抑肝散などの類を広く用いる。後世家は、柴胡桂枝乾姜湯の処へ逍遙散を用い、大小柴胡湯の処は大方抑肝散を用いる。以上の4方の内で、動悸をよく治する者は柴胡加竜骨牡蛎湯である。柴胡桂枝乾姜湯を用いるような動悸で、この方を用いても効のない時は格別に、胸満、煩驚がなくても、柴胡加竜骨牡蛎湯を用いて、よく動悸の治まるものである。また柴胡加竜骨牡蛎湯を用いて効のある程度の動悸には必ず多少の胸満、煩驚の症がそうものである。
      柴胡桂枝乾姜湯を柴胡加竜骨牡蛎湯とはよく似ていて、動悸が主である。胸満、煩驚の証は姜桂湯にもあるけれども、姜桂湯の方は虚証で、龍骨牡蠣湯の方は実証である《
    2. この方は大柴胡湯を用いるような腹証の患者で、臍上で動悸が亢進し、神経過敏で、驚きやすく、興奮しやすい者に用いられる《大塚敬節》
  13. 柴胡桂枝乾姜湯
  14. 柴胡桂枝湯
  15. 三黄瀉心湯
  16. 小建中湯
  17. 小柴胡湯
  18. 小青竜湯
  19. 神秘湯
  20. 清心蓮子飲
  21. 大柴胡湯
  22. 大承気湯
  23. 釣藤散     
  24. 桃核承気湯
  25. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
    1. 27歳女教員。いかにも不快そうな顔をしている。患者の云うところによると、約3ヶ月前に胎児が死亡したので、掻爬手術を受けた。その後、めまい・悪心・腰痛が起こり、肩凝りがひどく、背も痛みいつも頭が重いと云う。
      腹診すると、腹部は一体に軟弱であるが、回盲部のやや内下方の部位に、かなり強い圧痛を証明する。
      そこで私は先ず当帰芍薬散を与えたが効無く、加味逍遥散にしたところ、めまいは取れた。しかし頭痛はますます激しくなり、時には嘔吐を伴うこともあり、腰痛もとれず、足がとても冷えるという。それにとても気分が悪くて、勤務出来ないと言う。よって当帰四逆加呉茱萸生姜湯にしたところ、急速に快方に向かい。1ヶ月ほどで全快した。
      これらの経験から、私は呉茱萸が重大な働きをしているように思う。浅田宗伯はかって、難治の気鬱病に四逆散+呉茱萸茯苓や、沈香降気湯+呉茱萸黄連を用いて著効を得た例を報告している《大塚敬節》
  26. 当帰建中湯
  27. 八味地黄丸
  28. 半夏厚朴湯
    1. 神経症・気うつ・咽中炙臠。
    2. 神経症で、梅核気のほかに、めまい、発作性の心悸亢進、不安感、取り越し苦労などを訴える者に用いる《大塚敬節》
    3. 神経症に対する半夏厚朴湯の効果:最終全般改善度は、著明改善8例(34.8%)、改善10例(43.5%)、やや改善3例(13.0%)、不変2例(8.7%)悪化なしで、やや改善以上が21例(91.3%)であった。《EBM》
    4. 神経症に対する効果:症状別改善度では、易疲労、不眠、不安、焦燥感、意欲減退、易度、運動系症状、心血管系症状、呼吸器系症状に対して50%以上の有効率を認めた。《EBM》

  29. 茯苓飲
  30. 抑肝散加陳皮半夏湯
    1. 45歳女性は、すでに5年以上も全身倦怠や、頭重上衝眩暈、それに頭項強急の症があった。また常に胸騒ぎがし、ともすれば強迫観念に襲われ、数年来鬱々として楽しまなかった。以上の諸症は経行時、特に著明で、時々月経の異常があり、下血の長引くことがある。ここ3年来は、両眼渋く常に涙をたたえ、時に両眼朦朧として字を読むことが出来なくなる。夜半睡眠中、突然両足を引かれる思いがして、驚き目覚めると、明らかな心中動悸を自覚して、故無き恐怖に襲われることが再々あるという。
      体格はやや痩せ型で、若いとき肺尖カタルを経過している。同夫人の腹状は、下より左臍傍を経て、心下に及ぶ、蜒々蛇のくねり動くような大動気を認める。腹壁は軟弱で特有の触感があって、例えばつきたての餅を真綿薄く包み、その上を按ずるような感じである。この触感は慢性の胃腸患者に多く見られるところで、いわゆる脾胃の虚の肌ざわりで、私の経験で抑肝散運用上大いに参考となるものである。両腹直筋は萎削して按ずればただ左側の大動気のみが手に応ずる。同夫人はすでに加味逍遥散
      十全大補湯補中益気湯四物湯桃核承気湯の類を交々与えたが、自覚症状は一進一退で、腹証は依然として旧態のままであった。
      抑肝散加陳皮半夏湯を与える。同夫人は梅毒の既往症があり、便秘がちであったから加味瀉肝丸を兼用した。同方を服用すること15日、経過は大変良いからしばらく休薬してもよいかとの通信があった。私は切に服薬後の腹状を診たかったが、患者の住居が遠隔地であるため、心ならずも休薬を許した。1ヶ月ほど経て子女が流行性感冒に罹り、数日ほとんど睡眠もせず看護したところ、再び気分が悪くなった。からとて前同様の処方を注文してきたので、私は服薬後必ず来院するようにという約束をして10日分ほど送薬した。
      患者は服薬完了後来院した。すると顔の色ツヤ、頬の肉ずき、表情が以前と変わってはつらつとしているのもまず驚いた。患者のいうところによると、この薬服用後は諸自覚症状はほとんど無くなり、身体中に脈々として力が湧き、いままで働くことを恐れ、働くと堪えがたい疲労を覚えたのが、近頃は自発的に働きたくなり、一挙手一投足に興味と感謝の念が起きるようになったと云うのである。腹診すると、腹力はフンワリと肉づき、かの大動気は鎮静している。《矢数道明》
    2. 梅毒の既往症があることは、抑肝散加陳皮半夏湯の証を決定する上に、重要な意味を持つ《大塚敬節》
  31. 苓姜朮甘湯




【肝鬱】 (かんうつ)=神経症、気分のふさがる病気。
【心風】 (しんぷう)=神経症、神経衰弱症。
【心気病】 (しんきびょう)=神経症、ノイローゼ。






「ベルガモット」
「ベルガモット+ラベンダー」
「ベルガモット+ゼラニウム」



[真珠]
[エメラルド]
サファイア




チェック
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