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- 茵五苓散
- 黄蓍建中湯
- 黄連解毒湯
- 加味逍遥散
- 九味檳榔湯
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(気逆)
- 桂枝茯苓丸
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(気逆)
- 柴胡桂枝乾姜湯
- 三黄瀉心湯
- 酸棗仁湯
- 滋陰降火湯
- 四逆散
- 四君子湯
- 四物湯
- 炙甘草湯
- 小建中湯
- 真武湯
- 大柴胡湯
- 竹茹温胆湯
- 釣藤散
- 猪苓湯+四物湯
- 通導散
- 桃核承気湯
- 当帰飲子
- 当帰芍薬散
- 当帰湯
- 二陳湯
- 人参湯
- 人参養栄湯
- 八味地黄丸
- 半夏厚朴湯
- 昭和13年2/12。
血色・栄養共に良い一見病人らしくない婦人が、その夫とともに来院した。
半夏厚朴湯証の患者は、不安のために1人で道を歩けないとか、家に居るときでも、誰か、そばに人が居ないと動悸がして気分が悪くなるとか、或いは1人で外出する時は、住所と姓名を明記した札を帯の間に入れておく。これは途中で、もし人事不省になるとか、死ぬとかいう時に、すぐさま自宅に報せてもらうために用意である。この用意周到さが半夏厚朴湯を用いる1つの目標である。また一体に、半夏厚朴湯証の患者は 容態を話すに、形容詞を多く用いて、こまごまと述べ立てる。中には手帳にしっかり症状を箇条書きにしたためて来て、それを見ながら述べる者もある。
からだに手を触れなくても、こんな患者にぶつかれば、まず半夏厚朴湯の適応症ではないかと疑って良い。
さて、この婦人の語るところによると、昨年12月の下旬から、時々めまいがしていたが、1/12に、新宿駅のプラットホームで急に胸が苦しくなり、動悸がひどくなり、息が苦しくて歩行が出来ない状態となり、駅員の世話になり、自宅から迎えが来て、漸く帰宅した。それからは自宅にいても、急に心悸亢進を起こして、医者を呼ぶようになったが、医者が来ると良くなってしまう。その他の症状としては頭が重い、手足が冷える、食欲がない、熟睡出来ない、小便は近くて量も多い。ことに心悸亢進の発作時には10分おきぐらいに尿意を催す。月経は正調であるが、始まる前に、特に気分が悪い。帯下は少しある。発作の無いときに診察したが、脈は沈んでいて弱い。舌には薄い白苔があって、湿っている。腹診してみると、腹部は一体に軟弱で胃部で振水音を証明する。(半夏厚朴湯の腹証は、必ずしも、腹部は軟弱ではない。むしろ鳩尾が膨隆して、抵抗のあるものもある。またひどく軟弱無力の者に用いて、却って、気分の悪いと訴えた者もあり、あまり虚証になった者には用いないほうが良い)
右のような症状であるから、付き添いを必要とするほどの重病人ではないのに、主人が随伴したのである。これが又、半夏厚朴湯を用いる特徴ともなっている。
さてこの婦人は、前々から胃アトニー症があり、その上に気を使うような心配事があって、こんどの病気になったのである。そこでこの患者には半夏厚朴湯を用いると良いのであるが、私はこの処方に茯苓飲を加えて用いた。(今の私なら半夏厚朴湯だけを用いたであろう。茯苓飲は胃部にガスが停滞して、食欲のない時に用いる処方であるが、この婦人のような場合には、半夏厚朴湯だけで充分である)
7日分を服薬した患者は、夫ともに来院し、大変気分が軽く、明るくなったという。更に7日分を飲み終わった時、その婦人は1人で来院した。その後、3週間の服薬で、めまいも心悸亢進も去り、食欲も出てきた。《大塚敬節》
- 35歳の理髪店の主人。
弟に連れられて来院した。この患者は半年ほど前から仕事が手に着かなくてブラブラしている。医者は神経衰弱症だと診断した。主訴は発作性の心悸亢進で、1日に数回も医者を呼んで注射することもあるという。そのほかには、頭重とめまいがある。のどに何か詰まっているような感じがたえずある。栄養も血色もよい。腹部は一体に緊張していて、振水音は証明しない。この患者には半夏厚朴湯を与えたが、1週間の服用で1人で来院出来るようになり、3週間の服用で仕事が出来るようになった。《大塚敬節》
- 半夏瀉心湯
- 半夏白朮天麻湯
- 茯苓飲
- 防風通聖散
- 麻杏甘石湯
- 木防已湯
- 抑肝散加陳皮半夏湯
- 苓桂朮甘湯
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